2023.12.22

【時計と手土産のおかしな関係 #02】OMEGA シーマスター 300 × 九段一口坂 さかぐち 京にしき

時計も手土産も、会う人を想って選ぶもの。毎月気になる時計の新作をピックして、ユニークな共通点のある手土産を一緒にお届けする。

【時計と手土産のおかしな関係 #02】Oの画像_1

海との深いつながりを ダイヤルの色で表現した

オメガ_OMEGA シーマスター 300

時計

OMEGA

シーマスター 300

「シーマスター」誕生75周年を記念し、美しいサマーブルーのダイヤルを採用。1957年モデルをリ・デザインした「シーマスター 300」はブロードアロー型の時針やダイヤルをくりぬいたインデックスなど、レトロなディテールを楽しめる。高精度と高耐磁を備えるマスター クロノメータームーブメントを搭載し、機能は最新。300m防水。自動巻き。SS。ケース径41㎜。¥1,144,000/オメガ(オメガお客様センター)


時計と手土産にあらわれる自分らしさとは。

 時計で自分らしさを出すのはなかなか難しい。話のきっかけになればいいけど、これ見よがしなのは気が引ける。オメガ「シーマスター 300」は、1957年に誕生した伝説のダイバーズウォッチを現代的にアップデートしたもの。レトロなデザインに加えて、新作はサマーブルーと命名された美しい色のダイヤルが、手元で華やかに主張する。ダイバーズウォッチは道具然とした武骨さが魅力だが、こういう色気があると普段使いも楽しく、センスをさりげなく表現するのにちょうどいい。


 こんな趣味性の高い時計は、審美眼のある人に会うときこそつけていきたい。こだわりのつまった手土産とセットなら、なお効果的だ。


 九段一口坂 さかぐちの「京にしき」は、風味豊かな特選海苔巻きがぎっしりと詰まっており、開けた瞬間にみんなが歓声を上げるのがうれしい。軽い食感で何枚でも食べられるが、しけないようにジッパー付き保存袋が二つついてくるので、おすそ分けすることもできる。


 あの人、センスいいね、とみんなに思ってもらうのには、時計と手土産の両方にこだわるのが最短距離なのだ。


見た目と香り、 そして食感。すべてが口福

九段一口坂 さかぐち 京にしき 九段一口坂 さかぐち 京にしき_02

手土産

九段一口坂 さかぐち

京にしき

東京九段上にある、あられとかきもち専門店「九段一口坂 さかぐち」の看板商品。刀絵染作家の鳥居敬一氏が手がけたパッケージを開くと、ふわっと海苔の香りが広がり、そして缶にぎっしりと詰まった海苔巻きのビジュアルに圧倒される。300gと量はかなり多いのだが、味つけは繊細でサイズも小ぶりなので、一枚、もう一枚と夢中になって食べ進めてしまう。その気取らない感じも、手土産に向いている。¥5,000/さかぐち




Photos:Go Tanabe 
Stylist:Arata Kobayashi[UM] 
Text:Tetsuo Shinoda

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