小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


01:PUMA ARMY TRAINER OG

スニーカー¥12,100/プーマ(プーマ お客様サービス)

シンプルでモードにも応用可な頼れる一足

「メゾン マルジェラやディオール オムもこのシューズをモチーフにしたシューズを手がけているように、ジャーマントレーナーはUOMO読者にはフレンドリーな存在だと思うので、一足持っていると本当に重宝です。履いた時の印象はハイプな感じではないんですが、落ち着くんですよね。プーマは今のスニーカーブームのど真ん中にいるわけではありませんが、素材が上質で、きちんとカルチャーがあっていつも注目しているブランドです」(小澤)


プーマが旧西ドイツ軍に納めていた、“BUENOS(ブエノス)”というトレーニングシューズをベースにした2021年秋の新作。過去に日本製で復刻した経緯があるが、今回はグローバルに展開される。良質なレザーを使用し、ヴィンテージモデルのスペックに添ったアウトソールにも注目。


02:OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™ OUT OF OFFICE ARROW CALF SPECIALS

スニーカー¥62,700/オフ-ホワイト c/oヴァージル アブロー™(イーストランド)

週末を楽しむための大人のフットウエア

「手書き風のアイコンはさておき、オフ-ホワイトって使っている素材はすごくいいんですよね。スニーカーカルチャーを出発点としながら、嫌味なく高級感を盛りこんでいる。ラグジュアリーブランドだからこそできることがあるんだと、最近やっと理解できるようになってきました。トリプルホワイトのエア フォース 1ではどこか物足りないとき、こういうスニーカーのチョイスがあってもいいと思います」(小澤)


「OUT OF OFFICE」は2020〜2021年秋冬コレクションの一環として提案された、オフ-ホワイトの新しいフットウエアコレクション。1980年代後半から1990年代初頭の名品スニーカーを彷彿とさせるフォルムを、気品ある大人のスタイルにスライド。アウトソールにはゲルを組み込むなど履き心地のいい仕上がりに。白ベース×黒は2021年春夏の新色。


03:ASICS GEL-1130

スニーカー¥9,900/アシックス(アシックスジャパン株式会社 お客様相談室)

2000年代のランニングシューズをモダンに

「2000年代のアスレチックシューズをファッションとして見なす動きはスニーカーブランド全般にありますが、アシックスが先頭を切ってやっていますよね。しかも海外で先行して評価されている。GEL-1130はキコ・コスタディノフもコラボモデルとして選んでいます。“アシックスは純粋にカッコイイ”と本人から聞いて、僕も部活のイメージを捨てました。フラットに見てカッコいいと思える一足です」(小澤)


2021年秋の新作として登場したGEL-1130は、2008年にランニングシューズとして登場した“GEL-1000”シリーズの9番目のモデルをモチーフにしている。ブロンズとメタリックカラーのパーツデザイン、フィット感のあるメッシュアッパーなど構造はGEL-KAYANO 14を踏襲。



アシックスジャパン株式会社 お客様相談室 TEL:0120-068-806
イーストランド TEL:03-6231-2970
プーマ お客様サービス TEL:0120-125-150

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda