2023.03.04

【2023年最新版】ここで差がつく。おしゃれな大人の「黒」の着こなし15選

大人の着こなしのベースカラーといえばやっぱり黒。定番色なだけに、どうスタイリングするかであか抜け度が全然違ってくる。そこでおしゃれな大人のリアルな着こなしから、黒のコーディネートのテクニックを学んでみよう。

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「黒」の魅力と、あか抜けて見える着こなしのポイントとは?


大人の着こなしに欠かせない定番カラー「黒」。きれいめ、アウトドア、モードといったいったさまざまなスタイルに馴染み季節やシーンを問わず取り入れやすい。

どんなときも心強いカラーの黒だが、よりあか抜けて見えるポイントは、異素材をミックスさせて黒の中に奥行きを出したり、インナーやスニーカーなどの小物で白を効果的に取り入れることで重さと軽やかさのバランスを取ること。抜け感とメリハリのある黒の着こなしをマスターすれば、ワンランク上のスタイルが完成する。



大人の【黒】着こなし

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01.霜降高明さん/alpha PR

冬はできるだけ薄着でいたいので、アウターはウールコートよりもダウンをよく着ています。スポーティなタイプよりも街でも着られるような、ちょっぴりデザイン性があるものが好みです。今シーズン出会ったのが、ドイツ発のダウンブランド『イエティ』が前身となった『ワイドット バイ ノルディスク』の一着。タイトなボトムだとダウンのボリューム感が強調されて、暑苦しく見えてしまいそうなので、少し太めになったノルディスクのミリタリーパンツでバランスアップ。オールブラックでスマートな雰囲気に仕上げました。

前立ての部分やポケットのフラップにまで、羽毛がしっかり入っているところにこだわりを感じます。またネック部分はドロストで絞ることができる上、首もとの内側はリブ仕立てになっているので風が入りにくく、極寒の日も安心なんです。

表面はダウン特有のキルティングや無駄なディテールがなく、プレーンなブルゾンのような表情。レングスも短めに設定されているため、すっきりと着られるのが強みです。さらに最高品質のクリスタルダウンを採用しているから、クオリティもお墨付きなんです。





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02.山田昭一さん/people showroom代表

仕事柄、ダウンはいっぱい持っていそうに思われるのですが、実は全然持っていなくて。去年買ったザ・ノース・フェイスのヒムダウンパーカが僕の一張羅です。それまでは、古着のマーモットのダウンを着ていたのですが、撥水性が落ちていてさすがに真冬のアウトドアロケだと心許ない。そこで、ロケの待機中でも絶対に寒くないということでおすすめしてもらったのが、ヒムダウンパーカ。表地がGORE-TEX® INFINIUM™で、軽量なうえに高い防風性を備えていることが決め手でした。

ロケ用に購入したこともあって、色は現場で目立たないブラックにしました。動きやすいカジュアルな服と合わせることが多いのですが、子供っぽくならないように、組み合わせるインナーやパンツは素材感を変えるようにしています。今日はグラフペーパーのリネンシャツを合わせて、都会にも馴染むように意識しました。これなら、ロケの後の商談でも違和感なく臨めます。

お気に入りのディテールは、ボリューム抜群のフード。ドローコードを締めれば目元以外を完全に覆ってくれるので、突風が吹いても安心です。フードは取り外しもできるので、クルマを運転する時は外していますね。ただ、都会で着るのにはオーバースペックすぎるので、今年は中間のスペックのインナーダウンを探しているところです。





高橋正典さん(スタイリスト) レザージャケット

03.高橋正典さん/スタイリスト

少しかわいらしいデザインを選ぶのがポイント。プラダの一着は、ポケットが大きくデザインされていたり、ウエストが絞れたり、それだけでポップに見えるんです。グレーのパーカで抜けと明るさもプラスしました。





Diorコート 土屋龍成さん(29歳/システムエンジニア)

04.土屋龍成さん/システムエンジニア

二枚袖のディオールのコートが体型にフィットしている土屋さん。バトナーのニットパンツを合わせてリラックスなムードを出しつつ、こげ茶のローファーで引き締めた。





usedのコート 堀川良祐さん(28歳/自営業)

05.堀川良祐さん/自営業

「ユーズドの黒いナイロンコートとスラックスで、ソリッドにまとめました」。コットンやナイロンと素材でメリハリをきかせれば、ブラックのワントーンスタイルも軽快に見せられる。





benine 9 川口翼さん(28歳/ディレクター)

06.川口翼さん/ディレクター

黒で統一されたスタイリングだが、ビナインのフーデッドコートはナイロンなので重たく見えない。「きれいなヨークのデニムと、ナイロンの異素材MIXが着こなしのポイントです」。





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07.坂巻凛太郎さん/PR

Jacket:Lewis Leathers
Pants:Godard Haberdashery
Eyewear:guépard
Muffler:Johnstons
Gloves:Merola
Boots:Le Yucca’s

レザーのグローブなど細部までブレない世界観に個性を感じる。袖口のジップを少し開けたニュアンスづくりもうまい。裾から靴先への流れるラインにも注目。





【スタイルがある大人の2023年の着こなし#03】「体型と相性がいいマットな黒にこだわる」

08.竹本浩平/Motion Graphics Designer

Coat:WHITE LINE
Knit:CRÉPUSCULE
Pants:JOURNAL STANDARD
Cap:USED
Headphones:SONY
Sneakers:ASICS
Bag:TUMI

ビッグサイズのGGパターンをアレンジした存在感を放つデザイン。内側と外側にひとつずつポケットがあり、スマホや財布などを整理しやすい。さらに手袋やちょっとした小物が入るなど実用的なバッグとして使いやすい。





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09.松坂生麻さん/デザイナー

ダウンは仕事からプライベートまでよく着ています。去年はザ・ノース・フェイスのバルトロジャケットを愛用していましたが、移動は車がメインなので、ちょっとした外出にはベストが手軽でちょうどいいんです。アームホールはそんなに大きく作っていないので分厚いものの上に着るよりも、薄手のTシャツやシャツなどに合わせたほうが好相性。ジャケットっぽく着るのがおすすめです。もともと防水仕様のアイテムが好きで、雨予報が出たときは靴も含めて防水ものでまとめる日も。今日も天気が悪くなりそうだなと思い、靴はゴアテックス素材のスニーカーに、パンツはダウンベストと同素材の:CASEのものを選びました。

ジップを完全に閉めたときの首まわりの保温性や肌あたりの良さを考え、襟の裏地はフリースに。表地は防水性や防風性、透湿性を兼ね備えたスリーレイヤー素材GRQD®を採用しています。この高機能素材を使ったアイテムはシリーズで出していて、ベストが今季の新作。雨の日でも気負いなく着られるので気に入っています。ダウンベストには珍しいダブルジップ仕様ですが、短すぎず長すぎない丈と、程よくボリュームのあるシルエットで、ジップを閉めても開けても立体感が綺麗に出るのがポイントです!





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10.松岡 歩さん/三越伊勢丹 紳士担当

2018AWのドリス ヴァン ノッテンのダウンベストは、コレクションルックで見たときからずっと気になっていた一着。短めの丈を活かし、ルメールのブルゾンとダウンを重ねてみました。ワントーンで大人っぽくシックにまとめ、丈の違いでシルエットに緩急をつけています。このベストは重ねるアイテム次第で雰囲気が変えられるところが魅力。クラシックなセットアップに合わせてもこの丈がエッジの効いたアクセントになってくれそうです。


かなりのショート丈なのでぱっと見は少し違和感があるんですが、着てみるとシルエットは意外とベーシック。襟ぐりは浅めでレイヤードしやすく、ダウンパックは控えめなボリュームで、格子状のステッチがいいアクセントになります。自分が思っていた以上に着まわしが楽しめそうなデザインはさすがドリス。次は手持ちのクラシックなセットアップと合わせてみたいです。





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11.深山光さん/会社員

T-shirt:MUJI Labo
Pants:UNITED ARROWS&SONS
Cap:UNDERCOVER
Glasses:SAUVAGE
Bag:PORTER

薄手のロンT&クロップドパンツで軽やかに。夏でも積極的に着たい黒スタイルの完成。





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12.松坂生麻さん/Name. / :CASE/ urself ディレクター

昔から寒いのが苦手で、冬はダウンジャケットばかり着ています。この5年ほどは毎年新調している、自分にとっての絶対的な冬アウター。持っているダウンはザ・ノース・フェイスのものが多いです。バルトロライトジャケットは数年前にネイビーを購入して、その使いやすさに惚れ、昨年やっと黒を購入できました(毎年、即完売してしまうんです!)。歳を重ねるごとに日常になじむ服を選ぶようになってきたので、今はこの黒のバルトロを一番よく着ています。





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13.池田拓実さん/デイトナ・インターナショナル PRマネージャー

ロングコートが好きでダウンジャケットを積極的に着るほうではないのですが、機能的でグッドデザインなデサント オルテラインのダウンは気になっていました。ただブランドが打ち出す細身のシルエットが今ひとつピンとこなくて敬遠したんですが、この別注ダウンを見て即決。僕が欲しいと思った過去のアーカイブモデル、ベクターをオーバーサイズにリファインしていたんです!

日本のインラインでは展開されていない4XL、5XLをベースにしているからから、ワイドシルエットでとても着やすい。子どもの保育園の送迎のときも、パッと羽織って出かけられます。





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14.榎本晃さん/アパレル営業

「上質でベーシックな服だけでスタイリングしたい」と話す榎本さんは、ドレープの美しいザ・ロウのコートと光沢のあるパンツで優雅な雰囲気を醸し出した。





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15.青柳龍佳さん/空間デザイナー

オールブラックをマイスタイルに掲げる青柳さんは、グラフペーパーのトップスにキャバンのシャツアウターをはおった。落ち感がきれいなパンツはジル・サンダー。上質な素材を選んだ着こなしはさすが。






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