2022.02.16

【シャネル、チューダー…】大人が選ぶべき名品時計10選(後編)

時計は時刻を知るためだけのものではない。大人の腕を飾るにふさわしい、逸品をピックアップした。

CHANEL

《シャネル J12 パラドックス》

シャネル/シャネル J12 パラドックス
「J12」は2000年にデビュー。端正なアラビア数字インデックスや読み取りやすいレイルウェイ模様など、時計のデザイン自体は王道路線ながら、ケースやブレスレットの素材に耐傷性に優れるセラミックを使用。ブラックやホワイトの美しい光沢をいつまでも保てるようにした。このモデルはセラミック加工技術を駆使し、一部分を白黒逆転させることでアバンギャルドな表情に。自動巻き。高耐性セラミック×SS。ケース径38㎜。¥1,034,000/シャネル(シャネル カスタマーケア)

TUDOR

《チューダー ブラックベイ P01》

チューダー/チューダー ブラックベイ P01
ロレックスの創立者であるハンス・ウイルスドルフによって、1926年にスタートした「チューダー」。その盾のロゴマークは堅牢性を表している。「ブラックベイ P01」は1960年代に提案したが製品化されなかったミリタリーウォッチを着想源としたもの。経過時間を知るための簡易計器として考えられており、回転ベゼルとそれを固定するヒンジが特徴。自動巻き。SS。ケース径42㎜。¥433,400/チューダー(日本ロレックス/チューダー)

H.Moser&Cie.

《スイス・アルプ・ウォッチ ファイナル アップグレード》

H.モーザー/スイス・アルプ・ウォッチ ファイナル アップグレード
1828年にハインリッヒ・モーザーが設立したブランドをルーツにもつ「H.モーザー」。デザイン表現はかなり個性的で、このモデルは人気のスマートウォッチ風。しかし丁寧な手仕事を施した自社製手巻きムーブメントを搭載する本格派の機械式腕時計で、6時位置はロード中の表示をイメージしたスモールセコンド。“アルプ”とは高山山腹のなだらかな牧草地のことであり、スイスの時計であることを強く主張する。手巻き。SS(DLC)。ケースサイズ44㎜×38.2㎜。¥3,740,000/H.モーザー(エグゼス)

zenith

《ゼニス クロノマスター スポーツ》

ゼニス/ゼニス クロノマスター スポーツ
高速で振動する高性能の最新ムーブメント「エル・プリメロ 3600」を搭載。10秒で一周するクロノグラフ針とセラミックベゼルの目盛りを組み合わせることで、10分の1秒まで正確に計測する。色分けしたインダイヤルも、1969年から継承されるゼニスの定番デザイン。最新でありながら、歴史的正統性も楽しめる。自動巻き。SS。ケース径41㎜。¥1,100,000/ゼニス(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)

Breguet

《ブレゲ クラシック5157》

ブレゲ/ブレゲ クラシック5157
1775年創業の老舗時計ブランド「ブレゲ」。初代ブレゲが生み出したデザインコードを現在も忠実に守っており、小さなローマ数字インデックスやケースサイドのコインエッジ仕上げがアイコニック。Ⅻの両脇に添えられた隠しサインも魅力的。カレンダーも秒針もない時計は、まさにドレッシーの極みだ。自動巻き。18KRG。ケース径38㎜。¥2,233,000/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)


※文中すべて、SS=ステンレススチール、PG=ピンクゴールドの略です



Photos:Yuichi Sugita[POLYVALENT]
Stylist:Yuta Fukazawa
Composition&Text:Tetsuo Shinoda

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