時計とアクセサリーの重ねづけは、3つに絞るのが正解だ。
ゴールドはカルティエを信仰する
10年前、タンクと出会いフレンチに目覚めた
「洋服と同じで、ジュエリーも他者や状況、時代を尊重して身につけるものです」。そう語るのは、アルニスやエルメスなどを中心にヴィンテージウェアを販売する「國立外套店」の店主・佐藤さん。結婚指輪を含むすべてのゴールドを、カルティエで揃えている。
「タンク ノルマルの代わりにブレスレットをする日もありますが、3つまでがちょうどいい。カルティエのゴールドは色加減がやわらかく、主張が過ぎず知的。日本人の肌によく馴染むと思います。シャツとスラックスはエルメス。フランス同士だと安心します」
國立外套店 店主
佐藤 閑
大手通信会社を経て、2022年より自身が収集した至極のヴィンテージウェアをもとに「國立外套店」をスタート。東京・九段下や新宿伊勢丹などで定期的に販売会を開催する。
結婚指輪から手元が変わった
繊細なブレスなら、時計と重ねづけもアリ
ドレス業界でキャリアを積んできた木原さんは、昨年、結婚をきっかけに手元の飾り方が変わった。
「結婚指輪にヴァン クリーフ&アーペルのプラチナを選んでから、それを軸にシンプルにまとめるようになりました。時計はドレス系が好きで、繊細なブレスレットをどちらかの腕にすることが多いです。今日はユニヴァーサル・ジュネーブの時計にノアークのシルバーブレスレットを合わせてみました。ゴールドとシルバーの色が混ざることはダメではないのですが、服装のトーンも含め、やはりまとめたくなります」
ユナイテッドアローズ SOVEREIGNバイヤー
木原大輔
ユナイテッドアローズに新卒で入社以降、ドレス部門を担当。現在はソブリンのバイヤーを主に担当し、Instagramのリール動画でスタイリング術なども発信する。