セリーヌ、バレンシアガ、バーバリー... 春に大人が選ぶべき人気ハイブランドの「黒トートバッグ」4選

01：CELINE｜CELINE MALAQUAIS LARGE CABAS

クワイエットラグジュアリーを極めた新作

トリオンフモチーフのバッグが人気を集めるセリーヌ。一方でエディ・スリマンらしいクワイエットなモデルもラインナップしており、新作の「マラケ カバ」もハンドルの下に小さくロゴの箔押しがあるだけ。「マラケ」はしなやかな質感とナチュラルなシボが特徴の、サプルカーフスキンを使用するメンズライン。その名前はパリ6区のセーヌ川沿いにある「マラケの岸壁」という歴史的建築物に由来する。

キーチャーム付きの「マラケ カバ」トートバッグは底鋲が付き、自立するデザイン。両サイドにはアジャストベルトが付き、バッグの型崩れを防止しつつアクセントを添える。口はオープン仕様だがレザーとバーの繊細な留め具で閉じることができて、内側には取り外しできるショルダーストラップも。モバイルPCやA4サイズの書類も収納できるゆったりとしたシェイプは、どんなシチュエーションでも使いやすい。縦29×横38×マチ11cm。

02：SAINT LAURENT｜CABAS N/S RIVE GAUCHE REVERSIBLE TOTE BAG

2つのフォルムが楽しめるキャンバストート

フロントにゴールドの「リヴ・ゴーシュシグネチャー」が輝く、キャンバス地の大容量トートバッグ。セーリングをテーマに創られたこのサークルロゴは2023春夏シーズンに登場しているが、ムッシュ イブ・サンローランの時代からマリンはメゾンにとって重要なインスピレーションだ。昨年のスリングバッグに続いて、今年は新作でトートバッグがお目見え。

一泊旅行程度の荷物が入る容量だが、キャンバス素材のため軽量だ。バッグの内側両端にはフックが付き、そのフックを留めると三角型のフォルムに変身。持ち手につながるレザーの補強ラインが、バッグの強度を高めている。仕事モードの際は船型トートで、休日は両サイドを折りたたんでフォルムを変えてと、使い方を考えるのが楽しい。レザーハンドルは肩掛けするのに十分な長さがあり、バッグ内側にファスナーポケットを備える。縦30×横60×マチ20cm。

03：BURBERRY｜Shield Double Tote

シールド型のユニークなフォルムにひと目惚れ

アシンメトリーな形とレザーのシボに心奪われるバーバリーの新作トート。盾を2つ折りにしたユニークなシェイプの端には「馬上の騎士」のエンボス、内側の仕切りを兼ねたジップコンパートのライニングはバーバリーチェックと、斬新に見えて随所にブランドの伝統を感じるデザイン。

レザーのトップハンドルは肩掛けするのに十分な長さがあり、内部が3つに分かれているので必要なものが整然と入れられるのも高ポイント。シェイプは独特でもデザインはシンプルだから、ON/OFF問わず使うことができる。さり気なく自己主張できるのがバーバリーの魅力だ。縦38×横58×マチ8cm。

04：BALENCIAGA｜CARGO M TOTE BAG

注目の新ライン「CARGO」のトート

斬新なフォルムやデザインがフィーチャーされがちなバレンシアガから、シンプルで実用的なレザートートが登場。光沢のあるテクスチャーでレザーとわかるが、持ってみると予想を裏切る軽さに驚く。極薄だからドローストリングクロージャーを絞ればファブリックのようにドレープを描く。バッグ本体にロゴはなく、2つのハンドルにジャカードでBALENCIAGAの文字があしらわれたアノニマスなルックスも今っぽい。

Summer 24コレクションでデビューした「CARGO」ラインのバッグは、今までのバレンシアにはないキューブ型のフォルムが新鮮。軽くて気軽に持てるこの2WAYトートは、その名の通りショッピングやショートトリップの相棒にも最高だ。ランウェイには同じ「CARGO」ラインのフットウェアが登場しているが、今後のラインナップも大いに気になる。