トレンドカラーはグリーン!


グローバルブランドである「UNIQLO(ユニクロ)」の2023年上半期を占う最新春夏展示会が、先の12月に開催。編集部員が大人目線でチェックしたマストバイアイテムを「前編・中編・後編」の三部作で先取り詳報する。前編は、国内全店舗に幅広く入荷する通常デリバリーの「レギュラー商品」だ。


取材陣の先頭はUOMOブランド統括の山崎。続く2人はいつものY神とH條になる。


Y神:むっ、山崎編集長が三笘薫のブラボードリブルのようなアジリティを発揮しとる。


H條:まるで音速の貴公子、A・セナを彷彿とさせる高速コーナリング。追いましょう!





まずは、「The Art of Everyday Life」と掲げられた「ユニクロ」2023年春夏のテーマを確認。


山崎:暮らしの質を高める「術」がアートってことでよいのかな? Y神はもう買ったの?


Y神:はい。


山崎:えっ!?


Y神:レギュラー商品は先行発売もいくつか。盛夏ものなどは今から見ましょうっていう。


山崎:2023年もせっかちで申し訳ないが、Y神の対応力もさすがです。「仮」とか「価格未定」とある商品以外は今すぐ買えるってこと?


H條:御意。ところで私の後ろにいる2名のゲストは?


山崎:UOMOのウェブスタッフの安藤くんと穂上さんです。ヨロシク!


H條:(そ、それだけ!?)






ワードローブの大定番であるデニムからチェック。シルエットやディテール、色落ち具合など、ブランドが打ち出すシーズン性を如実に表す商品だ。


Y神:大人向けの上品なワークジーンズといったところ。シルエットはハンマーループ付きのワイドシルエットで幾分テーパード。出し入れがしやすいポケットと服地仕様のフロントボタンにも注目だね。


穂上:私はミニショルダーが可愛いなと。縦長ですし、スマホケースも想定してますねきっと。今日の取材模様はスマホで動画に撮っておこうかな。


Y神:小回りがきくタイプなのね。


H條:しかも小物好きのキャラ設定を自ら提案するという。なんかズルい!






①(仮)ワークジーンズ ¥価格未定




Y神:無骨なステッチ叩きかと思いきや脇割りシーム仕上げでびっくり。創作活動中のアーティストが着用してそうなワークジーンズは、ペンキや絵の具で汚れても味になる。2023年春夏の「ユニクロ」はクリエイティブなアートとワークを推してるっぽい。


穂上:引き続き感染予防しつつ、自粛期間からそろそろ表に出て活動しましょう的なポジティブメッセージを感じます。まさに啓蟄。


Y神:誌的ですね。なんかいつもと違う。





②ユーティリティネックポーチ ¥1,500




穂上:すでに店頭販売中の「ユーティリティネックポーチ」は、オリーブとレッドのほかブラックも揃います。単色使いに加え、リップストップ生地やカラビナなどアウトドアブランド並みのルックス。どっしりと構えた小物というスタンスに好感が持てます。


Y神:いかにも。こういうアウトドアフィールドからタウンユースまで活用できるファッション小物やウェアを、UOMOでは「文化系アウトドア」と呼んでいるよね。


穂上:文化系。なるほど。





③ミニドローストリングバッグ ¥1,500




Y神:オレンジの「ミニドローストリングバッグ」も店頭販売しとる。ボクはブラックを持ってます。


穂上:ほか、ベージュ、グリーン、ブルー、パープルの6色展開ですね。巾着型でキュート。


Y神:今春夏の「ユニクロ」は、ミニバッグだけで特集が組めそうなくらいに充実している。


山崎:Y神、このショーツはもう買ったの?






④(仮)サマーコーデュロイショーツ ¥価格未定



真夏は颯爽と「パタゴニア」のピンクショーツで出勤する山崎、これまたハンマーループ付きの新作ショーツが気になった模様だ。


山崎:古着っぽさのあるサマーコーデュロイ素材でウエストゴム付き、しかもワークパンツのディテールもある。陸サーファー向けというよりも、この特異なスタンスはファッション畑で料理すべき。


Y神:ですね。単なるイージーショーツに何層もレイヤーが重ねられたような深みがある。くすんだ色合いも今春夏の特色かなと思います。






⑤(仮)リサイクル素材ポロシャツ ¥価格未定


⑥ウォッシャブルコットンクルーネックセーター


¥2,990





SDGsを意識したサステナブルな試みは今春夏も顕著。リサイクルポリエステル素材を使用したボーダー柄ポロシャツがY神の琴線を掴んだようだ。安藤が手持ちした「ウォッシャブルコットンクルーネックセーター」も、ニュアンスの異なるグリーン系だった。


Y神:なぜか緑に引っ張られちゃいました。さきほどのショーツと合わせるとこんな感じ。


SEO安藤:SEO担当の安藤です。検索語彙は「緑」より「グリーン」のほうが上位です。グリーンは今春夏のトレンドカラーなのかもしれませんね。綿100%で、グレー、ピンク、イエロー、ネイビーを合わせた5色展開。すでに店頭販売中です。


Y神:自己紹介と仕事紹介が一気に来ちゃったよ。ところでショーツは「短パン」や「ショートパンツ」じゃなくてもよいのかしら?


SEO安藤:ショーツが一般的ですね。



山崎:ウェブのSEO対策は重要。苗字では「山崎」と「山﨑」、読みも「ヤマサキ」と「ヤマザキ」が混在し、ちょっとの表記の揺れで検索に挙がってこなかったりもする。個人的にも興味関心がある分野です。


Y神:サステナブル、サスティナブル、サステイナブル、出版各社で表記が揺れているけど?


SEO安藤:ズバリ、「サステナブル」を推奨します。ただ、あくまでも検索上位のワードであって、それが必ずしも表記の正解とは限りません。


山崎:なるほどね。たぶん「ブラウス」よりも「シャツ」が、「バックパック」よりも「リュック」が検索上位に挙がってくるのだろうと推測。


SEO安藤:お察しの通りです。


山崎:そうだ。SEO担当の安藤くん、今日はなにしに試着ルポへ?


Y神&H條:えっ。






⑦エクストラファインコットン


ブロードストライプシャツ ¥2,990




SEO安藤:いつもデスクワークが中心なもので、「展示会」という現場に興味がありました。SEO対策でお力添えすることで、試着ルポ記事がもっともっと読まれるコンテンツになれば嬉しいです。


Y神:チームワークは大切。身長は?


SEO安藤:173センチでいつもLくらい。


Y神:待望の標準体型の大人男子だ。ボクの身長が165センチでH條さんが185センチ。「マイナー体型すぎて試着が参考にならない」の声もちらほら。


SEO安藤:お役に立てましたら。


H條:ぐぬぬ。


Y神:とりあえず店頭販売中の「エクストラファインコットンブロードストライプシャツ」はお気に入り。オンラインで3XLを買おうかしら。


SEO安藤:さ、3XLですか!?


Y神:てか、H條さんはどこ?






⑧3Dクルーネックセーター ¥3,990



Y神:いた。


フェイバリットカラーであるベージュのラックにダイブした山崎。気になったアイテムの商品詳細をH條がすかさず確認していた。「ユニクロ」のお家芸である3Dニットも、今春夏はさらにブラッシュアップ。


山崎:ざっくりとした素材と素朴な編み地がいい。この3Dニットはもう買えるの?


H條:わわわ。もう買えます。チェックが早すぎて正面で持てぬまま…。


春夏新作の「3Dクルーネックセーター」は綿60%・アクリル40%の混紡素材。山崎の右側にあるライトグレーのほか、イエロー、オリーブ、ネイビーの4色展開になる。






⑨コットンリブビーニー ¥990




H條:私も存在感を示さねば。


スモーキーな色調の「コットンリブビーニー」もすでに店頭販売中。H條着用のグリーンの他、オフホワイト、グレー、ブラック、オレンジ、イエロー、ブルーを合わせた7色展開。コットン100%も嬉しい。


H條:思うに、今春夏のグリーンは珠玉の出来映え。秋冬もトレンドカラーではあったけども、ふんわりと上品なテイストになっている。ミントともエメラルドとも違う、なんというか、日本的なワサビ色?


SEO安藤:ワサビ色とはこれまたユニークな色彩表現ですね。SEO対策としましては、「グリーン」のままを推奨いたします。


H條:はいわかりました!




お次は2023年春夏の「ユニクロ」いち推しの商品企画である「UV PROTECTION」のコーナーへ。キャッチコピーは「『着る』UVカット」。ちなみに「UV」とは「ultraviolet(紫外線)」の略語だ。


H條:入口に集合願います。なんだか今日は女子1人いるし、まるで5人戦隊モノみたいな集団行動。ユニクロの展示会場は広いもんで、みんながバラバラだと収拾がつかないし、いい具合の絡み写真も撮れない。


Y神:「着る」UVカット。


H條:おお。みんなも揃ってます?


Y神:5人戦隊モノならば、ボクはネイビーをやりたいです。H條さんはカレー好きだから…。


H條:そういうことではなく!






⑩ポケッタブルUVカットパーカ


(3Dカット) ¥3,990


⑪(仮)UVカットバケットハット ¥価格未定




SEO安藤:UVカットのラインナップは表をご参照ください。この写真はおそらく他社媒体では掲載しない独自の斬り口になります。これも大切。


春夏の紫外線対策はもはや男女共通。特別に囲われたコーナーでは、日進月歩でアップデートを繰り返す「UVカット」商品がラインナップしていた。水を得た魚のごとく、前のめりに「ポケッタブルUVカットパーカ」とバケットハットを吟味するSEO安藤。


SEO安藤:こう見えて、UOMOの美容連載を欠かさず熟読している美容男子です。UVカットパーカは発売中なので買って帰ろうかと思います。先ほど山崎が紹介したショーツと同色・同素材のグリーンのバケハは入荷待ち。セット買い推奨ですね。






⑫UVカットデニムメトロハット


¥1,990(※1月中旬発売)




H條:「パーカー」ではなく「パーカ」。


Y神:「フーディ」はもうダメなの?


山崎:「バケハ」呼びが気になってしょうがない。


アントニオ猪木&坂口征二との1990東京ドーム決戦を前にした橋本真也&蝶野正洋のごとく、大人の表情で佇む山崎&Y神。デニム好きのH條は「UVカットデニムメトロハット」を手持ちしていた。






⑬ユーティリティデニムジャケット(コットンリネン)


¥5,990(1月下旬発売)


⑭インディゴスウェットハーフジッププルオーバー


¥3,990(1月下旬発売)




その「デニムメトロハット」を取り入れたコーディネートがこちら。毎シーズン登場している「ユーティリティデニムジャケット」だが、今春夏は素材がコットンリネンになり、ラグランスリーブにマイナーチェンジ。丸みを帯びた柔らかい表情がプラスされた。


H條:時は来た。「インディゴスウェットハーフジッププルオーバー」の試着は譲ろう。


SEO安藤:ありがとうございます。ファスナーの裏には当て布が付いていて、首やあごに金具が触れにくいデザインであると試着で判明しました。


H條:リアルな良コメント。


SEO安藤:インディゴ染めのスウェットは棚から漂ってくる匂いからして好きなんです。


H條:わかってるじゃん!




穂上:やっぱり男子って感じ。デニムって、なんでいい歳した大人たちをあそこまで惹きつけるのでしょう。あれくらいの執着やこだわりを仕事にも活かせると最高なんですけどね。


ここでUOMOチームはひと休憩。穂上はひとり、ウィメンズのコーナーへと向かうのだった。


H條:ひとりぼっちはつまらない~♪


穂上:ちょっ、やめてください。






⑮(※WOMENS)スウェットパンツ


(丈長め71cm)¥2,990




穂上:あれだけピックアップされたらグリーンが気になってしまいます。ウィメンズのほうがしっかりとした色出しで、いわゆるフロッググリーンかと。


H條:フロッグって、カエル?


穂上:H條さんが着ているボアフリースのワンポイント、去年の夏に発売されたサステナモードのドラえもんですよね。色合い的に収まりやすいはず。


H條:いや、ウィメンズは丈の長さが…。


穂上:おそらくこの「スウェットパンツ」はメンズ需要も想定していて、丈の長さが「標準(64~66cm)」と「長め(71cm)」の2タイプあります。最大サイズの3XLならばウェストは約88cm。いけますよね?


H條:これください!



想定外のウィメンズまでチェック。レギュラー商品の展示会ルポは終了かと思いきや、最後にマネキンが着用していたUVカットキャップを発見。


H條:これ、ネイビーでは?


Y神:マジっすか。さっき訪問した「『着る』UVカット」のコーナーではグリーンと明るいブルーしか置いてなかった。これだから展示会ルポは侮れない。






⑯(仮)UVカットキャップ ¥価格未定





Y神:ネイビーがあったなんて。発売されたらぜったい買っちゃいそう。どうかしら?


穂上:お似合いです。後ろのアジャスターもしっかりとした革製なんですね。


Y神:ありがとうございます!


H條:私への感謝は!?


編集部員がお届けする「ユニクロ」2023年春夏展示会試着ルポ記事、前編は以上。大寒波がやってきそうな1月だが、すでに店頭販売中の商品に関しては、春までに色欠け・サイズ欠けが起きてしまう可能性が高い。今のうちに総ざらいしておこう。






ラストカットはちょいと大人のムード。


和気あいあいと試着を楽しむ部下たちを後目に、UOMOブランド統括の山崎は、大人男子に圧倒的な支持を得る特別コレクション「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」のブースへとすでに辿り着いていた。


山崎:2023年もせっかちで申し訳ない。


試着ルポ三部作の中編となる「ユニクロ ユー」編は正月三が日に公開予定。乞うご期待!





UNIQLO:2023年春夏展示会(レギュラー商品)
UNIQLO

Photos: Hiroaki Horiguchi
Text: Takafumi Hojoh