勝利のために!
スイス発祥のラグジュアリーウォッチブランドである「TAG Heuer(タグ・ホイヤー)」には、サーフィンとスイミングという主戦場を異にする2人のアンバサダーが存在する。1人は、ビッグウェーブツアーでトップランカーとして君臨するカイ・レニー(Kai Lenny / 1992年10月8日生)。もう1人は、パリ2024夏季オリンピックにて3つの金メダル・1つの銀メダルに輝いた水泳界の超新星、サマー・マッキントッシュ(Summer McIntosh / 2006年 8月18日生)だ。
世界一の座に甘んじることなく挑戦をし続ける2人に共通するマインドセットは、「タグ・ホイヤー」の最新ブランドキャンペーンの根幹を成す「勝利のために(Designed to Win)」と共振する。
そこで、仕事とファッションに日々多忙な大人男子にとって参考になるような質問を、メールインタビューにて2人に直撃。夏バテ気味の心に、世界最高峰の“活”を入れてもらおう。彼らが愛用する「タグ・ホイヤー」新作コレクションも必見だ!
1人目の「タグ・ホイヤー」アンバサダーは、米・ハワイ州マウイ島出身のカイ・レニー。2010年12月に開催されたスタンドアップパドルボード(SUP)競技にて、18歳にして初代ワールドカップチャンピオンに輝いた彼は、ビッグウェーブサーフィン、スタンドアップパドルボード、フォイリング、カイトサーフィン、ウインドサーフィンなど、世界各国のウォーターマンが鎬を削る各種競技をほんの数年のうちに制覇。昨年9月、「タグ・ホイヤー」とのパートナーシップが10周年という節目を迎えた彼は、今もなお王者として君臨し続ける。
カイ・レニー(サーフィン)に5つの質問
ーーあなたにとって「時間」とは?「時間」を忘れる瞬間はありますか?競技中に「時間」は意識しますか?
Kai Lenny:今の僕にとって、時間はすべてなんだ。人生で与えられた時間は限られているから、それを最大限に活かすために、常に効率よく行動しながら、自分の目標をどう実現するかを考えているんだよね。一方で、サーフィンでは「その瞬間」にいることもすごく大切なんだ。何千キロも離れた場所で生まれたうねりが届くタイミングに合わせて、正しい場所にいなければならないからね。でも、波に乗ってフロー状態に入ると、不思議と時間の流れがゆっくりになるように感じるんだ。その瞬間は普段自分を縛っている時間や考えの制約から解放される。あれ以上の感覚はなかなかないよ。もちろん、その状態がずっと続くわけじゃないんだけどね。
ーープレッシャーや恐怖を感じたとき、どのようなマインドセットになりますか?
Kai Lenny:プレッシャーや恐怖を感じたときは、いつも自分が積み重ねてきたトレーニングや準備を信じるようにしているんだ。巨大な波のような抗うことのできない力を相手にするときは、ある瞬間に身を委ねることも必要なんだよね。波を打ち負かすことはできないかもしれない。でも、その力としばらく一緒に走ることはできるんだ。だから僕は、「何が起こるか」を心配するのではなく、自分の目標に意識を向けるようにしている。これまで積み重ねてきた準備が、どんな状況でも乗り越えられる力を与えてくれていると信じているからね。
ーー稀有なビッグウェーブと対峙したとき、いわばチャンスには「運」も左右すると考えますか?
Kai Lenny:人生最高の波に出会うためには、運が大きな役割を果たすと思う。でも正直なところ、その運は自分で引き寄せることもできると信じているんだ。理想の波を思い描き続けていれば、それが現実になるまで何か月、あるいは何年もかかるかもしれない。でも、その夢が実現する状況を自分で作り出すことはできるんだよね。そのために波のブレイクを研究し、チャンスが訪れたときには必ずその場にいる。そうした準備を積み重ねることで、自分が「運のいい人」になれる可能性を高めているんだと思う。結局のところ、一番大切なのは、その場にいて準備ができていることなんだ。僕はよく「プレーしなければ勝つことはできない」と言うんだけど、巨大な波に乗りたいなら、まずその波をつかめる場所に自分を置かなければならない。つまり、ラインナップ(波を待つ沖のポジション)に出ていることが何より大切なんだ。
ーー緻密に設計された機械式自動巻き時計と自然の海、このコントラストに何を思いますか?
Kai Lenny:僕たちが生きているこの世界そのものが、完璧なシステムなんだと思う。あらゆるものが完璧なバランスのもとで動いていて、人間はそれに敬意を払いながら、再現しようとしている。タグ・ホイヤーの時計にも、そうした精神を感じるんだよね。妥協のないものづくりと、自然の中で得られる体験から生まれるインスピレーション、その両方が時計の中に息づいているように思う。だから僕にとっては、自然への敬意が込められたプロダクトなんだ。
ーー愛用の「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300」を加えた、オフの日のファッションを教えてください。
Kai Lenny:正直なところ、ファッションやドレスアップについては僕より妻の方がずっと詳しいんだ(笑)。でも、普段から一番身に着けているものを挙げるなら、やっぱりアクアレーサーだね。これまで何度も、巨大な波に乗って、その日の夜にはフォーマルなイベントに出席するということがあったんだけど、そのときも同じアクアレーサーを着けているんだ。ほんの数時間前まで特別なセッションを共にしていた時計が、そのままドレスアップした場面にも自然に馴染んでくれる。どちらのシーンでもしっかり存在感を発揮してくれるんだよね。海という極限の環境と、フォーマルな社交の場。まったく対照的な二つの世界のどちらでも使えるように作られているところが、この時計の特別な魅力だと思うんだ。
サマー・マッキントッシュ(水泳)に5つの質問
2人目の「タグ・ホイヤー」アンバサダーは、カナダの女子競泳選手であるサマー・マッキントッシュだ。東京2020年夏季オリンピックにて、カナダ選手団の最年少メンバー(14歳)として参加し4位入賞の成績を収めたことで注目を浴びた彼女は、カナダ国内の年齢別記録を50以上も更新した逸材である。成長著しく、パリ2024夏季年オリンピックで金メダル3つと銀メダル1つを獲得し、200mバタフライと200m個人メドレーでオリンピック記録を樹立。閉会式では旗手を務め、世界中に美貌と戦績を轟かせた。
直近では、パンパシフィック選手権(米国で8月開催)カナダ代表選考会にて、女子200メートルバタフライで世界新記録で優勝。現在、400メートル自由形、200メートルと400メートルの個人メドレーと合わせ、4種目での世界記録保持者である。
ーー数々の世界記録を樹立したあなたにとって、「時間」とは壁ですか?敵のような存在ですか?
Summer McIntosh:水泳というスポーツは、本当に時間がすべてなんです。レースだけでなく、日々のトレーニングもペースタイムやスタート時間、リカバリーの時間、さらには昼寝の時間まで、あらゆることが時間を基準に組み立てられています。だからこそ、タグ・ホイヤーに惹かれる理由もそこにあると思っています。タグ・ホイヤーは精度や時間というものをとても大切にしていて、その瞬間の自分の状態を正確に知ることができますから。ただ、競技においてレース後に表示されるタイムというのは、それまで積み重ねてきた努力の結果に過ぎないとも思っています。毎回の練習にどれだけ真剣に取り組んだか、どれだけ継続できたか、そして人には見えないところでどれだけ努力してきたか。そのすべてが最終的にタイムとして表れるんです。だから私にとって大切なのは数字を追いかけることではなく、自分が積み重ねてきたプロセスを信じることですね。
ーーSNSで伺えるティーンエイジャーの表情と競技前のあなたの表情はまるで別人です。切り替えるスイッチはありますか?
Summer McIntosh:「ゾーンに入る」ことを無理に作ろうとしたことはあまりありません。どちらかというと自然にそうなることが多いですね。プールの外では、家族や友人、チームメイトに囲まれて過ごすことが多くて、みんなが笑わせてくれたり、リラックスさせてくれたりします。でも、いざレースの時間になってプールサイドに立つと、「今は自分のやるべきことに集中する時間だ」と自然に気持ちが切り替わるんです。目の前のことだけに集中して、自分の持っている力を最大限発揮したいと思っています。それはきっと、自分が水泳を本当に大切に思っているからだと思います。自分自身のためにも、支えてくれるチームのためにも、そしてカナダのためにも、その瞬間に全力を尽くしたいんです。
ーー若き挑戦者だったとき、そして追われる存在になった今、プレッシャーに違いはありますか?
Summer McIntosh:もちろん違いはあります。約5年前、14歳で初めてカナダ代表として東京オリンピックに出場した頃とは、まったく異なる種類のプレッシャーですね。当時は自分自身にもそこまで大きな期待をかけていませんでした。ただ純粋にレースをして、その結果を楽しんでいたと思います。今は周囲からの期待も大きくなりましたが、正直なところ、私はあまりそこに意識を向けていません。というのも、一番高い期待を自分自身に課しているのは私自身だからです。昔から自分に対して一番厳しいタイプなんです。結局のところ、今でも私は自分自身と、自分のベストに挑戦している感覚です。その部分は昔から変わっていません。目標は常に成長し続けること。そして積み重ねてきた努力を信じながら、ライバルたちとの真っ向勝負を楽しむことです。
ーータイムを気にせずに泳ぐことはありますか?
Summer McIntosh:もちろんあります。水泳を見ている方はどうしてもタイムに注目することが多いですが、トレーニングではストップウォッチを気にせず、技術的な部分に集中する時間もたくさんあります。細かなフォームや動きを改善するためですね。私が常に意識しているのは、最高の準備を整えること、そしてレース当日に自分の力を最大限発揮することです。タイムというのは、そのプロセスの結果として生まれるものだと思っています。事前にやるべきことをすべてやり切ることができていれば、タイムは自然と結果として表れるものだと思っています。
ーー「タグ・ホイヤー」を着用する男性・女性にはそれぞれどのような印象を持ちますか?
Summer McIntosh:私の場合、まず思い浮かぶのは父です。小さい頃から父はいつもタグ・ホイヤーの時計を着けていて、夕食の席で「その時計はどこのブランドなの?」と聞いていたことを今でも覚えています。私自身もいつか欲しいと思っていました。だから今こうしてタグ・ホイヤーとパートナーシップを結べていることには、とても特別な意味があるんです。父との思い出にもつながっていますし、まるでひとつの物語が巡って戻ってきたような感覚があります。
Summer McIntosh:また、私にとってタグ・ホイヤーの時計はとてもパーソナルな存在でもあります。それぞれの時計には特別な思い出が詰まっていますし、これから新しい思い出を刻んでいくこともできます。例えば、2024年のパリオリンピックでメダルセレモニーに出席した際に着けていた時計を見ると、その時の感情や、それまで積み重ねてきた努力の日々を思い出します。だからタグ・ホイヤーを身に着ける方は、男性でも女性でも、そうした価値観に共感している人なのではないかと思います。時計は単なるファッションアイテムではなく、その人にとって特別な意味を持つ存在なんです。
TAG Heuer
ブランドキャンペーン:Designed to Win(勝利のために)
期間:2025年4月1日(@Watches and Wonders 2025)~
問い合わせ先:
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL:03-5635-7030