流行りのレザーアイテムをひと足先に選ぶならば、買ったその瞬間から身に馴染むしなやかさと、スラックスにも合う上品さを備えたものを。そして10年先も似合うよう一緒に年をとる=経年進化を楽しめることが大切だ。ウェアからバッグまで、いま気分なレザーアイテムを紹介。
武骨なイメージが強い表革ジャケットは、肩が落ちるほど柔らかく、光の陰影が美しい上質な素材を選べば、大人の肌にこれからも馴染み続けてくれる。
01|VUJA DÉ
光をまとうスムースレザーは
グレーと合わせてより上品に
1970年代のフライトジャケットに着想を得たヴジャデのレザーブルゾンは、上質なディアスキンを約1.5㎜まですくことで、もちもちとした柔らかさと軽い着心地を実現。自然光を優しく映すきめ細かなシボには、普段からリピートしているグレーのニットとスラックス、革靴を合わせるだけで、都会的でどこか上品にまとまる。
02|AURALEE
固定観念を覆すしなやかなベビーカーフ
コレクション発表時ひときわ目をひいたオーラリーの短丈ダウンジャケットの表面を覆うのは、極限まで薄くなめしたベビーカーフ。裏地まで同素材で仕立てた襟と裾は上質なドレスシャツのようにしなやかで肌に吸いつく感覚を楽しめる。レザージャケットの重厚さ、さらにはダウンジャケットのスポーティさをも覆す上質な佇まいで、昨今のドレスムードにも、カジュアルなアイテムとも合う、これからに寄り添う一着だ。
03|GABRIELA COLL GARMENTS
立体的な動きによる陰影で黒を強く見せない
ラムレザーを用いたブランド定番のジップアップレザージャケット。大ぶりなアームホールや背面のダーツ構造による自然なたるみと立体的なフォルムが光の陰影をつくり、軽やかな雰囲気に。
04|YOKO SAKAMOTO
オーバーサイズもきれいにまとめるヌバック
カウレザー本来の風合いを生かした3つボタンジャケット。肩が落ちるパターンながらヌバックならではの上品な起毛が全体を引き締め、カジュアルとドレスをよい加減で楽しめる。なめし段階で撥水加工を施し、シミになりにくいのでデイリーに使える。
05|BISOWN
マットな黒が枯れた肌によく合う
スペイン産のラムレザーを、手間と時間をかけて繊維の内部まで染めることで、透明感と奥行きのあるマットさを表現。そんな落ち着いたブラックが、大人の枯れた肌にはよく合うはずだ。着用を重ねるごとに染料にムラが出て、経年変化を楽しめるのも魅力。ハンティングジャケットらしく背中にはゲームポケット、襟やポケット部分はダブルステッチを施すなど、ソリッドになりすぎないディテールが優しい印象を与える。