2022.09.07

【池袋〜目白編】おしゃれな大人の「散歩道」#01

こんなにも散歩にハマる理由は何なのか? そこから得られるものは何なのか? すっかり「散歩沼」へと引きずり込まれた3人の男たちに密着。

【池袋〜目白編】おしゃれな大人の「散歩道の画像_1

ゴチャゴチャした街を観察しながら、 気ままに寄り道して食べ歩くのが楽しい。

JR池袋駅 → 池袋周辺 → JR目白駅
TOTAL 3時間15分 8000歩


4:00 PM JR池袋駅から出発!

 菅原さんが「リピート」する大好きな街、池袋。「これだけ看板があるのに誰も気に留めない。この情報量が当たり前になってるって面白いですよね」とポツリ。

散歩 スタート 池袋
「池袋駅西口の“えんちゃん”。足を触ると幸せになれるそうです」。“みんなのえんがわ池袋”という商店街発のゆるキャラ。実は人情味もある街・池袋。

4:10 PM 音楽好きにイチオシのディープなレコ屋!

「ココナッツディスク池袋店は昔からの行きつけ。オールジャンルあり、季節に合わせたレコードのディスプレイも楽しみ。レアものやカセットにZINEも豊富。僕らの作品もよく扱ってもらってます。今日は“lightmellowbu”のZINEを2冊ゲット。ブックオフの『110円コーナー』をあさってる集団のレビュー本で面白い。

ココナッツディスク池袋店
喫茶店でひと休みしつつ早速チェックしていいですか?」。コーヒーを片手に戦利品を眺めるのは散歩の定番。「池袋は食の楽しみも無限。ハラールのレストランもあるし、学生に愛される定食屋のキッチンABCも人気」。
カフェ 池袋

5:30 PM 噂の中華フードコートへやってきた

「そういえばちょっと前にディープなフードコートができたんです。食べに行きません?」と、池袋の北口エリア、通称“池袋チャイナタウン”方面へ。目指すは雑居ビルの4階にある、中華系スーパーマーケット「友誼商店」と屋台料理が食べられる「友誼食府」。「雲南・台湾・中国東北・香港・上海と本場の味が食べられるから現地出身の方で常に大にぎわい。今日は入れてラッキー。先に席を確保して注文するのがルールです」。各店舗で注文後にもらったカードを中心の会計所に出して一括会計。言葉がわからなくても安心。

池袋の北口エリア、通称“池袋チャイナタウン” フードコート
この日は“四川攻め”。「四川風冷麺」に「香辣妹子(麻辣手作り水餃子)、「四川吸水粉(黒糖ゼリー)」を注文。「うわっ、この冷麺、絶妙に甘辛! やみつきになります。このゼリーも果実やナッツが20種類ものってて、すごくおいしい。もともと旅好きで、台湾には仕事でもよく行ってました。今日は四川ですけど、このフードコートは現地と似た空気を感じて懐かしくなりますね」。
「四川風冷麺」に「香辣妹子(麻辣手作り水餃子)、「四川吸水粉(黒糖ゼリー)」

6:15 PM 人混みの喧騒を抜けてロサ会館をチェック

腹ごなしに街歩き再開。「僕が散歩するのはリラックスのためというより、楽曲作りや執筆でアウトプットが続いたときのインプットのため。ゴチャゴチャした喧騒のある街を歩くのが好きで、思いがけない出会いや発見を楽しんでます」。繁華街を抜けた先のロサ会館では「インディー系映画の上映が盛んで散歩がてら立ち寄ります…あ、知人が出演してる!」。

ロサ会館

7:15 PM 建築巡りからJR目白駅まで歩いて終了

ヴィンテージマンションも、フランク・ロイド・ライトが手がけた名建築・明日館
「今日はこのまま目白まで歩きましょう」。ヴィンテージマンションも、フランク・ロイド・ライトが手がけた名建築・明日館もフラットに堪能して、帰途へ。

SAMOEDO ギターボーカル・ プロデューサー  菅原慎一

菅原慎一さん/SAMOEDO ギターボーカル・プロデューサー
アジアのポップカルチャーに精通し、音楽や食に関する情報源は、散歩にあり。



Text:Takako Nagai

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