【達人が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選】ワントーン配色が絶妙なニューバランス×オーラリー最新コラボ
今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。7月後編は、注目のオーラリー×ニューバランスのコラボも登場。

【達人が選ぶ、買うべき大人スニーカー3選】ワントーン配色が絶妙なニューバランス×オーラリー最新コラボ
今やオンオフ問わず、おしゃれな大人のワードローブに欠かせないスニーカー。本誌『東京スニーカー氏』の連載でもおなじみの小澤匡行さんが、毎日発売される数多の中から今大人が選ぶべきモデルを厳選。7月後編は、注目のオーラリー×ニューバランスのコラボも登場。

小澤匡行
「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。
01:AURALEE×New Balance|550


スニーカー¥19,800/オーラリー×ニューバランス(オーラリー) ※オンライストアおよび限定店舗で発売
注目のバッシュをベージュワントーンで
「展示会で最初に見たとき“ザ・オーラリー”だなと思いました。タンのバスケットボールロゴを省いていたり、色もベージュワントーンで統一してヒール部分にだけ黒でロゴが入るだけと、このバランスがすごくきれい。巷では2002や992、993といったランニングシューズが人気ですが、ナイキ エア フォース 1トリプルホワイトのオルタナ的チョイスとして僕はこの550を履きたいと思っています」(小澤)
550は1989年に発表されたニューバランスの競技用バスケットボールシューズ、“プライド”シリーズのローカットモデル。2020年に復刻され、2021年3月にはパリメンズファッションウィークで紹介されたオーラリーの2021FWルックに登場して話題に。オーラリーらしいエレガントな雰囲気が魅力。
02:CONVERSE|PRO LEATHER VTG SUEDE OX


スニーカー¥16,500/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
スクエアトウにモード感が漂うレトロモデル
「コンバースの中でもアーカイブに忠実なタイムラインからのリリースです。黒いオールスターやジャックパーセルを愛用していて、プロレザーには縁がなかったUOMO読者にはいいんじゃないでしょうか。1976年のディテールを丁寧に再現しているとか、日焼けしたような質感のソールとかヴィンテージ調のよさももちろんありますが、僕はスクエアっぽいトウを見て、90年代にあったプラダの靴を思い出しました。このフォルムがすごく好きです」(小澤)
ヴィンテージスニーカーショップとして一目置かれる下北沢SOMAとのコラボレーション。シャープなシェブロン&スターなど1976年の発売当時のディテールを再現しつつ、ありそうでなかった毛足の長いスエードをブラックとグレーのマルチカラーで仕上げて旬のルックスに。
03:FILA×MAJOR FORCE|Trigate


スニーカー¥13,200/フィラ ヘリテージ(フィラ カスタマー センター)
90年代のエクストリーム感をモダンに
「オールドスクールの先駆者、高木完さんのディレクションのもと、誕生したスニーカーです。ヒップホップや裏原宿に影響を受けた、僕のような世代には響くかもしれません。黒ソールも含めて、配色のセンスがいいなと思いました。90年代後半に流行ったDCやグラビスのようなエクストリームっぽい感覚を履きやすくアレンジしていて、短パンに似合う気がします」(小澤)
メジャーフォースは高木完や藤原ヒロシによって設立された日本初のクラブミュージックレーベル。当時のヒップホップシーンに影響を与えたフィラのカルチャーにインスパイアされて、90年代のボリューミーなランニングシューズをベースにしたトライゲートにストリート感を落としこんだ。
おしゃれな大人が買ってよかった「スニーカー」