「普通にいい服」は、もう十分ある。だから今年の秋に惹かれるのは、どこか一カ所だけ、視線を引っかける服だ。ニットがのぞくシャツ、異素材を切り替えたスウェット、スポーティなのにドレス顔のセットアップ——そんな"ひとクセ"があるだけで、いつもの着こなしは見違える。
その気分を形にしたのが、高島屋各店で8月26日(水)から9月15日(火)まで開催される「2026 Autumn+Design」だ。今年のテーマは「Design Chemistry」。異なる素材や色、テイストを掛け合わせることで、新しい魅力を生み出すアイテムが揃う。今回は、高島屋の編集ショップ「CSケーススタディ」と「サロン ル シック セレクト」から、ワードローブに加えたい3ブランドの新作を紹介する。
「コーヘン」の魅力は“完成された違和感”
パッと見は、端正なネイビーシャツ。でも、その印象は近づくにつれて少しずつ変わっていく。胸元に配されたニットのパッチワーク、異なる素材が織りなす立体感。その"違和感"が、実に心地いい。
高島屋限定で復刻されたこのシャツには、ブランドのアーカイブニットを使用。同じ生地は存在しないため、一点ごとに表情が異なるという特別感も魅力だが、本質はそこではない。異素材を大胆に組み合わせながら、決して奇抜に見えないバランス感覚こそ、「コーヘン」らしさといえる。
合わせたトラックパンツも見逃せない。サイドラインにニットテープをあしらうことで、スポーティな一本にクラフト感をプラス。気負った印象にならず、自然と着こなしに奥行きが生まれる。
「トーガ」は“普通”をほんの少し裏切るのがうまい
白いハーフジップスウェットシャツ。それだけ聞けば、ごくベーシックな一着を想像するだろう。ところがトーガは、肩と胸元を異素材で切り替えるだけで、その印象をがらりと変えてしまう。
切り替えは大胆でも、印象はあくまでクリーンだ。ふとした角度や光の当たり方で表情が変わり、着こなしにさりげない個性が生まれる。目立とうとしているわけではない。でも、なぜか目に留まる。その絶妙な距離感が、このブランドの真骨頂だ。
センタープレス入りのワイドデニムは、リラックス感と端正さを両立。スウェットシャツというカジュアルなアイテムを、大人のワードローブへ引き寄せてくれるスタイリングに仕上がっている。
「ジャブスアルキヴィオ」はスポーティなのに品がある
セットアップを選ぶなら、シルエットだけでなく素材にもこだわりたい。「ジャブスアルキヴィオ」が高島屋限定で展開するブルゾンとパンツは、その答えともいえる一着だ。
その魅力を支えるのが、生地選び。イタリアの名門REDA社による「REDA ACTIVE」スーパー120のソフトフランネルメリノウールを採用。スポーティなデザインでありながら、柔らかなドレープと控えめな光沢によって、ぐっと大人びた表情を見せる。
休日にスニーカーを合わせてもいいし、革靴で引き締めても様になる。肩の力は抜けているのに、品格は失わない。そんな理想的なバランスを、素材の力で実現したセットアップだ。
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秋冬は素材やディテールの違いがいっそう効いてくる季節。だからこそ、派手な一着を足すよりも、"視線を引っかける"デザインを一つ取り入れるだけで、着こなしは驚くほど新鮮になる。
高島屋「2026 Autumn+Design」には、そんな気づきを与えてくれるアイテムが揃っている。今年の秋は、いつものスタイルに、小さな化学変化を加えてみてはいかがだろうか。
TAKASHIMAYA 2026 Autumn+Design(オータムプラスデザイン)
開催期間:2026年8月26日(水)~9月15日(火)
展開店舗:高島屋各店