日本の美意識を世界へ発信するウオッチブランド「セイコー プレザージュ」。
そのクラシックシリーズから、世界遺産・富岡製糸場で受け継がれる「富岡シルク」に着想を得た新作が登場。限定モデル1種とレギュラーモデル3種をラインナップし、7月10日(金)より発売される。
主役は、間違いなく新開発の文字盤だ。
ぱっと見は、端正なクラシックウォッチ。しかし光を受けると、文字盤いっぱいに広がる有機的な曲線が静かに浮かび上がる。富岡シルクのドレープをモチーフにした型打ち模様は、柔らかなカーブを幾重にも重ねることで、光が流れるように表情を変える。まるで上質なシルク生地を一枚、文字盤の上に閉じ込めたかのよう。サンレイやギョーシェとはひと味違う、奥行きのある質感が楽しめる。
500本だけの限定モデル
コレクションの象徴となるのが、国内で500本のみ展開される限定モデルだ。
見どころは、その配色にもある。最高級蚕品種「ぐんま細(ほそ)」の白く美しい光沢をイメージしたパール調ダイヤルに、富岡製糸場のレンガ造りから着想を得たダークブラウンのレザーストラップを組み合わせ、ケースはやわらかな印象のピンクゴールドカラーで統一。シルクの艶と、富岡製糸場の風景。その両方を配色で表現している。
シースルーバックには、富岡シルク推進機構を象徴するロゴマークとシリアルナンバーをマーキング。さらに、ぐんま細を使ったポケットチーフも付属し、時計だけでなく富岡シルクそのものの風合いも楽しめる。そんな大人の遊び心を感じさせる演出も、限定モデルならではだ。
日本の伝統色を、腕元に
実はレギュラーモデルも、かなりいい。「白練(しろねり)」「若竹色」「桜色」の3色は、いずれも日本の伝統色と富岡シルクの美しさから着想を得たもの。シルク本来の白を表現した「白練」はクリーンに。「若竹色」はみずみずしいアクセントを添え、「桜色」は装いにやさしいニュアンスを加えてくれる。どの色も主張しすぎず、自然と出番が増えそうだ。
小ぶりだから、毎日着けたくなる
控えめな38㎜ケースも、このモデルの魅力だ。シャツやニットの袖口にすっと収まり、腕元を品よく見せてくれる。ムーブメントには約72時間のパワーリザーブを備える自動巻き「キャリバー6R51」を搭載。週末に外していても、そのまま月曜の朝を迎えられる実用性も頼もしい。
落ち着いた佇まいの中に、見るたび新しい表情を発見できる文字盤は、長く付き合うほど愛着が深まるはずだ。派手さではなく、質感で魅せる。今、大人が選びたいのは、こういう時計だ。
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