かく変わるシルエット

DRIES VAN NOTEN

 ドリス ヴァン ノッテンのお店に行くと「まだ売っているかな?」と自動的にチェックしてしまうモノがある。魅力的な最新コレクションと同じくらいか、それ以上に気になるのは毎シーズン継続的に展開されているカットソー類だ。どうしてここまで惹かれてしまうのか、これまでここのスウェット、ロンT、Tシャツを数えきれないほど購入してきたというスタイリスト西又潤一氏の話を聞いて納得した。「今季はロンTがオーバーサイズシルエットに変化していたので、白とイエローの2枚買いました。身幅も袖も太いのですが、ネックはキュッと詰まっていて裾のステッチも幅があり一枚でサマになります。ただのビッグなロンTであればストリートブランドでいくらでも手に入りますが、ドリス・ヴァン・ノッテンさん自身が繊細で几帳面なせいか、滑らかな生地含め根本的に作り方が違う。大きくてもだらしなく見えず収まりがいいんです」。見つけたら即買うのが鉄則だ。

デザインやシルエットをアップデートしながら継続的に展開。白や黒のベーシックカラーのほか、今季は鮮やかなイエローと薄いピンクが登場するなど美しいシーズナルカラーを楽しみに待つファンも多い。

カットソー¥24,200/ドリス ヴァン ノッテン ユーズドのパンツ¥14,190/ジャンピンジャップフラッシュ その他/私物


かく再現したシルエット

POLO RALPH LAUREN

 毎シーズンのシルエットの変化ではなく、昔のシルエットを復刻することで2021年の旬な姿を提案するブランドもある。ポロシャツの代名詞であるポロ ラルフ ローレンでは、これまで日本人体型に合う細身の「カスタム スリム フィット」、オーセンティックでゆったりとした「クラシック フィット」が展開され、大きめを好むようになったここ数年はクラシック フィットのXLなどでお茶を濁したりもした。しかし今年、身幅も袖幅もさらにゆとりをもった「ザ ビッグ フィット」が上陸。実は’90年代に本国のみで販売されていたレアもので、リラックスしたフィット感に憧れて現地で血まなこで探した大人も多いはず。晴れて日本正式展開になったが、昔のデザインにもかかわらず今の気分をドンズバで反映している一枚なのだ。通常左胸にあるポニーロゴは当時と同じ右裾にあり、左胸にはポケットがつく。もはや単なる復刻ではなく新時代の新定番と位置づけたい。

「THE POLO BIG COLLECTION」は昨年、日本ではもう一つの定番・オックスフォードのボタンダウンシャツが先行発売され人気を博し、継続展開されている。

ポロシャツ¥17,600/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン) Tシャツ¥2,310/プロクラブ(ジャヌー・ツー) ジーンズ¥39,600/イートウツ(シップス 渋谷店) その他/私物


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Photos:Mitsuo Okamoto
Hair:HORI[bNm]
Stylist:Junichi Nishimata
Model:Seima Matsuzaka