ファッションの現場で働くおしゃれな大人たちが、私的愛用品をレビュー。今回はメンズファッション誌でキャリアを積み、現在はブランドのビジュアル制作を手がけるエディター・徳原海さんが愛用するパタゴニアの「トレントシェル 3L・レイン・ジャケット」。サーフィンを始めたことをきっかけに、再びパタゴニアを着るようになったという。その理由を聞いた。
『MEN'S NON-NO』『UOMO』などのメンズファッション誌で編集者としてキャリアを積み、現在はファッションブランドやスポーツブランドのビジュアル制作やクリエイティブディレクションを手がける。スノーボード、サーフィン、欧州フットボールトリップをライフワークとし、それらを起点にワードローブを組み立てている。
サーフィンを始めて、またパタゴニアを着るようになった
「このトレントシェルを買ったのは去年ですね。20代の頃もパタゴニアは好きでよく着ていたんですけど、一時期は少し離れていたんです。でもサーフィンを始めてから、また自然と着るようになりました」
「速乾Tシャツも色違いで何枚か持っていますし、ウェットスーツもパタゴニアです。
サーフィンの拠点として千葉県の一宮に部屋を借りているんですけど、その近くにパタゴニアのアウトレットがあるので、時間があるとふらっと立ち寄ることもあります。欲しいものを探しに行くというより、『何かいいものがあるかな』という感覚ですね。
昔から好きなブランドでしたけど、海へ通うようになってからは、以前よりももっと身近に感じるようになりました」
海へ向かう日に、ちょうどいい一着
「このトレントシェルは、海へ行く日は一日を通して着ていますね。家を出る時に羽織って、海から上がって少し体が冷えたらまた羽織る。そのまま帰ることも多いです。朝は少し肌寒い日もありますし、風が強い日もあるので、そういう場面で本当に使いやすいんです」
「小さく畳めるので持ち運びもしやすいですし、軽いので車に積んでおいても邪魔になりません。急に雨が降ってきても気にしなくていいので、海へ行く日は自然と持っていきます」
「丈は少し長めなので、裾のドローコードを絞って着ています。そのほうがシルエットもきれいに見えるんです。袖口もギュッと締めて着ることが多いですね。風も入りにくくなりますし、見た目もすっきりするんです。こうして着ると、街でも合わせやすいんですよね。
色はネイビーを選びました。パタゴニアって毎シーズン微妙に色が変わるんですけど、この少しパープルがかったネイビーはすごく気に入っています」
共感しているのは、ブランドの姿勢
「パタゴニアって、もちろん服としても好きなんですけど、それ以上にブランドの考え方に共感している部分が大きいですね。自然環境のことを真剣に考えていたり、ひとつのものを長く使うことを大切にしていたり。20年以上続けているスノーボードに加えて、サーフィンを始めてからは、そのメッセージが前よりもスッと入ってくるようになりました」
「海へ入ると、自然との距離が一気に近くなるんですよね。だから環境について発信していることも、自分ごととして受け止められるようになりました。
もちろんトレントシェルは雨も防いでくれるし、使い勝手もいい。でも、それだけだったら他にもいいジャケットはたくさんあります。
それでも海へ向かう日は、気づくとこれを選んでいるんです。ロジックじゃなくて、完全に気持ちなんですよね。パタゴニアを着ると、『今日は自然の中で過ごす日なんだ』って自然にスイッチが入る。だから何を着ようかなと考えた時、結局いつもトレントシェルを選んでしまうんです」