多くの高級時計ブランドが参加する世界最大の時計の祭典「ウォッチズ アンド ワンダーズ」が今年もジュネーブで開催された。ここで発表された新作時計の中から、注目作を速報リポート。
※文中すべて、SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、Pt=プラチナ、Ti=チタンの略です。
パテック フィリップからは50周年の「ノーチラス」が
例年、取材日程の関係でトリを飾ることが多いパテック フィリップ。しかし初日から取材チームの話題を集めていたのもこのブランドだった。なぜなら今年は、ジェラルド・ジェンタのデザインでお馴染みの大傑作「ノーチラス」誕生50周年という節目だったから。当然ながら、このタイミングに合わせて記念碑的モデルを発表したが、その答えは、薄型&2針&ノンデイトというある種、予想外の展開だった。
1976年に誕生した初代モデルと同じ2針を再現するだけでなく、あえてノンデイトにすることで、ノーチラスの端正な美を表現。しかもケース厚は6.9㎜という見事なプロポーションとなった。ちなみに38㎜径のモデルはケースもブレスレットもプラチナ製で、同社のプラチナモデルではお馴染みのケースの一粒ダイヤモンドは9時側サイドに収まる。なんとも贅沢な一本だが、世界中の時計愛好家が熱狂することは間違いないだろう。
さらにホワイトゴールド製の41㎜ケースは、2モデルがラインナップ。一つはブレスレット仕様で、もう一つはファブリック柄の高耐久コンポジットストラップを合わせ、インデックスにはバゲットダイヤモンドを採用してリッチにまとめた。
その稀少性と人気から考えると、手に入れられるのは、限られた人だけだろう。そんな幻の時計を間近に見られるのも、このイベントの魅力である。
ノーチラス 5610/1P
初代よりも小ぶりな38㎜径。カレンダーも秒針もなく、端正で静かな佇まいだが、圧倒的オーラを放つ。
インライン表示永久カレンダー 5236P
縦筋目の文字盤が印象的なデザインで、永久カレンダーを搭載。12時位置に横窓で曜日、日付、月が並ぶ。昼夜やうるう年は小窓で表示となり、機能性と視認性を両立しているのも特徴。
ゴールデン・エリプス 3738/100G
黄金比から導き出された傑作に、ミドルサイズが復活。ホワイトゴールドの贅沢なケースに合わせた深いグリーンのダイヤルが、ロマンティックな魅力にあふれる。
24時間表示アラーム 5322G
ブルーダイヤルのグラデーションが美しい一本は、アラーム機構を搭載。12時位置の表示は15分刻みで動作時間を設定。機構のオン・オフは、2時位置のプッシュボタンで行う。