2023.03.31

【推しはL.L.ビーンとカーハート】スタイリストが回答。春服選びのQ&A PART.1

重要なのは具体的に何をワードローブに加えるべきかということ。UOMO世代が今本当に買うべきアイテムを、スタイリスト二人が徹底会議!

【推しはL.L.ビーンとカーハート】スタの画像_1
豊島 猛さんプロフィール画像
豊島 猛さん
1983年生まれ。シルエットや色使いで品よく仕上げる大人のストリートスタイルに定評あり。
松川 総さんプロフィール画像
松川 総さん
1981年生まれ。モードから古着まで精通。トレンドを押さえながら、常に半歩先の新しい着こなしを提案。

まっ先に推すのは?

白いカーハート! パーカー ジャケット パンツ
1パーカ¥33,000・2ジャケット¥35,200・3パンツ¥18,700/カーハート WIP(カーハート WIP ストア トーキョー)

TOYOSHIMA’s Answer 白いカーハート!

あえての野暮ったさが魅力のカーハートですが、コーディネートを間違えるとおじさんっぽさが強く出ることも。でも白ならその心配はなし。ワークウェアの武骨さとモダンさのバランスが絶妙で、トップスはスラックスにも合うのでスタイリングしやすいですよ。



L.L.ビーンのジャパンエディション ジャケット スウェット 
今季より始動した日本企画「ジャパンエディション」。レトロさがありつつも、日本の今の気分やシルエットを体現したラインナップになっている。4コーチジャケット¥20,900・5スウェットシャツ¥8,690・6ジャケット¥25,300/エル・エル・ビーン ジャパンエディション(L.L.Beanカスタマーサービスセンター)

MATSUKAWA’s Answer L.L.ビーンのジャパンエディション

古着好きの僕にもこれはツボ。レトロでいい感じのいなたさがありながらも、着てみるとちゃんと今っぽい。配色のデザインがすごくいいし、シルエットが少しゆったりしているところも今の服に合わせやすいポイント。素直に欲しいですね。


松川 個人的には今季アウトドアが面白いと思うんだけど、豊島くん的にどう?

豊島 わかる。ちょっとレトロな感じのやつだよね?

松川 そうそう。古着でも探しているんだけど、ブランドやセレクトショップでも懐かしい感じのアウトドアウェアが多いよね。L.L.ビーンのジャパンエディションは特に注目。

豊島 僕はカーハート推し。特に白。

松川 あれはいいよね! いい意味での野暮ったさは残しつつ、上品さとか都会感も備えた感じで。

豊島 大人も取り入れやすいと思います。


カラーアイテムはどう着こなす?

ブルーのグラデーションに白

MATSUKAWA’s Answer ブルーのグラデーションに白

へリルのカラーアイテムには品と知性が漂ってるんですよね。ブルーを強調したいからトップスはあえて同系色のグラデーションで。パンツはホワイトで抜け感を出して。

ジャケット¥58,300/へリル(にしのや) Tシャツ¥13,200/オーラリー パンツ¥66,000/ナイスネス(イーライト) シューズ¥137,500/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店) メガネ¥49,500/E5 アイヴァン(アイヴァン PR)※以下すべて同じ



グリーンでトラッドを新鮮に

TOYOSHIMA’s Answer グリーンでトラッドを新鮮に

ブルーと同じくらい取り入れやすいのがグリーン。トラッドスタイルやアメカジとも相性がいいので抵抗なく着こなせるはずです。できるだけ鮮やかなトーンがおすすめ。

カーディガン¥38,500/イレーヴ シャツ¥24,200/J.プレス オリジナルズ(J.プレス & サンズ 青山) ジーンズ¥33,000/アー・ペー・セー フォー エディフィス(エディフィス 新宿) ベルト¥22,000/アンダーソンズ(エスディーアイ) シューズ¥111,100/フラテッリ ジャコメッティ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) Tシャツ/スタイリスト私物


ブリックカラーに大注目

TOYOSHIMA’s Answer ブリックカラーに大注目

個人的に推しているのがブリックカラー。ネイビーと合わせるのがおすすめですが、トップスがグレーでもブラックでもホワイトでも合う。新しくて使いやすい色です。

パンツ¥39,600/ナイスネス(イーライト) ニット¥74,800/ボーディ(alpha PR) シャツ¥29,700/エリコフォルミコラ(ビショップ) サンダル¥24,000/ビルケンシュトック(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス) Tシャツ/スタイリスト私物



ピンクのナイロンが強い味方

MATSUKAWA’s Answer ナイロンが強い味方

ナイロン素材って強い色を取り入れやすいんですよね。中でもおすすめしたいのが、ケーウェイのピンクのナイロンパーカ。ブラウンのスラックスで落ち着かせるとなおよし。

パーカ¥30,800/ケーウェイ×トゥモローランド(トゥモローランド) シャツ¥30,800/イレーヴ パンツ¥49,500/カルーゾ フォー ビオトープ(ビオトープ) スニーカー¥15,400/ニューバランス フォー ビューティ&ユース(ビューティ&ユース 丸の内店)


豊島 春夏は色が華やかになるけど、今季は例年よりカラフルな気がしない?

松川 間違いない。パステルトーンじゃなく、ちょっと強めの色ね。

豊島 ぱっと見、取り入れにくそうだけど、実はそんなことない。普段のワードローブに合わせやすいものもあるので、今季は色で鮮度を上げるのもいいと思う。

松川 気持ちのいいブルーとか、甘くないピンクとか。シンプル&ベーシックだけど今っぽい着こなしを狙うなら、まさにうってつけ。

豊島 むしろ定番的なコーディネートを好む人にこそ効果的。難しく考えず、いつもの着こなしにさらっと取り入れるだけでいいと思う。

松川 ほんとそれ。今年こそ色を積極的に取り入れるチャンスだよね。




Photos:Kanta Matsubayashi Mai Shinya(Portrait) 
Stylist:Takeshi Toyoshima
Models:Hikaru Takakamo  Taiki Nomura  Masayuki Kawabata 
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]

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