2020.12.15

おしゃれな大人の財布を開かせた「お宝古着」と「エルメスのバッグ」

服好きなら、控えなきゃと思いつつも、つい財布のひもがユルんでしまった経験がある。多くのモノを見て、触れてきた男たちに、課金スイッチが入る瞬間を聞いてみた。

頭の中にお宝リストがあって、 サイズが合えば迷わず買います!

おしゃれな大人の財布を開かせた「お宝古着の画像_1

(右)1930年代 Town & Countryのハンティングジャケット (左)1940年代前半ドイツ空軍のフライトジャケット

尾崎雄飛さん/サンカッケー デザイナープロフィール画像
尾崎雄飛さん/サンカッケー デザイナー
服作りの資料として古着を買うことが多い尾崎さん。このドイツ空軍のジャケットは、十数年かけてようやく手に入れた超お宝だ。「ドイツ軍服は歴史的事情もあって現存数が極端に少ないんです。僕の頭の中には常にお宝リストがあって、その中の服でマイサイズと出会えれば迷わず買いますね」。また、今まで見たことがない服に出くわせば、これも課金は不可避とか。「’30年代のTown & Countryは衝撃でしたね。表がウールで裏がヌバックだなんて、その逆ならまだしも見たことがない。服のプロがこれを見て無視できるのか!って悪魔がささやいて買っちゃいました(笑)。こうしたお宝から先人の発想を解釈して、自分の服作りに生かせたら冥利に尽きますよね」。

やっと出会えた一生モノなら、 お金を出す価値は十分です

おしゃれな大人の財布を開かせた「お宝古着の画像_2

(右)1980年代 HERMÈSのオータクロア (左)HERMÈSのエトリヴィエール

オクトシヒロさん/スタイリストプロフィール画像
オクトシヒロさん/スタイリスト
さまざまなファッションアイテムとの、出会いと別れを繰り返してきたオクさん。最終的に達した結論は「一生使いたいと思えるモノと付き合うということ。僕の場合はそれがエルメスでした」。中でもバーキンの原型といわれるオータクロアには常に目を光らせていたとか。「エルメスは男が持つならこれ。ただ、いいあんばいにヤレたトワルアッシュのヴィンテージはなかなかない。まさにお宝です」。とはいえ、日常的に使い込むには心もとない。そこで目をつけたのが現行のエトリヴィエール。だが、こちらも店頭で入手できることは珍しいという。「ベージュ×黒の配色は全然見つからないので幸運でしたね。スタッフに聞いたら奥から出してきてくれて。エルメスは、現行品でも宝探し気分を味わえるのが面白いところです」。



Photos:Keiichi Ito Kanta Matsubayashi 
Text:Ryo Kikuchi

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