ラコステといえば、まず思い浮かぶのはポロシャツだろう。胸元のワニとともに、長く愛されてきた定番である。だが、これからの季節に目を向けたいのがニットだ。ローゲージのジップセーターからフランス製のリブニットポロシャツ、カシミヤ混のニットポロシャツまで、素材も表情もじつに豊か。今回は俳優・中島歩を迎え、一枚で着る日常使いから「ニットにニット」の重ね着まで、4つのスタイルで着こなした。
ざっくり編んだジップセーターで、着こなしに抜けを
太い糸でざっくりと編み上げたローゲージのジップセーター。異なる色の糸を混ぜた杢調の表情が、シンプルな着こなしにほどよいニュアンスを添える。スタンドカラーとフルジップを組み合わせたスポーティなデザインで、左胸にはワニのロゴパッチ。クラシックフィットのゆとりが、大人らしい落ち着きも備える。ブルーのストライプシャツを襟だけのぞかせ、ウールブレンドのワイドパンツへ。トップスのボリュームを受け止めるように、ボトムもゆったりと。足元を黒のブーツで締めれば、ゆるさの中にも品の良さを残せる。
ジップセーター¥31,900[11月発売予定]・シャツ¥18,700・パンツ¥19,800/ラコステ(ラコステお客様センター) シューズ/スタイリスト私物
白のリブニットに、パープルをひと差し
フランスで編み上げた、オーガニックコットン100%のリブニットポロセーター。身頃と袖で編み柄を変えた縦のラインが、白一色のニットに豊かな表情をつくる。ドロップショルダーのリラックスしたシルエットで、左胸にはワニのロゴパッチ。インナーには白のハイネックニットを重ね、首元にさりげないレイヤードを。そこへウール100%のパープルのフリンジマフラーを、ゆるく首にかけた。深みのあるバーガンディーのデニムと黒の足元で全体を落ち着かせれば、差し色がきれいに映える。これからの季節に色を使うなら、このくらいのインパクトがあっていい。
リブニットポロセーター¥30,800・ハイネックフルジップニット¥24,200・パンツ¥20,900・マフラー¥20,900・ベルト¥11,000/ラコステ(ラコステお客様センター) シューズ/スタイリスト私物
深いグリーンを重ねて、スポーティに
ウール100%のハイネックハーフジップニットは、リブの首元とスタンドカラーが印象的。そこへ同色のハイネックフルジップニットを肩に掛けた。同じ色を重ねることで、着こなしはすっきり。深いグリーンのワントーンが、落ち着きをつくる。白のストライプシャツをインナーにして、袖口は無造作にのぞかせた。手首にはクラシックなシルバーのステンレスウォッチ。ボトムはベージュのルーズフィットチノ。濃いグリーンのニットに明るさを足しながら、スポーティなトップスを街になじませる。
ハーフジップニットセーター¥22,000・シャツ¥18,700・肩掛けしたニット¥24,200・パンツ¥17,600・時計¥31,900/ラコステ(ラコステお客様センター)
カシミヤ混のニットポロシャツに、ラムレザーを
リヨセル67%・カシミヤ33%のニットポロシャツは、なめらかな風合いで身体になじむ。バーガンディーの色味も相まって、ぐっと落ち着いた佇まいだ。貝ボタンに、ボディと同色のワニロゴパッチを添え、胸元もあくまで控えめに仕上げている。ラムレザーのジップジャケットは前を開けて着る。それだけで抜けが生まれ、バーガンディーのニットが主役に戻る。ハイネックセーターの首元には細身のストライプスカーフを一本。ネクタイのように縦の線をつくり、胸元をすっきり見せる。ボトムはライトブルーのワイドデニム、足元は黒のスエードローファー。メガネは胸ポケットに差すだけ。力の抜けた小技で、冬のスタイルが完成する
ニットポロシャツ¥35,200・レザージャケット¥143,000[10月発売予定]・パンツ¥22,000・スカーフ¥6,600・胸ポケットに入れたメガネ[参考商品]・シューズ¥15,950/ラコステ(ラコステお客様センター) その他/スタイリスト私物
今年の冬は、ニットにニット
撮影を終えた中島歩さんに、ラコステのニットを実際に着てみて感じたことを聞いた。まず挙がったのが、ニットにニットを重ねるレイヤード。普段やったことのない着方だという。
「今年の冬は、ニットにニット」。そんな合言葉が、その場で生まれた。
「ニットにニット」。やっていい理由は、ちゃんとある。Tシャツを下に着るより、ニットやシャツを重ねたほうが、ぐっと大人っぽい。コットンのニットやニットポロシャツに重ねれば、通気性もよく、季節をまたいで着回せる。
ニットの下からのぞくシャツも、着こなしの鍵になる。
シャツは最近よく着てます。便利だし、ちょっと“立派”に見えるんですよね。ニットの下にはシャツ。こうやってシャツが裾とか袖から出てきちゃってるのが好きで、映えますよね。アクセントになるし、ポイントにもなる
今回のグリーンのニットのようなトラッドな着こなしには、慎重な中島さん。ただ、音楽好きらしい視点もある。
自分が普段に着るとなると、野暮ったくなりそうで。でも、イギリスの音楽が好きなので、ブラーみたいにストリートなのにトラッドが入ってるみたいな、ああいうのは素敵だなと思ってます。自分だったら、もうちょっとカジュアルにしたい感じもしますけど
そんな中島さんが気になっているのが、長袖のニットポロシャツだ。
“おじいちゃんっぽい”雰囲気が好きなので、この冬は着てみたいなと思ってます
4つのニットのなかで、中島さんが「いちばん使いやすい」と太鼓判を押したのが、厚手のジップニット。いわゆるドライバーズニットだ。
ドライバーズニットって運転手のためのってことじゃないですか。僕はクルマをよく運転しているので。厚手でも難なく着られるし、いちばん使いやすいと思います。いろんな糸でつくられてるのもいいですよね。メランジって、奥行きが出て、軽やかな感じも出る
話題は、胸元のワニにも及んだ。つい先日、伊豆の熱川バナナワニ園を訪れたばかりという中島さんは、ちょうどいま“ワニづいている”。
胸元にワニのワンポイント。それだけで、一枚で着ても、重ねても、ラコステらしさがさりげなく漂う。冬のニット選びは、そんな小さな遊び心から始めたっていい。
1988年宮城県生まれ。俳優として数々の話題の映画やドラマに出演。今年は『俺たちバッドバーバーズ』(テレ東系)で連ドラ初主演。『Tシャツが乾くまで』(TBS系)では沼る大人が続出し社会現象に。出演映画『男ともだち』(三島有紀子監督)が11月6日公開予定。
お問い合わせ
ラコステお客様センター
TEL:0120-37-0202
ニットにニットって、やっていいのかなって思っちゃいます。僕はやったことがないので。雑誌だから成り立ってるんだろうって、僕だったら思っちゃいますけどね。だけどやっていいんだよって伝えましょう、みんなに