小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。スニーカー好きが高じて『東京スニーカー史』(立東舎)、『1995年のエア マックス』(中公新書ラクレ)を上梓。靴のサイズは28.5㎝。


01:AURALEE×New Balance|550

スニーカー¥19,800/オーラリー×ニューバランス(オーラリー) ※オンライストアおよび限定店舗で発売

注目のバッシュをベージュワントーンで

「展示会で最初に見たとき“ザ・オーラリー”だなと思いました。タンのバスケットボールロゴを省いていたり、色もベージュワントーンで統一してヒール部分にだけ黒でロゴが入るだけと、このバランスがすごくきれい。巷では2002や992、993といったランニングシューズが人気ですが、ナイキ エア フォース 1トリプルホワイトのオルタナ的チョイスとして僕はこの550を履きたいと思っています」(小澤)


550は1989年に発表されたニューバランスの競技用バスケットボールシューズ、“プライド”シリーズのローカットモデル。2020年に復刻され、2021年3月にはパリメンズファッションウィークで紹介されたオーラリーの2021FWルックに登場して話題に。オーラリーらしいエレガントな雰囲気が魅力。


02:CONVERSE|PRO LEATHER VTG SUEDE OX

スニーカー¥16,500/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)

スクエアトウにモード感が漂うレトロモデル

「コンバースの中でもアーカイブに忠実なタイムラインからのリリースです。黒いオールスターやジャックパーセルを愛用していて、プロレザーには縁がなかったUOMO読者にはいいんじゃないでしょうか。1976年のディテールを丁寧に再現しているとか、日焼けしたような質感のソールとかヴィンテージ調のよさももちろんありますが、僕はスクエアっぽいトウを見て、90年代にあったプラダの靴を思い出しました。このフォルムがすごく好きです」(小澤)


ヴィンテージスニーカーショップとして一目置かれる下北沢SOMAとのコラボレーション。シャープなシェブロン&スターなど1976年の発売当時のディテールを再現しつつ、ありそうでなかった毛足の長いスエードをブラックとグレーのマルチカラーで仕上げて旬のルックスに。


03:FILA×MAJOR FORCE|Trigate

スニーカー¥13,200/フィラ ヘリテージ(フィラ カスタマー センター)

90年代のエクストリーム感をモダンに

「オールドスクールの先駆者、高木完さんのディレクションのもと、誕生したスニーカーです。ヒップホップや裏原宿に影響を受けた、僕のような世代には響くかもしれません。黒ソールも含めて、配色のセンスがいいなと思いました。90年代後半に流行ったDCやグラビスのようなエクストリームっぽい感覚を履きやすくアレンジしていて、短パンに似合う気がします」(小澤)


メジャーフォースは高木完や藤原ヒロシによって設立された日本初のクラブミュージックレーベル。当時のヒップホップシーンに影響を与えたフィラのカルチャーにインスパイアされて、90年代のボリューミーなランニングシューズをベースにしたトライゲートにストリート感を落としこんだ。



ニューバランス ジャパンお客様相談室 TEL:0120-85-0997
コンバースインフォメーションセンター TEL:0120-819-217
フィラ カスタマー センター TEL:0120-00-8959

Photos:Yuichi Sugita
Stylist:Masayuki Ozawa
Composition&Text:Hisami Kotakemori
Illustration:Yoshifumi Takeda