2026.04.26
最終更新日:2026.04.26

【甲乙つけがたい日用品連載】アイロン台|アイロンがけで大切なのは、クオリティか、手軽さか。

スタイリストの池田尚輝がセレクトしたそれぞれによさがあり、二者択一では決めきることができない珠玉の日用品。甲乙つけがたい魅力を語り、逡巡する。

第二回|アイロン台

アイロンのプレスによって、洋服は格段に美しくなる。あらためてアイロン台を持つならば、プロのように仕上がるスタンド式とコンパクトで手軽に使える平型、どちらを選ぶか。

(右)サイトウ・アイロン・ボード「スタンドタイプ HS-06」/(左)山崎実業「平型アイロン台ベーシック アルミコート」

(右)サイトウ・アイロン・ボード「スタンドタイプ HS-06」/(左)山崎実業「平型アイロン台ベーシック アルミコート」
(右)サイトウ・アイロン・ボードの中でも、最もスタンダードな「HS-06」。なだらかにカーブした表面はプロが使い込んだアイロン台を参考にした設計で、軽くて滑りがいい。天板の中に空気層ができる三層構造によってパリッと仕上がる。¥23,900/サイトウ・アイロン・ボード (左)シンプルなデザインで人気を集める、山崎実業の平型アイロン台。持ち運びやすいサイズで、クロゼットなどに置いておけるのが便利。天板には熱への耐久性が高いアルミカバーを採用しているため、長く使い続けられる。¥2,090/山崎実業

アイロンがけで大切なのは、
クオリティか、手軽さか。

きちんとアイロン台を使ってお手入れすべき洋服は多いものです。例えば、くたっとした古着は圧力をかけて生地をのばすことでパリッと美しく仕上がるし、Tシャツやバンダナのようなゆるいアイテムこそプレスして、きれいな雰囲気にするのもいい。同じアイテムでもアイロンがけの有無で服の気配は変わります。そうして一点ずつアイロンをかけていく時間は、一種のメディテーションでもあります。

腰を据えてやるなら、欲しいのはスタンド式で、サイトウ・アイロン・ボードをぜひおすすめしたい。厚みのある天板に熱が回り、蒸気の抜けもよく最高の仕上がりになる。スチール脚の硬派なデザインも好みです。一方で、いきなり本格的なアイロン台を買うのを躊躇している人に推したいのが山崎実業のもの。コンパクトなサイズで、家のどのスペースでもすぐに使えるのが優秀。天板が柔らかすぎず、真っすぐにプレスできる硬さがちょうどいい。机やスツールの上に置いたときの安定感もあります。この便利さをとるか、大きな脚付きでプロの仕上がりを目指すか? やはり甲乙つけられません。(談)

池田尚輝

雑誌からブランドルックまで幅広く活躍。ヤエカのセレクト部門「リンドリー」の監修にも携わる。

RECOMMENDED