2026.04.27
最終更新日:2026.04.27

【差がつく大人の黒スニーカー】コンバースのローファースニーカーから最重要トレンドの薄底シューズまで。エディターおすすめ4選

大人の着こなしを引き締めつつ、洒脱に演出してくれる黒スニーカーの新作を東京スニーカー氏ことエディターの小澤匡行さんが厳選。大人気のローファースニーカーや、トレンド最前線の薄底=ロープロファイルシューズまで、今選んで間違いないモデルばかりだ。

01:FOOT INDUSTRY for BEAUTY&YOUTH|SOFT GAT SHOES

FOOT INDUSTRY for BEAUTY&YOUTH|SOFT GAT SHOES
スニーカー¥30,800/フットインダストリー フォー ビューティーアンドユース(ビューティー&ユース 丸の内店)
FOOT INDUSTRY for BEAUTY&YOUTH|SOFT GAT SHOES
FOOT INDUSTRY for BEAUTY&YOUTH|SOFT GAT SHOES

ファッション系薄底シューズのエントリーモデル

「アスレッチックシューズとは別の文脈で薄底を楽しみたい人に、ちょうどいい一足を見つけました。国内でフットウェア製品の製造・研究・開発を行うフットインダストリーに、ビューティー&ユースが別注した『バレエトレーニングシューズ』です。このブランドは2014年にスタートしていて、ファッション視点をうまく捉えたスニーカーを多く手がけています。

『ソフト ガット シューズ』は薄底のレトロランニングシューズをベースに、バレエシューズのディテールをミックスしたモデル。ビューティー&ユースの別注ではアッパーの素材を光沢のあるナイロンとやや毛足の長いスエードを切り替え、履き口にギャザーを入れることでモダンなルックスと快適な履き心地を両立させています。アッパーをブラックのワントーンにして、よりミニマルに見せているのもビューティー&ユースらしいです。

この別注シューズにはトレンドのキーワードがいくつもバランスよくミックスされています。モード感のある薄底ファッションシューズを気軽に楽しみたいと思っている人にとって、とてもいいエントリーモデルになるのではないでしょうか」(小澤)

02:Village PM|1 PM

Village PM|1 PM
スニーカー¥20,350/ヴィレッジ ピーエム
Village PM|1 PM
Village PM|1 PM

アウトドア×スケートの新感覚シューズ

「ヴィレッジ ピーエムは、昨年の秋にドーバー ストリート マーケット ギンザやビームスのポップアップで知った、パリ発のスケーターシューズブランドです。この春から日本にも本格的に上陸するということで、今後目にする機会が増えそうです。現在は、紹介する1 PM(ワン ピーエム)とミドルカット仕様の1 PM MID(ワン ピーエム ミッド)、派生モデルの1.5PM(ワンサーティ ピーエム)の3型しかありませんが、とてもファッションの視点でデザインされています。

前回紹介したアモーメントのスニーカーにも採用されていた通り、クライミングシューズのようにつま先まで締め込めるレーシングシステムは今、トレンドでもあります。1 PMも然りで、実はこのシューズの開発には、サロモンやザ・ノース・フェイスのシューズを手がけるフランスの山奥、ヌアシーのクリエイティブシューズエージェンシー『オールトライアングルズ(All Triangles)』が携わっているそうです。

スケーターシューズらしいラバーのトゥガードも、アウトドア仕様で付いています。スラックスに合わせたときは、このつま先のディテールがアクセントになって、いろいろと遊べたりします。シュータン部分にネオプレン風の素材を配するなど、フィットや履き心地にもこだわっていて、誠実に“いい靴”をつくろうとしている姿勢が伝わってきます」(小澤)

03:CONVERSE|WEAPON CC AG OX

CONVERSE|WEAPON CC AG OX
スニーカー¥16,500/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
CONVERSE|WEAPON CC AG OX
CONVERSE|WEAPON CC AG OX

茶芯&細身ラストでつくられた大人のウエポン

「1月下旬に発売された新作のウエポンです。復刻ではなく、ボリュームを抑えた新デザインで登場しました。ウエポンにしては低重心なフォルムがまず気になったのと、ディテールを見たときに茶芯が採用されていたので、今回ピックアップしています。日焼けしたような加工のソールからもわかるように、ヴィンテージライクな雰囲気をまとわせています。

試作していた昨年のことですが、『ヴィンテージ感を出すために茶芯でつくっている』と聞いて、細部へのこだわりに感心しました。茶芯というのはヴィンテージ用語で、茶色いレザーの上に色を塗り重ねることで、使っていくうちに下地の茶色が出てくる仕様のこと。このウエポンは切りっ放しのコバをそのまま見せることで、茶芯であることをアピールしています。

ヴィンテージなムード以上に、僕が惹かれたのは形の美しさです。素材使いも含めて若々しさを抑えたウエポンは、カジュアルではなく、ウールスラックスのようなドレッシーなボトムにもしっくり合います。マニア御用達のモデルですが、ヴィンテージ感を追及することでおしゃれ好きにも響く一足へと進化したのは興味深いとこ。名品の新機軸かもしれません」(小澤)

04:CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX

CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX
スニーカー¥33,000/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX
CONVERSE|PRO LEATHER J VTG OX

完全復刻の呪縛にとらわれない50周年モデル

「プロレザーの50周年を記念してコンバースのタイムラインから、下北沢のヴィンテージスニーカーショップ・ソーマの徳永勝文さんが監修をしたプロレザーが登場しました。徳永さんは2021年の初コラボレーションのときにプロレザーの黒×グレー配色をスエードのコンビネーションでつくっています。今回はシボ感と光沢のあるヴィンテージ調レザーを組み合わせた高級感がすごくいいなと思いました。しかも日本製です。

50周年モデルは徳永さんのほかに、静岡のスニーカーショップ・マグフォリアの山田隆也さん監修のパープル×イエローバージョンもあります。このふたりはヴィンテージ・スニーカー界のヒーローで、熱烈なファンもついている。何度かお会いしていますが、知識はもちろん、スニーカーへの熱量と愛情にいつも圧倒されます。そんな彼らが手がけるからこそ『欲しい!』という人も多く、今回のプロレザーも、彼らの“意識”が色濃く反映された一足になっています。

完全復刻ではなく、本当に好きだからこそ考える『こうだったらよかったのに』というようなディテールが組み合わさっていて、そこがまた魅力です。本物を知っている目利きならではのアレンジが活きている。マニアの世界では完全復刻がよしとされますが、そうではないヴィンテージのとらえ方に、新たな価値観を提示してくれました。完全復刻至上主義の呪縛にとらわれていない名品です」(小澤)

05:CONVERSE|ONE STAR LOAFER

CONVERSE|ONE STAR LOAFER
スニーカー¥33,000/コンバース(コンバースインフォメーションセンター)
CONVERSE|ONE STAR LOAFER
CONVERSE|ONE STAR LOAFER

待望の黒×黒がコンバース アディクトからが登場

「ここ2年くらいローファースニーカーがトレンドになっていますが、ワンスター ローファーはそれとは別の存在です。“ローファースニーカーだから”というよりもこの靴が好きで狙い撃ちしている人が多いモデル。ただ、今の流行とリンクしていることもあって、さらに人気が出そうな予感がしています。今回コンバース アディクトから発売されるワンスター ローファーは、“オリジナルになかった黒アッパー×黒ソール”が注目のポイントです。

僕はネイビーアッパー×白ソールは持っていて、今もときどき履いています。それで感じたのは、昔は“スニーカーっぽいローファースニーカー”が欲しかったけれど、今はよりローファーに見えるスニーカーが欲しいということ。アッパーはネイビーでも白ソールだと、どうしても足元が軽く見えてしまうので、いっそ自分でソールを黒に塗ろうかと考えていたほどです。だから黒×黒が出るのは本当にうれしくて、これは絶対履いてみたい。

しかも今回は上質なイタリアンスエードを採用しています。これがスムースレザーだと革靴感が強くなりすぎて、かえって魅力が薄れてしまうので、ちょうどいいバランスです。そしてここまで黒でまとめると、サドルのスターも黒にしがちですが、あえてここだけ白にしている。コンバースは自分たちの魅力をしっかり理解しているのだなと思います」(小澤)

小澤匡行プロフィール画像
エディター
小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。

コンバースインフォメーションセンター TEL: 0120-819-217
マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL: 0120-934-779
アディダス コールセンター TEL:03-6732-5461
フリークス ストア渋谷  TEL: 03-6415-7728

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