バッグを持たず、身軽に出かけたい。でも、財布やスマートフォン、鍵、イヤホンなど、携帯したいものは意外と多い。そんなジレンマを解消してくれるのが、「UNTRACK(アントラック)」の2026年秋冬コレクションだ。手ぶらを叶える収納力に、イージーケア性まで。日常にうれしい機能を、ミニマルなデザインの中に忍ばせている。
バッグは、家に置いていこう
オンとオフ、都市と自然をシームレスにつなぐアントラック。老舗バッグメーカーのエースが手がけるブランドだけに、ウェアの収納設計にもバッグづくりの知見が生かされている。今季のテーマは、“Quiet Functionalism(静かなる機能美)”。なかでも象徴的なのが、財布やパスポート、スマートフォン、鍵、イヤホンなどを収納できる“着るバッグ”仕様だ。
新作の「エッセンシャル ストレージ ジャケット」では、アイコン付きの機能ポケットをメインファスナーの両脇に配置。前を閉じたまま荷物を出し入れできるうえ、ポケットを目立たせず、すっきりとした見た目を保っている。
裏地には、軽量で暖かく、通気性にも優れたテック素材「Octa® CPCP」を採用。薄手で長いシーズン着用でき、撥水性も備える。家庭で洗えるため、多少ラフに扱えるのもありがたい。裾のドローコードを絞れば、シルエットの変化も楽しめる。
無骨なワークウェアを大人のセットアップに
今季のイチ押しは、人気のセットアップを刷新した「エッセンシャル エンジニア ジャケット」と「エッセンシャル エンジニア パンツ」だ。
着想源は、19世紀後半から20世紀初頭の産業革命期に着られていたワークウェア。当時主流だった3つのパッチポケットやカラーレスのデザインをベースにしながら、襟をピークドラペルにアレンジすることで、ほどよいフォーマル感を加えている。
ワークウェアらしいタフさはありつつ、上下で着ればきちんと見える。その一方で、ジャケットをデニムに、パンツをニットやスウェットに合わせても様になる。セットアップを堅苦しく着たくない大人に、ちょうどいいバランスだ。
素材には、ナイロンとポリエステルの混繊糸を使用。適度なシワ感が着こなしにこなれた表情を生み、ストレッチ性、撥水性、イージーケア性も備える。もちろん、ジャケットの内側には“着るバッグ”仕様のポケットを搭載。見た目以上に頼れるセットアップに仕上がっている。
フリースに「難燃」という選択肢
秋冬の定番であるフリースにも、ひと工夫が利いている。「エッセンシャル フリース オーバーシャツ」と「エッセンシャル フリース ベスト」に採用したのは、難燃性に優れた高機能フリース。軽量ながら確かな保温性があり、普段使いはもちろん、キャンプやフィールドワークでも活躍する。
デザインはあくまでミニマルに抑えつつ、エッジの効いたメタルファスナーで90年代らしいムードをプラス。いかにもアウトドアウェアという印象にならず、ワイドパンツやスラックスにも合わせやすい。オーバーシャツは軽いアウターとして、ベストはジャケットやコートのインナーとして。気温の変化に合わせて着方を変えられるから、秋口から真冬まで長く出番がありそうだ。
見た目はチノ、中身はテック
一見するとオーセンティックなコットンチノ。しかし、「DK Mil チノトラウザーズ」に使われているのは、コットンのような表情を持つポリエステル素材だ。吸水速乾性とストレッチ性を備え、汗をかいても乾きやすく、動きやすいのが魅力。適度にゆとりを持たせた太めのシルエットでありながら、ルーズに見えない絶妙なラインに整えられている。
やや太めのベルトループもポイント。シャツをタックインした際にベルトの存在感を抑え、ウエストまわりをすっきり見せてくれる。革靴でクリーンにまとめても、スニーカーで力を抜いてもいい。クラシックな顔をしながら、はき心地と手入れは現代的。その気の利いたギャップこそ、アントラックらしさだ。
まだまだあります、毎日を軽くする服
今季はこのほかにも、レイヤードに重宝するニットベストや、上品に着られるニットポロ、ロングシーズン活躍するサーマルクルーなど、日々の着こなしを快適にしてくれるアイテムが揃う。
いずれもXSからXLまでの5サイズを展開し、ジェンダーレスに対応。収納力や動きやすさ、手入れのしやすさを備えながら、見た目はあくまでスマートだ。機能を大声で主張せず、必要なときにしっかり役立つ。毎日つい手に取ってしまうのは、きっとこんな服だ。
エース
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