モードの聖地・パリのムードを今に伝えるフランス最古のクチュールメゾン「LANVIN(ランバン)」の日本旗艦店が、11月26日(土)に待望のオープン。ラグジュアリー極まるスニーカー、バッグ、デニムをチェックすべく、いち早く試着ルポに訪れた。
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_0_12001200_DSC2076.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_1_12001800_DSC1410.jpg)
1889年にジャンヌ・ランバン女史が創業し、今もパリコレを拠点に斬新なスタイルを打ち出し続けるクチュールメゾン「LANVIN(ランバン)」の日本旗艦店として、「ランバン銀座店」が11月26日(土)にオープン。
フランス・パリで最も歴史のある老舗ラグジュアリーの矜持を体感すべく、本誌でお馴染みのモデル松本雄司がいち早く試着ルポに訪れた。
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_2_12001800_DSC1365.jpg)
「ランバン」のウィメンズとメンズのクリエイションを2019年1月から担っているブルーノ・シアレッリは、仏マルセイユ生まれ。
ジョナサン・アンダーソンが率いる「LOEWE(ロエベ)」でメンズウェア デザイナーディレクターを務めていた当時から、連綿と受け継がれる名家のブランドヘリテージを現代のファッションコードに乗せる手腕に定評がある正統派デザイナーだ。
①Flash X Sneaker
¥128,700
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_3a_12001800_DSC1299.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_5](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_3b_12001800_DSC1753.jpg)
デザインから導かれる今秋冬のエッセンスは、「ファッションのパラドックスと矛盾」。このスニーカーでは、スポーツとクチュールの共振がそれにあたる。
②Studded Curb Sneaker
¥290,400
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_6](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_5a_12001600_DSC1326.jpg)
生き馬の目を抜くパワーで時代の変遷を許容したジャンヌにとって、対照的なテーマは慈しみ寄り添うべき存在。今秋冬のコレクションに流れるムードは、今を生きるシアレッリからジャンヌへの賛辞なのだ。
その進化し続ける「ランバン」の現在形がアイコニックな「カーブ スニーカー」。インスタ映えの消費行動から露見する「ファッションのパラドックスと矛盾」も、ジャンヌは許容し、血肉としたはず。
③Curb Sneaker
¥166,100
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_7](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_5b_12001800_DSC1314.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_8](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_z_12001800_DSC1763.jpg)
クチュールの伝統にインスパイアされた工芸品のようなカジュアルアイテムが世界中のストリートシーンを賑わすリアル。「ランバン」の醍醐味だ。
④ロゴフーディ
¥144,100
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_9](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_6_12001800_DSC1492.jpg)
松本:ランバン銀座の落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと迷える。これも贅沢ですね。
気負わずに。さあ、試着!
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_10](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_7a_12001800_DSC1505.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_11](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_7b_12001800_DSC1507.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_12](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_7c_12001800_DSC1517.jpg)
ボリューミーなフォルムとポップテイストで編み込まれた‟Curbレース”に、殴り描きのグラフィティとスタッズがプラス。モンスターのような見た目と裏腹に、着用感は快適でデニムスタイルに馴染む。ラグジュアリーを根っこから遊ぶクリエイションは、その本質を知る者にのみ許される芸当なのである。
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_13](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_8_12001800_DSC1534.jpg)
⑤Gジャン・⑥デニムパンツ
¥205,700・¥100,100
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_14](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_9a_12001800_DSC1572.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_15](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_9b_12001800_DSC1559.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_16](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_9c_12001800_DSC1613.jpg)
背中に施されたブランドロゴと半円形の革製パッチが愛嬌たっぷり。ヒップポケットのステッチワークを「LANVIN」の「L」モチーフにアレンジするなど、オーセンティックなディテールをモダンに料理した。
⑦トロンプルイユコート
¥399,300
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_17](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_10_12001600_DSC1642.jpg)
松本:プリントで描かれています。
これはシアレッリならではの演出。ジャンヌの創造性を刺激した対照的なテーマには、19世紀末に隆盛し始めた映画の視覚効果がもたらす幻想体験も含まれる。スクリーンをフィルターとして通した際の穿った視認性を、そのままデザインとして取り入れたのだ。
⑧ニットフーディ
¥216,700
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_18](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_11_12001800_DSC1777.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_19](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_12a_12001800_DSC1586.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_20](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_12b_12001800_DSC1595.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_21](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_13_12001800_DSC1818.jpg)
トロンプルイユのステンカラーコートを羽織って2ルック目のトータルコーディネートが完成。「ランバン」メンズ2022年秋冬で残るアイテムは?
松本:バッグも揃えてみたい。
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_22](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_14a_12001800_DSC1841.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_23](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_14b_12001800_DSC1864.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_24](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_14c_12001800_DSC1959.jpg)
地下1階から地上3階の4フロアにわたる店内の壁面には、日本の書道家であるhiro(河内裕美)が手掛けた作品が描かれている。金と黒の書で表現されたモチーフは、「愛娘と踊るジャンヌ・ランバン」。
パートナーと訪れたいウィメンズフロアは2階。地下1階ではオープンから12月4日までの期間限定で、コラージュアーティストの河村康輔によるアート展「REMIX the TIMES EXHIBITION by Kosuke Kawamura」が催されていた(※現在はメンズフロア)。
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_25](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_15_12001600_DSC1868.jpg)
棚の上段に置かれたトート中央に描かれたイラストこそ、「ランバン」の象徴である「MOTHER AND CHILD(母と娘の肖像)」だ。レトロな紙製ショッパーのようなデザインもウィットが効いている。
⑨‟MOTHER AND CHILD” トートバッグ MM
¥83,600
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_26](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_16a_12001600_DSC1886.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_27](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_17_12001800_DSC1939.jpg)
松本:そんなブランドヒストリーがあったとは。深く知るともっと「ランバン」を好きになります。
虚栄が渦巻くファッションの世界で生き抜くモチベーションは、母娘の愛。世代を超えて愛される堅気なラグジュアリーブランドの魅力がそこにある。
⑩‟IN&OUT” トートバッグ MM
¥287,100
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_28](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_16b_12001600_DSC1893.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_29](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_16c_12001600_DSC1901.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_30](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_18_12001800_DSC1914.jpg)
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_31](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_19_12001800_DSC2015.jpg)
往年の「ランバン」ファン感涙のフォトジェニックなスペースで、ファッションの深淵に耳を傾けてみよう。パラドックスと矛盾に満ちた世界から、大人男子をノスタルジックな旅路へと誘ってくれる。
![【ランバン新作】大人が選ぶべき「スニーカの画像_32](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/263265/2022_12_20_12001800_DSC2084.jpg)
パリ随一の老舗クチュールメゾンである「ランバン」の伝統と革新を受け継いた「ランバン銀座店」で、渾身の大人ラグジュアリーを手に入れたい。
コロネット TEL:03-5216-6518
ランバン 銀座店
住所:東京都中央区銀座5-4-7
TEL:03-6263-8768
LANVIN 公式サイトはこちら
Hair: AMANO
Model: Yuji Matsumoto
Text: Takafumi Hojoh