今度はカモ
各地の郷土玩具、灯台と船のスノードーム、北欧の小さな陶器、古伊万里の豆皿、自分の本棚や玄関の棚にはそうした細々したものが並んでいます。「細々」したものに強く心惹かれ、高価で整ったものより、素朴でトボけた表情のオブジェを愛してきました。ふと、そうしたものを見つけると蒐集したくなってしまう。
このカモのテーブルランプも、見た瞬間に強く惹きつけられる何かがありました。木工作家の宮舘大さんの作品で、徳島を拠点にして、狩猟に使われるカモの模型をモチーフにしたさまざまなオブジェを制作されています。手で持ったときに感じるやさしいカーブとカモのまなざしがお気に入り。この原稿を書くために、CALM WARBLE DECOYSについて調べていたら、宮舘さんが巣鴨を散歩したときのエッセイがでてきました。ささやかな街の細部を見つけ出す視点も素敵で、こういう方が作っているのかと腑に落ちました。
編集
中林龍平
カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI
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Editor Shibutsu