かく選べるサイズ展開

HYKE

 ハイクはもはや女性だけのものじゃない。デザイナー吉原秀明氏、大出由紀子氏が「green」を立ち上げたのは1998年のこと。レディスの世界で人気絶頂の中での休止後、2013年に活動を再開した。オーセンティックなアイテムを再解釈するアプローチは長考したがる大人の男にも当然刺さるわけだが、いかんせんサイズで諦めていた事情があった…これまでは。しかし今季新たに一部商品でサイズ4(メンズM相当)とサイズ5(メンズL相当)が加わったのだ。過去にザ・ノース・フェイスとのコラボの際にはメンズサイズの展開があったが、インラインでのジェンダーレスなサイズ展開は初! 特に軍パンは米軍のM-51から着想した素材を用いて往年のディテールにも忠実だが、微起毛した柔らかい風合いはデッドストックとは別次元の気持ちよさ。武骨ながら優しいムードを内包している。この夏は「みんなのハイク」がベーシックになるのは間違いない。

サイズ展開が増えたのは写真のTシャツとミリタリーパンツのほか、ショップコートなどのアウターも。今後も定番品やシーズンのアイコンとなるようなオーセンティックなアイテムをジェンダーレスで展開する予定。

Tシャツ¥14,300・パンツ¥35,200/ハイク(ボウルズ) サンダル¥39,600/パラブーツ(パラブーツ青山店) その他/私物


部まで分析した時代のオリジナル

OUTIL

「丸首一択にも飽きたのでコンサバに見えないシルエットのバスクシャツがあれば着てみたい」。周りの大人の間で密かなボートネック熱が高まっている。写真右はフランス海軍のデッドストックで、写真左はウティの一枚。生地もボーダーのピッチ幅もうり二つだが、明らかに左を着たくなる。「もとはデッドストックのフランス軍の稀少な生地をそのまま使用していましたが、プロダクトとしての未来を考え、同じ編み機で現物とほぼ同じ生地をオリジナルで製作するようになりました。ブルトンシャツ(フランスでは一般的な呼称)をジャストで着るスタイルはほっそりとした体型ならかっこいいですが、恰幅のいいおじさんにも、細い女の子にも愛用してもらうためにサイズの概念を変えたくて、このビッグシルエットにたどり着きました。タックインしてブラウジングしても収まりがいいパターンにしています」とデザイナー宇多悠也氏。バスクシャツ選びに迷いはなくなった。

「ウティ」とはフランス語で「道具」の意。デザイナー宇多悠也氏と伝統的手法を貫くフランスの職人たちとの出会いから生まれる、道具としての衣服がコンセプト。どのアイテムからもブレることのないフランスのワークウェアへの敬意を感じる。

カットソー¥22,000/OUTIL ショーツ¥24,200/コントール(アンシングス) その他/私物


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Photos:Mitsuo Okamoto
Hair:HORI[bNm]
Stylist:Junichi Nishimata
Model:Seima Matsuzaka