01|ケース

松坂生麻さん/デザイナー
1988年生まれ。「Name.」のPRを経て、2021年より「:CASE(ケース)」をスタート。本誌にモデルとしても登場経験があり、シンプルで機能的なアイテムを使った着こなしが読者からの高い支持を得る。


「ダウンは仕事からプライベートまでよく着ています。去年はザ・ノース・フェイスのバルトロジャケットを愛用していましたが、移動は車がメインなので、ちょっとした外出にはベストが手軽でちょうどいいんです。アームホールはそんなに大きく作っていないので分厚いものの上に着るよりも、薄手のTシャツやシャツなどに合わせたほうが好相性。ジャケットっぽく着るのがおすすめです。もともと防水仕様のアイテムが好きで、雨予報が出たときは靴も含めて防水ものでまとめる日も。今日も天気が悪くなりそうだなと思い、靴はゴアテックス素材のスニーカーに、パンツはダウンベストと同素材の:CASEのものを選びました」



「ジップを完全に閉めたときの首まわりの保温性や肌あたりの良さを考え、襟の裏地はフリースに。表地は防水性や防風性、透湿性を兼ね備えたスリーレイヤー素材GRQD®を採用しています。この高機能素材を使ったアイテムはシリーズで出していて、ベストが今季の新作。雨の日でも気負いなく着られるので気に入っています。ダウンベストには珍しいダブルジップ仕様ですが、短すぎず長すぎない丈と、程よくボリュームのあるシルエットで、ジップを閉めても開けても立体感が綺麗に出るのがポイントです!」



02|ドリス ヴァン ノッテン

松岡 歩さん/三越伊勢丹 紳士担当
三越伊勢丹に入社後、現在は伊勢丹新宿店 メンズ館のメディアを担当。上質なクラシックからハイブランドまで、幅広く網羅した着こなしが好評。


「2018AWのドリス ヴァン ノッテンのダウンベストは、コレクションルックで見たときからずっと気になっていた一着。短めの丈を活かし、ルメールのブルゾンとダウンを重ねてみました。ワントーンで大人っぽくシックにまとめ、丈の違いでシルエットに緩急をつけています。このベストは重ねるアイテム次第で雰囲気が変えられるところが魅力。クラシックなセットアップに合わせてもこの丈がエッジの効いたアクセントになってくれそうです」


ダウンジャケット_ドリス・ヴァン・ノッテン_2018AW

「かなりのショート丈なのでぱっと見は少し違和感があるんですが、着てみるとシルエットは意外とベーシック。襟ぐりは浅めでレイヤードしやすく、ダウンパックは控えめなボリュームで、格子状のステッチがいいアクセントになります。自分が思っていた以上に着まわしが楽しめそうなデザインはさすがドリス。次は手持ちのクラシックなセットアップと合わせてみたいです」



03|オーラリー

オーラリー_ダウンベスト_01

秋山貴紀さん/スタイリスト
2006年に独立。本誌をはじめ、メンズファッション誌や広告、CMなど多岐に渡り活躍する。シンプルなアイテムで、その人の魅力を自然に引き出すスタイリングが持ち味。

「アウトドア系ダウンが世間では引き続きブームでもあって、差別化したい気分もあり、今季はハイブランドやドメスティック系のダウンを探していました。そんなときに見つけたオーラリーのベストは、他のものと比べて形が抜群にきれいでした。スビンコットンを使った表地の素材の良さや、ふっくらとしたダウンの塩梅がいい。無駄のないシンプルなデザインなので、着回しのしやすさも頼もしい。今日はオールブラックのミニマルなスタイリングですが、ナイロンやコットンなど異素材を組み合わせることで、メリハリも意識。冬はこのベストで、カジュアルな着こなしのバリエーションを増やしたいと考えています」


オーラリー_ダウンベスト_02

「ダウンの弾力が物足りないものが多いなか、これは英国産のホワイトダックダウンを採用し、加湿乾燥加工でふっくらした理想的なフォルムに。昔はダウンよりもコートを選ぶことのほうが多かったんですが、ダウンだと冬の早朝ロケのときにも役に立つし、どうしても車移動が基本だと重いコートの着脱は面倒くさくて……やっぱり軽くて、サクッと羽織れるのでいいですよね」




Lead text:Tetsu Takasuka