2021.09.21

自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大人のためのランナーズ・ハイ】

健康志向の高まりとともにランニングライフを再開したり、そろそろ走らなければと危機感を抱く大人が増えた。またアウトドアやキャンプブームの流れでトレイルラン人気も高まるばかり。そう、今やランニングムーブメントは次のフェーズに突入。大人がもう一度楽しく走る方法を、識者たちの語りとともに考える!

自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大の画像_1
自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大の画像_2
ミリタリーのトレーニングウェアを思わせるTシャツとショーツに、シューズはホカオネオネの厚底。今っぽいリラックス感のあるスタイルは夜ランにも合うが、シューレースやロゴなどでクルマのライトに反射するリフレクターを取り入れて。 Tシャツ¥8,800/LERC・スニーカー¥17,600/ホカオネオネ(ともにレショップ 青山店) ショーツ¥4,950/ニューバランス・シューレース¥990/オルウェイス(ともにプロップスストア) キャップ¥7,480/グラミチ パフォーマンス(インス)


スタイルはシンプルであっても
リフレクター素材はマスト!


夜の東京の街並みが考える時間を与えてくれる

僕は夜に走る派。しかもたいてい22時以降。理由は単に仕事のサイクル的にそのほうが走りやすいというだけですが、夜だからこその密かな楽しみも。それはたった一人、静かに自分と対峙すること。僕は走るときに時計をつけないしイヤホンで音楽も聴きません。ごくシンプルに自分の足音と息遣いに意識を傾けて走るのが好きで、その感じが人影のまばらな夜の公園や街にやけに合うと言いますか、体力は消耗しながらも落ち着いた気分で走れて、頭もフラットになるのです。走るエリアは家から近い駒沢公園や世田谷公園とその近隣が中心ですが、たまに皇居周りや豊洲方面にクルマで遠征するのも気持ちがいい。東京らしい夜のランドスケープを眺めながら走ると、不思議と東京という大都市で働く自分を俯瞰してとらえられると言ったらちょっと大げさか。「上京して十数年、いろいろあったけどなんとかやれているじゃないか。まあ、もうちょい頑張るか」といった具合に。きっと似たようなナイトランナーは多いはずだと、勝手に思っています。


徳原 海(エディター)
ファッション誌からさまざまなブランドのビジュアル制作、スポーツメディアまで幅広く活動する編集者。趣味はスノーボード。ラン歴10年で一度だけフルマラソン経験あり。


for NIGHT RUN

新しいギアで気分を上げる

ナイトランは、リフレクターや派手色のアクセントで安全性もしっかり確保したい。

自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大の画像_3
NIKE 鮮やかな蛍光イエローが夜の街でもしっかり映えるランニングショーツ。スウッシュがさりげなくリフレクターになっている。ショーツ¥4,400/ナイキ(NIKE カスタマーサービス)
自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大の画像_4
3M 本来は自転車に乗る際にパンツ裾に巻きつけるためのリフレクタークリップだが、ナイトランで腕に巻く工夫もアリ。パンツクリップ(各)¥990/3M(プロップスストア)
自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大の画像_5
and wander 一見ベーシックな無地のナイロンキャップだが、通気穴の周りなどにさりげなくリフレクター素材が用いられている。キャップ¥15,400/アンドワンダー
自分と向き合う「ナイトラン」のススメ【大の画像_6
ALWAYTH 写真一番上でモデルも使用しているリフレクター素材のシューレース。愛用のシューズを手軽にナイトラン仕様にチェンジ。シューレース¥990/オルウェイス(プロップスストア)



Photos:Shunya Arai[YARD] Yuichi Sugita
Hair:AMANO
Stylist:Shuhei Yoshida
Models:Eddie Kou Nils Philipp
Composition&Text:Kai Tokuhara

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