「レンジローバー・バンデンプラ」乗るだけで気分があがる。しかし一筋縄ではいかない

レンジローバー・バンデンプラ 1994年式

スタイリストの松川 総さんさんが初代レンジローバーを手に入れたのは、約1年前。それまでは、三菱・デリカD:5に乗っていた。



「デリカはすごくいいクルマだったんですが、優等生すぎてテンションがあがらなくて。仕事柄、自分のクルマで動くことが多いので、次は乗っているだけで気分をあげてくれるようなクルマを選びたいと思ったんです」

レンジローバー・バンデンプラ 1994年式 トランク

初代レンジローバー、いわゆるクラシック・レンジは1970年から’96年まで生産された超長寿モデル。実は’94年に二代目レンジが発表されたが、ファンの希望に応えて、初代も2年間併売された。松川さんの愛車はその最終型で、最上級仕様のバンデンプラ。外観だけでなくインテリアの上品な世界観もお気に入りで、広い荷室に衣類や小道具を積み込んで仕事をこなす。

レンジローバー・バンデンプラ 1994年式 サイド

専門店から買ったレンジローバーは、クルーザーのような乗り心地といい、品格漂うインテリアといい、期待どおりに気分をあげてくれた。しかし…。



「1年で5回修理に出して、レッカーも二度経験しました。7歳の息子は気に入ったようですが、わが家はこれ一台なので妻はデリカが懐かしいと(笑)」



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ずっと乗りたかった「ランドクルーザー70 ZX」は家族のような存在

カメラマンの竹中祥平さんが2001年型「トヨタ ランドクルーザー70 ZX」を手に入れたのは2019年。ランクル70はもともと中古車の流通台数が少ない上に、昨今の旧車人気で相場も高騰。それだけに「これは!」という1台を探すのはかなり苦労した。



「同じランクルでも初代プラドなら比較的探しやすかったのですが、僕はこの年代のランクルが積む1HZというエンジンに憧れがありました。4200ccのディーゼルでターボはないけれど、とにかくタフ。独特な音も好きなんです」

ただ、1HZを積むランクルは排ガス規制に引っかかるので、都内で乗るにはNOx・PM適合対策を行う必要がある。



また、竹中さんはランクルに乗るなら絶対に白と決めていた。しかし程度が良くて色も自分好みの中古車は見つからない。そこでグリーンの70をオールペンすることに。最終的にクルマを探し始めてから納車まで1年半ほどかかったという。

排ガス対策やオールペンなど、購入時にはそれなりにお金がかかった。でも竹中さんはこのクルマに少しずつ手を加えながら一生乗り続けるつもりでいる。



「まだ子供は小さいですが、これからクルマも家族の一員として思い出をたくさんつくっていけたらと思っています」



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ずっと欲しかったゲレンデヴァーゲン「メルセデス・ベンツ230GE」

メルセデス・ベンツゲレンデヴァーゲン

NEATのデザイナーの西野大士さんが1987年型のメルセデス・ベンツ「230GEアーベントイヤー」を手に入れたのは、2019年のこと。



「ショートボディの230GEを探していたんですが、アーベントイヤーという日本で50台の限定モデルだったんです。現存するのは数台らしくて、これだー! って感じです」

メルセデス・ベンツゲレンデヴァーゲン10

晴れて西野さんのガレージに収まったゲレンデだが、当初は驚きの連続だったという。



「信号待ちで、なんか周りが騒がしいなぁと思っていたら、えっ!? 俺のクルマから出ている煙だ、って気づいたり、あまりの振動にビビったり。うちの嫁さんはこんなのゲレンデじゃないと言いましたね。古くて、窓も手でぐるぐる回す手動式だったので(笑)。すごく遅くてスピードを出すとノイズもすごいから100km/h以上は出したことがないし、最高に遠出をしたのも御殿場までです。あとエアコンからえらい音が出るので、風量はダイヤルの2までと決めて、3以上は使っていません(笑)」

とは言いつつも、気に入っているのは、「やっぱり格好がいい」からだ。



「僕のデザインするパンツもそうなんですけど、必要な要素だけのスタイルが好きで、飾ったり盛るのは好きじゃない。このゲレンデも道具っぽくて装飾的な要素がありません。代わりのクルマがないから、できるだけ長く乗りたいですね」



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