まだ寒い。が、気分は春夏にシフト!


もはや年間の恒例行事といった様相だが、おしゃれな大人男子の本格始動は、毎年1月に「UNIQLO(ユニクロ)」から発売される人気のコラボ特別コレクション「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」から。


今年の発売日は1月28日(金)。それに先んじて、2022年春夏最新コレクションのマストバイアイテムを試着ルポの現場からリアル目線でお届けする。



前編では「1月から今すぐ使える」をテーマに、黒ベースを中心とした大人向けアイテムを厳選。試着担当のモデルは、本誌でお馴染みの髙橋義明だ。


髙橋義明:最近の「ユニクロ ユー」はテラコッタのようなブラウンのイメージだったけど…。


さあ、パリのデザインセンターを率いるクリストフ・ルメールならではのエスプリをチェックしよう。



今春夏の「ユニクロ ユー」のテーマは「Future LifeWear Essentials」。シンプルでいて、今を感じさせる上質なワードローブの印象は不変だ。


手前のショートブルゾンと奥のロングコート、どちらも大人な雰囲気だが、パープルやサンドベージュなどの柔らかなパステルトーンも目を引く。加えて、アイテムのシルエットやサイズ感、素材使い、着回しなど総合的な提案力の向上にも言及しておきたい。



具体例の1つが、スタンドカラーでシルエットにニュアンスを付けられるビジネスコート。


髙橋:立ち襟が好み。全身で着たい。


チンストラップもしっかりとしたつくりで、スタンドカラー状態でのバランスとフィット具合も申し分ない。スタイリッシュな見た目だけでなく、春風から首元の冷感を抑えるという機能面もカバーしている。



髙橋:ここ、本当に穴が開いています。


隣のミドル丈のブルゾンではベンチレーションに注目した髙橋。フロントとバックヨークに施された通気孔が、春夏の湿気から守ってくれる。


これら、服飾仕様のひと手間こそ、ワンランク上を謳う「ユニクロ ユー」の真骨頂だ。





①オーバーサイズフーデッド ブルゾン ¥7,990



さっそく試着。パステル調のパープルは、2022年春夏の「ユニクロ ユー」を象徴するカラーだ。


髙橋:紫は高貴な色ですし、大人向けかなと。黒だと毎日着てしまいそうなくらい着心地がいい。


他色にブラックもあり。素材は超軽量のコンパクトコットン100%で、付属まで同色のミニマルデザイン。襟元には収納可能なパッカブルフードが付く。





②ワイドフィットジョガーパンツ ¥3,990



この「オーバーサイズフーデッド ブルゾン」を構成する超軽量なコンパクトコットンとは、リアルな感触では、柔らかで屈強なシャツ地と言ったところ。


合わせるパンツならば、近似した軽量コットンサテン100%の「ワイドフィットジョガーパンツ」がお勧め。ブラック、ナチュラル、ブラウンの3色展開。



付属も仕様も同色のミニマルデザインゆえ、ディテールにフォーカス。ウエストと裾がゴム仕様になったドローストリング付きワイドフィットシルエットだ。


特徴的なデザインは、アーミーパンツに着想したポケット下のステッチ。前春夏と1年前の秋冬でも同様のデザインが発売されていた定番人気のパンツだが、今春夏は素材感がソフトに仕上がっている。





③フレンチリブカーディガン ¥3,990
④フレンチリブパンツ ¥3,990



旬のリモートスタイルにうってつけ。


髙橋が「これぞ、大人感!」と太鼓判を押す黒アイテムが、ドロップショルダーの「フレンチリブカーディガン」とウエストゴムの「フレンチリブパンツ」の同素材セットアップだ。なお、ジャケットの展開はない。



上下で試着。


フレンチリブとは目の詰まったサマーニットのような素材感が魅力の高級素材。同じコットン100%でもスウェットより高級感で勝り、クリストフ・ルメールらしいアフォーダブルなクラス感を体現する素材だ。


髙橋:上下だけではなく、個人的には3点セットアップのつもりです。スニーカーも見てください。





⑤ニットスニーカー ¥3,990



一見、普通のキャンバススリッポンに見えるが、アッパーは細かい編地の「ニット」なのだ。もちろん「フレンチリブパンツ」との相性も抜群。


シルエットやサイズ感、素材使い、着回しなど、今春夏の「ユニクロ ユー」で際立つ総合的な提案力の向上は、ともすれば見過ごしてしまうほどに微細なのだ。この「ニットスニーカー」はその証左と言える。


ブラックとカーキの2色展開でサイズは28cmまで。なお、今春夏はサンダルの提案はない。





⑥ステンカラーコート ¥12,900



髙橋が最初にチェックしたビジネスコートの全体像がこちら。立ち襟を戻すと、オーセンティックな「ステンカラーコート」だった。綿67%・ポリエステル33%の混紡素材で梅雨時期まで大活躍間違いなし。


他色にダークブラウンも。玉虫テイストが苦手な大人は、間違いのないブラックを選ぼう。


髙橋:では、最終目的地のスタイルへ…。



まずはボトムを「フレンチリブパンツ」から「ワイドフィットジョガーパンツ」にチェンジ。「ニットスニーカー」と合わせた際のリブのたるみやソックスの見え具合に、大人のリラックス感が伺える。


髙橋:袖と裾、リブが揃いますね。


トップスも「リブ ブルゾン」に着替えている。あの立ち襟コーディネートのインナーには、このワークジャケットを差し込んでいたのだった。





⑦リブ ブルゾン ¥5,990



正面から。フレンチリブニットのカーディガンとイージーパンツの上下よりもラフな印象。ミリタリーの雰囲気を纏ったカジュアルセットアップだ。


誰もが挑戦できる黒スタイリングでありながら、ヴィンテージのミリタリーウェアに着想したマニア好みのディテールワークと全体のフォルムバランスが秀逸。着回しにおいてもヘビロテできる。



高橋:とはいえ、黒ばかりになってきたし、小物は明るい色で遊んでもいいかもですね。


ウィメンズのマネキンが抱えるバッグはユニセックスアイテム。巾着のようであり、ショルダーバッグのようでもあり、独特のフォルムが面白い。





⑧ドローストリングショルダーバッグ ¥2,990



荷物量に応じてフォルムが変わる。まるでアイデア商品のようなオリジナルデザインの「ドローストリングショルダーバッグ」は、今春夏の「ユニクロ ユー」でダークホース的な人気を獲得しそうな勢いだ。


内側にはジップポケット付きの総裏仕上げ。撥水機能を備えたポリエステルとコットンのブレンド素材で、巾着としてバッグINバッグにもなる。ブラック、ベージュ、グリーン、3色ぜんぶ揃えておきたい。



最後に「ステンカラーコート」を羽織る。


シンプルなスタイルに見えて奥が深い、各商品のファッション意識も非常に高い、円熟味を増した「Future LifeWear Essentials」。テーマを噛み締めつつ、トータルコーディネートを完成させよう。



これぞ、「大人のユニクロ」。


パリのデザインセンター発信の「ユニクロ ユー」2022年春夏コレクションは1月28日(金)発売。本稿を参考に購入計画を立てて欲しい。



バリエーションで立ち襟にした着こなし。


ゆったりとしたボトムスのボリューム感を引き立てる、緩やかなAラインを描くステンカラーコートの組み合わせ。2022年春夏の最旬シルエットだ。


これにてラストカットと思いきや…。



髙橋:1月ですが、ショーツです。


毎シーズンの隠れ人気が、「ユニクロ ユー」のショーツ。コラボ特別コレクションのトップバッターであるため購入の検討も先送りしがちだが、いつも春になる前に完売しており涙する大人男子も多いのだ。


というわけで、後編は「春を先取りしたカジュアルアイテム」にフォーカス。乞うご期待!




Uniqlo U:2022年春夏コレクション
発売日:2022年1月28日(金)
商品展開:ウィメンズ(30)・メンズ(23)・グッズ(2)・キッズ(9)
Uniqlo U スペシャルサイト:www.uniqlo.com/UniqloU

Photos: Hiroaki Horiguchi
Model: Yoshiaki Takahashi
Text: Takafumi Hojoh