2021.05.05

【別注パラブーツ】おしゃれな大人15人がこの春「本当に買ってよかった」服と小物 PART2

「今すぐ必要ではない…」「これ以上買うのは…」と葛藤しつつも、長考して自分を説得し、手に入れた経験は服好きならあるはず。この春、15人の服好きをうならせたアイテムとその“言い訳”を、一挙紹介!

【別注パラブーツ】おしゃれな大人15人がの画像_1

Paraboot for ARPENTEURのモンタナ (SHIPS別注)

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豊島 猛さん/スタイリストプロフィール画像
豊島 猛さん/スタイリスト

革靴とスニーカーの中間でもありきたりじゃない

着こなしが軽くなる春夏は、足元がカジュアルなスニーカーだとなんだか心もとない。個人的にはスポーティすぎる気がしてしまうんです。となると選択肢は革靴になるのですが、重かったり堅苦しかったりすると、それはそれで結局履かなくなる…。そういう僕のわがままを満たしてくれたのが、スニーカー的なレザーシューズです。これは毎季展開しているアーペントルとのコラボですが、今季はマウンテンシューズがモチーフ。アッパーがスエードというのも、革靴でありながらスニーカー感覚で履けるポイントで、履き心地も快適。立ったり座ったりが多い撮影現場でも問題なく活躍してくれるのも、購入の決め手でした。シューズ¥55,000/パラブーツ フォー アーペントル(シップス 渋谷店)


CLASSのテーラードジャケット

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尾崎雄飛さん/SUN/kakke デザイナープロフィール画像
尾崎雄飛さん/SUN/kakke デザイナー

蓮を使った生地のクオリティに驚きを隠せなかった

ミャンマーでとれる蓮から取り出した繊維を24時間以内に手紡ぎをし、さらにそれを手機で織った生地を使った、クラスのジャケット。ミャンマーでも大変稀少な素材で、古くは位の高いお坊さんの袈裟にも使われていたのだそう。見るからに涼しそうな生地の触り心地は、とてもしっとりとしていてしなやか。なんとも言い難い独特な質感に驚きました。そして蓮には浄化作用もあるようです。ちょうど今年で厄年を迎えるので、このジャケットを身にまとって、身も心も清めようとも思います。

ジャケット¥440,000/クラス(ウィリー) カットソー¥8,690/イーストファーイースト ハーフパンツ¥64,900/エイトン(エイトン青山) グラスケース¥6,600/イッチ


MAVERICKのデニムジャケット

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笹子博貴さん/ゴダール ハバダッシェリー オーナープロフィール画像
笹子博貴さん/ゴダール ハバダッシェリー オーナー

仏映画に思いを馳せて淡い色落ちを楽しみたい

1982年に日本でも公開されたクロード・ピノトー監督による仏映画『ラ・ブーム』で、主人公の若きソフィー・マルソーが着ていたのが、今はなきマーベリックのデニムジャケット。兄弟ブランドであるラングラーと比べ、今では着ている人をほとんど見かけませんが、襟が大きくリーバイスとも異なるぼんやりとした色落ちが、どことなくパリシックでいい。そうしたエピソードはもちろん、腰ポケット付きのデニムジャケットはエディ・スリマンも愛用しており、ファッション的ですごく気に入っています。ちなみに、これは7000円程度で購入。デニムジャケットはひととおり経験していますが、結局いちばん気に入って着られるものって、高価なヴィンテージより、こういうものだったりするんですよね。ジャケット/本人私物


Pt.Alfredののストレートスラックス

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西又潤一さん/スタイリストプロフィール画像
西又潤一さん/スタイリスト

このクオリティがこの値段で手に入るとは…

恵比寿の名店、ピーティーアルフレッド。オリジナルのチノパンは買ったことがあったのですが、今回初めてスラックスを購入しました。このパンツ、ハッキリ言ってクオリティに値段が見合っていません(もちろんいい意味で)。生地は繊細なトロピカルウールで、驚くほど軽やか。それに個人的に何よりもうれしいのが、ワイドでもテーパードでもない理想的なノータックのストレートシルエットであること。ここまで気持ちのいいストレートって意外と今は少ないんです。僕は織りの風合いがよく出た絶妙なグレーを選びましたが、オーダーなら違う生地も選択可能。“あがり”の一本を探しているなら、これは買っておいて絶対に損しません! スラックス¥20,900/Pt.Alfred


ETS.MATÉRIAUXのバスクシャツ

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中室太輔さん/muroffice ディレクタープロフィール画像
中室太輔さん/muroffice ディレクター

無地のフレンチバスクが着こなしに新風を…!

この春13年ぶりにリニューアル復活を果たしたETS.マテリオ。僕のファッション黎明期を彩ったブランドの一つなのでとても感慨深いものがあります。生まれ変わったコレクションもまた僕の好物揃いですが、中でも即購入を決めたのはこのバスクシャツ。洗練されたモダンなバスクシャツが多い中、これはフランス海軍のヴィンテージに忠実。適度にゆとりのある身幅に、袖幅はたっぷりワイドというバランスが魅力。生地も少し粗めで、野暮ったさを残した仕上がりがいいんです。僕は無地の黒と白を2枚買い。ここ最近はフレンチワークスタイルから遠ざかっていましたが、これをきっかけに自分の中で再燃しそうです。シャツ¥17,600/ETS.マテリオ




Photos:Arata Suzuki[go relax E more] 
Hair&Make-up:Yosuke Akizuki 
Stylist:Yoshiki Araki[The VOICE]  
Model:Kenta Shimahara 
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]

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