品格を備える《ボリード》の実用的バックパック
クラフツマンシップと先見性の両軸がエルメスの真髄だ。バッグ《ボリード》は、馬車から自動車へと移行する1923年に、当時の車の丸みを帯びたトランクに美しく収まるフォルムでつくられた。エミール・エルメスの発案により、バッグに初めてファスナーを採用したモデルとしても知られている。
エレガントなレザーのボストンバッグとして誕生し、その後さまざまなサイズやアイデアを取り入れながら進化してきた。底面にスケートボードやウィールをあしらった、エルメスらしい遊び心あふれるモデルも過去には登場。2026年は、都会的な佇まいとフォーマルな品格を兼ね備えた、実用性の高いバックパックがメンズコレクションに加わった。
カーブを描くフォルム、ステッチ、トップハンドル、施錠できるレザーのプルタプなど、《ボリード》を象徴するディテールを踏襲しつつ、レザー製ショルダーストラップを配してシックなバックパックへと昇華。ボディの外側には貴重品の収納に適したファスナー付きポケットも装備。シボが際立つヴォー・トーゴ(カーフレザー)を使用し、シーンを選ばず愛用できる。縦40×横35×マチ13cm。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
Photos : Naoki Seo
Stylist : Takumi Urisaka
Composition & Text : Hisami Kotakemori
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