7月2日、米日カウンシル(U.S.-Japan Council)主催のイベント「Roots of Amekaji | Honoring a Generation of U.S.-Japan Cultural Exchange」が東京アメリカンクラブで開催。日本のアメカジカルチャーを築いてきた先駆者たちを称えるとともに、枡田琢治監督のドキュメンタリー『DEADSTOCK AMERICANA』を上映。アメカジ黎明期の熱気と、そのルーツを振り返る。
アメカジ文化を築いたレジェンドたちが一堂に会した夜
ファッションやライフスタイル、音楽、雑誌などを通じてアメリカンカルチャーが日本中に広がった1970〜80年代。いまではすっかり定着したアメカジ文化も、当時のアメリカの空気や価値観に魅了され、それらを日本へ持ち帰った先人たちの情熱から始まったものだ。
今回のイベントでは、かの時代を駆け抜けたレジェンドたちをはじめ、現在のファッションやライフスタイルシーンを支えるクリエイターやメディア関係者が集結。アメカジ文化の原点を振り返りながら、その魅力を世代を超えて語り合った。
会場では、駐日米国大使館のアーロン・D・スナイプ首席公使、米日カウンシル理事長のサチ・ハマイ氏による挨拶に続き、米日カウンシル副会長のフレデリック・カタヤマ氏より、ゲストを代表して、ビームス代表取締役社長の設楽洋氏と編集者の石川次郎氏へ感謝状が贈られた。日本のアメカジシーンを語るうえで欠かせない二人の名前が紹介されると、会場は大きな拍手に包まれた。
さらに、元サーフィンチャンピオンでありフィルムメーカーとしても活動する枡田琢治監督による最新ドキュメンタリー『DEADSTOCK AMERICANA』を特別上映。1970〜80年代初頭のロサンゼルスを舞台に、若き日本人バイヤーたちが西海岸で過ごした冒険の日々や、セレクトショップと雑誌が中心となって育んだアメカジ黎明期の空気感が映し出された。
まだインターネットもSNSもなかった時代。現地で見たもの、触れたもの、感じたものを日本へ持ち帰り、新たな潮流を創り上げてきた人々の物語は、いま見ても色褪せない。
現代のファッションシーンにつながるアメカジが、単なるファッショントレンドではなく、ライフスタイルや価値観まで含めたカルチャーとして愛され続ける理由。そのルーツを築き、文化を育んできた人々の熱量をあらためて感じさせる、特別な一夜となった。