クラフトマンシップに裏打ちされたものづくりが、タイムレスな価値を生み出すエルメス。初秋の着こなしを格上げするシンプルなキャップやハイブリッドなサンダルなど、新作小物をピックアップした。
01. CARD CASE VEAU EPSOM
かわいい魚と波打つポケットにひと目惚れ
コントラストカラーの魚のディテールを、マルケトリ製法であしらった新作カードケース。カードスロットはうねる波のようなフォルムに仕上げられ、エルメスの今年の年間テーマ「冒険の呼び声」を彷彿とさせる。マルケトリ製法はレザーのパーツを切り出し、断面を合わせながら丁寧にはめ込む、日本の象嵌にも通じる技法。
このデザインは、1988年にジャン=ルイ・デュマによってデザインされたマルケトリ製法を用いたバッグ《サック・ア・マリス/アクアリウム》から着想を得たもの。エルメスらしい遊び心が最大の魅力。縦7.1×横10cm カードスロット4箇所、フリーポケット1箇所。
02. 《H SELLIER》
サドルステッチが映える贅沢なパスポートケース
サドルステッチと「H・アン・ビエ」の刺繍が特徴の《Hセリエ》ライン。新作はディープブルーの色みが美しいパスポートケースだ。馬具製作に由来する伝統的なサドルステッチと同様に、コーナーの「H」刺繍も手縫いで施されている。
パスポートがきっちり収まるコンパートメントのみのミニマルな構造。両サイドにスリットが入り、出し入れしやすい仕様にも細やかな職人技が光る。素材はシェーブル・ミゾール(山羊革)。縦14.5×横11cm ポケット1箇所。
03. 《MAX》
素材感が活きるドリル・モールスキンのキャップ
6パネルキャップをベースにしつつフロントを一枚で仕上げたフォルムが特徴の《マックス》。2026年秋冬はドリル・モールスキン・ストレッチ素材を使用した新作が登場。サイドにはホットスタンピングが施された「ヴォー・スウィフト」レザーの《クルー・ド・セル》があしらわれ、さりげないアクセントに。
《クルー・ド・セル》スナップボタン2個を配したタブにより、フィット感が調整できる。コットン/シルク素材のライニングでかぶり心地も快適だ。
04. 《HORSESPLAS-H》
グラフィカルな水しぶきの「H」モチーフに注目
イラストレーターとしても活躍するフランス人アーティスト、アン=マルゴー・ラムシュタインによるデザイン。水辺で陽気に遊ぶ好奇心旺盛な馬の姿と水しぶきを、幾何学的な「H」の文字と組み合わせてスタイリッシュに描いた。
躍動感あふれるこのモチーフは、複数のカラーバリエーションがそろい、配色によって印象が大きく変わる。カシミア70%・シルク30%のヘリンボーン織りの生地に、手作業で縁かがりを施すルロタージュ仕上げで完成。100×100cm。
05. 《NOON》
フィット感が調整できるテクノサンダル
《ヌーン》はクロッグタイプのクラシックなアッパーに、レザーのディテールをあしらった軽量ソールを取り入れた新スタイルのテクノサンダル。伝統的なクラフトマンシップと現代性を融合するのも、エルメスらしい独自のスタイルだ。
アッパーはやわらかいヴォー・ヴェロア。三角形の「H」バックルを採用した同素材のストラップによって、甲部分と踵のフィット感が調整可能で快適な履き心地。ソックスとの相性もよく、「革靴ではかっちりしすぎるし、スニーカーではカジュアルすぎる」。そんなときに頼れる一足。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300