2021.09.20

旅先で走る「旅ラン」のススメ【大人のためのランナーズ・ハイ】

健康志向の高まりとともにランニングライフを再開したり、そろそろ走らなければと危機感を抱く大人が増えた。またアウトドアやキャンプブームの流れでトレイルラン人気も高まるばかり。そう、今やランニングムーブメントは次のフェーズに突入。大人がもう一度楽しく走る方法を、識者たちの語りとともに考える!

旅先で走る「旅ラン」のススメ【大人のための画像_1
旅先で走る「旅ラン」のススメ【大人のための画像_2
薄手で超軽量ながら強度が高く、防風性に優れたパッカブルナイロンジャケットは街ランにもトレイルランにもフィット。パッカブルでかさばらないので旅には最適。スウェットショーツに合わせるくらいの力の抜けたスタイルがむしろこなれて見える。 ジャケット¥23,100/ゴールドウイン(ゴールドウイン 丸の内) カットソー¥17,600/シックストックス(ノーデザイン) ショーツ¥4,400/ロサンゼルス アパレル(ダメージドーン セカンド) キャップ¥18,700/ヴェイランス(アークテリクス コールセンター/アメア スポーツ ジャパン) 時計¥47,300/スント(スント カスタマーサービス) シューズ¥29,700/ブルックス(アキレスお客様相談室) 床に置いたシューズ¥16,500/サロモン(サロモン コールセンター) ソックス/スタイリスト私物

ランニングは旅の一部。走っているから見える景色がある

ランニングはどの国や街でもできるし、逆に走りたい気持ちがそこを訪れる理由にもなる。だからランと旅は僕の中でワンセットなんです。2020年以降は日本に帰れていませんが、NYと日本を頻繁に行き来していた頃は北海道から九州までいろんなところに撮影で訪れては走りました。深く知らなかった街、初めて行く街を走ると、電車やクルマの移動では見えなかった街の構造や雰囲気、サイズ感を肌で知ることができますね。この9月には、ユタ州の山奥で行われる「ワサッチ フロント100」という100マイルレースに出ますが、もしも走ろうと思っていなかったら、僕のユタ州に対するイメージはこの先もNBAのユタ・ジャズだけで止まったままだったでしょう(笑)。トレイルランに関して言うと、どの大会でもすぐ周りと打ち解けられるフレンドリーな空気感も魅力。「ここに来なかったら絶対に会わなかっただろうな」というテイストの人と、気がつけば一緒に数時間走っていた、なんてことも普通にあります。そんなところも含めて旅というか、むしろ走ることそのものが旅の一部ですね。


山田 陽(フォトグラファー)
NYに在住しながら日本国内の雑誌やブランドビジュアル撮影を多数手がける。仕事で来日するたびさまざまなマラソンやトレイルラン大会に出場。


for RUN&TRIP

新しいギアで気分を上げる

いかにウェアやギアがかさばらないか。それが旅ランを快適に楽しむポイント。

旅先で走る「旅ラン」のススメ【大人のための画像_3
Pilgrim SURF+SUPPLY 防水機能のあるランドリーバッグは汗をかいたランウェアを収納するのに重宝する。スーツケースの中でかさばらないサイズもいい。バッグ¥4,070/ピルグリム サーフ+サプライ
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N.HOOLYWOOD TPES ウェルダー加工で圧着したPVC素材に止水ファスナーという防水&耐久性の高いポーチ。旅ではシューズ入れとしても使える。ポーチ¥11,000/N.ハリウッド TPES(ミスターハリウッド)
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Goldwin 写真一番上のパッカブルジャケットと共地の軽量&防風ナイロンパンツ。街とトレイルの両方に適したアイテムなので出張や旅にも便利。パンツ¥17,600/ゴールドウイン(ゴールドウイン 丸の内)



Photos:Shunya Arai[YARD] Yuichi Sugita
Hair:AMANO
Stylist:Shuhei Yoshida
Models:Eddie Kou Nils Philipp
Composition&Text:Kai Tokuhara

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