Riprapの“SOLO” Tシャツ

増井岳人さん/彫刻家

幾重もの手間と驚きが込められたアートなTシャツ

セロニアス・モンクやビル・エヴァンスなどのジャズ名盤をプリントしたTシャツ…というと普通に聞こえますが、これはひと味違う。リップラップのデザイナーが、いでたつひろさんというアーティストに依頼して、わざわざ対象となるレコジャケを忠実な絵に落とし込んでからシルクスクリーンプリントするという、実に手の込んだ作品なんです。デザインの転写ではなく、一度絵に置き換えるという行為が面白い。しかも、それを工場でプリントするのではなくデザイナー自ら手刷りするというのも味わい深い。しかも、いでさんは、よくよく聞いてみたらTIDEという名義で活躍中の現代美術家で、今やオークションのトップランカーに入るくらいの人物。なのにそれをあえて主張しないところも素晴らしい。まさにアートを見る感覚で買わずにはいられなかったTシャツです。Tシャツ(各)¥8,800/Riprap


wellのAバッグ

オクトシヒロさん/スタイリスト

かわいい見た目で分厚い資料もラクに入る!

バッグや財布は小さいものが流行ってますが、基本的にバッグは大きい派。単純にそのほうが持っていてかわいいと思うし、職業柄、写真集などを持ち歩くことも多いので、収納力があって出し入れしやすいトートがマストなんです。ビジュアルブックからアパレルまで手がける東京を拠点に活動するデザインスタジオ、ウェルのバッグは、持ち手をつかむとAの形になるところにちょっとしたアート性を感じる一品。肩掛けはもちろん、手で持ったときに底が地面につかないようハンドルの長さも計算されていてすごく便利です。デザインの力ってこういうことだなと実感するアイテムです。バッグ¥31,900/ウェル ポロシャツ¥24,200/ビナイン(エヌエスナイン) パンツ¥49,500/ユーゲン(イデアス) ヴィンテージの時計¥217,800/江口時計店 シューズ¥36,300/ジャック ソロヴィエール(ビショップ)


SEVEN BY SEVEN
のシルクコットンジャケット

大森雅之さん/ワンダーマウンテン オーナー

武骨な形×繊細な生地、こうした掛け合わせがたまらない

ファッションってデザインだけではなく、素材や製法の掛け合わせで「あの人違うね」という感じが出るのだと思います。アイテム単体で見ると細かいことでも、それらが積み重なってスタイリングになったときに大きな差が出る。セブン バイ セブンのジャケットはそんなスタイルを目指すきっかけをくれたアイテムです。リーバイスの1stを基にした定番的なデザインですが、素材は軽やかなシルクコットン。武骨さと繊細さ、ヴィンテージ感と今っぽさなどの掛け合わせが生きている。こういうものをさらっと着てきまる大人が格好いいと思うんです。ジャケット¥39,600/セブン バイ セブン(サカス ピーアール) シャツ¥28,600/コントール(アンシングス) パンツ¥24,200/ニードルス(ネペンテス)


CCU
のレザーシャツ

山田陵太さん/スタイリスト

レザーの強さがない!? それが逆にいいんです

いくつかの人気ブランドで生産を経験したデザイナーが、2020秋冬から立ち上げたレザーシャツ専業ブランド。僕はどちらかというと威圧的な服が得意じゃなく、今までレザーには手を出してこなかったのですが、CCUのそれは適度に脱力しているところがいい。デザインもニュートラルだし、レザーっぽくなく着られる。レザーは、多くのブランドが元ネタありきでサンプリングしながら作ることが多い中、その匂いを感じさせないところもいい。シーズンをまたいで定番的に展開しているので、今年悩んで見送ったものを次シーズンに買えるのも、今っぽいブランド戦略。そうした点も気に入っています。シャツ¥71,500/シーシーユー(イーライト)


is-nessのトラックジャケット&パンツ

西野大士さん/NEAT デザイナー、にしのや ディレクター

“いかにファッション的じゃないか”が重要でした

できるだけリラックスして仕事をしたいと思い、ここしばらくずっと探していたナイロンのセットアップ。スポーツウェアメーカーも含め、いろいろなブランドをチェックしたものの、どれもモダンにアップデートされていて僕好みじゃない。当たり前にしゃれているのではなく、学校の体育教師がガチで着ているような雰囲気じゃないとダメなんです。そしてようやく出会ったのが、このイズネスでした。いい具合にシルエットは野暮ったく、素材も簡素。これをどう料理しようか…と考えるのが楽しくて仕方がない! そういうことが僕なりのファッションなんです。トラックジャケット¥35,200・パンツ¥24,200/イズネス(alpha PR) シャツ¥39,600/グラフペーパー


掲載アイテムの問い合わせ先はこちら



Photos:Arata Suzuki[go relax E more] 
Hair&Make-up:Yosuke Akizuki 
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]  
Model:Kenta Shimahara 
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]