ボルボ 940 エステート クラシック 1997年式

家族は「ボロボ」と呼んでますが(笑)
みんな愛着をもってくれています。

ボルボ 940 エステート クラシック 1997年式

斜め後ろから見る
四角いプロポーションに見とれる

関口文也さん(35歳)/FilMelange ディレクター
「今まで単車には乗ってきたんですが、自分のクルマを買ったのは、実はこのボルボが初めてなんです」
 5年前に逗子に引っ越したことで、関口家にはクルマが必需品となった。
「最近の丸っこいフォルムよりも、角張ったクルマが好きなので、それでボルボの940を探していました」
 そして2年前、通っていた美容室のオーナーが940を手放すと聞き、関口さんが譲り受けることになった。
「買ってから一度だけ、燃料噴射装置がトラブルを起こしてレッカーされましたが、専門店のほか、近所のガソリンスタンドに元ボルボの整備士さんなど、身近に信頼できる相談相手がいるので安心して乗っています」
 重大なトラブルはその一度きりで、現在の走行距離は13万キロ。ボルボ乗りの先輩からは「20万キロからが本当のボルボ」とアドバイスされ、最低でも20万キロまでは乗るつもりだという。



ボルボ 940 エステート クラシック 1997年式 トランク ボルボ 940 エステート クラシック 1997年式 チャイルドシート

ボルボ 940は1991年から’98年まで生産された。関口さんが乗る「クラシック」は、モデル末期の最終型。ルーフレールや電動レザーシート、ウッドパネルなど豪華な装備が充実している。広大なラゲッジスペースもお気に入りのポイント。最近のクルマと違ってシートベルトを工夫しないとチャイルドシートが装着できないが、そんな手間も楽しんでいる。



ボルボ 940 エステート クラシック 1997年式 正面

古いボルボといえば、ライトやグリルも含めた四角いフォルムが特徴。同年代の850も角張っているが、全体的に角が取れた印象に。よりクラシカルさを求めるなら940だろう。

ボルボ 940 エステート クラシック 1997年式 ハンドル

関口さんが乗る「クラシック」グレードの内装は、グレー×ブラックのツートーン。明るいウッド調のパネルをあしらうあたりに、どことなく北欧のデザインを感じさせる。



Photos:Kosuke Tamura 
Text:Takeshi Sato