2023.04.23

俳優・中尾明慶が復刻された名車「ホンダ・Dax125」をガチ試乗!【スモールバイクが気持ちいい】

最近、125㏄以下のスモールバイクがにぎやか。経済的にも手頃だし、クルマよりはるかに身軽ですいすいとどこへでも行けて、都会の街を駆けるには実はうってつけの移動手段なんです。小さなバイクで、日常をもっと楽しくしてみませんか。

俳優・中尾明慶さんも試乗しました!

復刻された「ダックス125」に乗った俳優・中尾明慶さん
大型と小型を合わせて4台のバイクを所有し、乗り物愛をYouTubeやWEBメディアでも発信している中尾明慶さん。大の乗り物マニアに、復刻された「ダックス125」はどう映った?

復刻の名車と最新EV、
話題の2台はどこがすごい?

中尾明慶がDaxとCakeをガチ試乗!

自身も小型バイクを所有するマニアの中尾明慶さん。試乗を通じて感じた魅力とは?

Honda Dax 125

「ダックス125」ホンダ
「ダックス125」は、1969年に発売された「Dax HONDA ST50」の復刻版。’95年にも50ccで復刻されたが(写真上)、125ccになってより実用的に。


ダックス125と中尾明慶さん

外見はクラシカルで中身は最新の125㏄。最高じゃないですか

数十メートル走っただけで愛車に乗ってる気分に

 ハーレーとカワサキのZ750という大型バイクも持っていますが、小排気量のスーパーカブ90とカワサキKM90にもよく乗ります。都心だと小回りがきくほうが絶対にラクだし、盗難のリスクを考えると大型は停める場所も限られる。それにスピードが出る大型は、運転時に装備が必要でおしゃれはしにくい。気軽な気持ちで乗れるのがスモールバイクの魅力ですね。
 ダックスもそうですが、小さいバイクはスピード命ではないから、デザインに遊び心があっていいですよね。構造が単純だから、自分でイジる楽しみもある。このダックスはアウトドア仕様にしてみたら楽しそう。
 先代の50㏄のダックスは乗ったことがないですが、これは走りだしからトルクがあるから乗りやすくて、数十メートル走っただけで愛車の気分になりました。車体が小さすぎず、コーナーでも安定しているから山道も楽しそう。乗りこなすのにコツがいるクセのあるバイクを好む人もいますが、僕はラクをしたいから、身軽で乗りやすいほうが好き。エンジンだって一発でかかったほうが絶対にいいし(笑)、昔の2ストみたいにオイルや煙をまくこともない。AT限定の小型二輪免許で乗れるのも初心者にはうれしいですね。名車のスタイリングを再現しつつ中身は最新というやり方、最高です。
 年を重ねてから久しぶりに、あるいは初めてバイクに乗るという方は、いきなり大きくて速いやつだと正直大変。その点でも、ダックスから始めてみるのはアリだと思います。ちなみに、僕はYouTubeチャンネルでハンバーグ師匠こと井戸田潤さんとバイクで遊んでいますが、いい年になって仲間と楽しめるのもバイクのいいところ。もしダックスを手に入れたら、師匠のハンターカブと走りに行きたいですね(笑)。

空冷4ストロークエンジンは静かでスムーズ。
トランスミッションは4速
空冷4ストロークエンジンは静かでスムーズ。トランスミッションは4速、自動遠心クラッチを採用しているため、変速時のクラッチ操作は不要だ。前輪にはABSが備わっており、制動力も十全。二人乗りできるのも魅力。 エンジン—-空冷4ストローク OHC単気筒 総排気量—-123㏄ 車両重量—-107㎏ 車両価格—-¥440,000 ※AT小型限定普通二輪免許で運転可

ベスト¥49,500/ダイワ ピア39(グローブライド) ジャケット¥48,400/デサント オルテライン(デサント ブラン 代官山) パンツ¥49,500/エヌハリウッド for エディフィス(エディフィス 新宿) ブーツ¥23,100/キーン(キーン・ジャパン)



Cake Makka range

Cake Makka rangenに乗った中尾明慶さん
2016年に誕生したスウェーデンの電動バイクブランド。国内導入は’23年1月に始まったばかり。今回紹介した「Makka range」のほか、250cc相当のシティモデル「Ösa」や、オフロードモデルの「Kalk」などバリエーションも豊富。今もっとも気になるモビリティだ。

Kalk&

Kalk& バイク

Ösa flex

Ösa flex バイク

Cake Makka rangenに乗った中尾明慶さん 2

休日のジムと買い物にピッタリ。高出力モデルも気になる!

バッテリーをあえて見せるデザインセンスがいい

 バイクもクルマもガソリン車が大好きですけど、EVも好きです。テスラやポルシェ・タイカンも試乗して、モーターの楽しさも実感しています。アクセルを踏んだ瞬間にマックスのパワーを出せて、しかも音や振動がしない。自分の知らないリズムで加速するのが面白いです。
 電動バイクは初めてなんですが、まずデザインがいいですね。普通はバッテリーを隠そうとするじゃないですか。でもあえて見せている潔さがいい。色もかわいいし、近未来っぽさが美大生の卒業制作みたい。
 乗ってみると、最初のアクセルひとひねりで、めっちゃ速い!
…と思ったら、そこから伸びないですね(笑)。原付相当のマッカ レンジだと25㎞/h制限の仕様なんですね。ちょっと物足りない感じはありますが、高出力モデルだったら本気でヤバいと思う(笑)。
 でもこのゆったり仕様も楽しいです。リアサスがふわふわしていて心地よい。代官山のジムに寄って原宿に買い物に行くことが多いのですが、そういう使い方にぴったりじゃないかな。
 電気の時代になったら、俺の古い2ストバイクたちはどうなるんだ、という話はありますが(笑)、新しい時代は本当に楽しみでしかないです。

航続距離—-66㎞
車両重量—-70㎏
最高速度—-25㎞/h
車両価格—-¥869,000
※原付免許で運転可

ジャケット¥58,300/ダイワ ピア39(グローブライド) ショーツ¥24,200/エフシーイー®(エフシーイーフラッグシップストアトウキョウ) パンツ¥26,400/グラミチ by エフシーイー(インス) サングラス¥27,500/アイヴォル(アイヴォルトウキョウストア) その他/スタイリスト私物


Profile
1988年東京都中野区生まれ。俳優。2001年「3年B組金八先生」でデビュー。現在、情報バラエティ番組「プチブランチ」(TBS系、月〜木曜9時55分〜)でMCを務める。公式YouTube「中尾明慶のきつねさーん」でも愛車の魅力を配信中!



お問い合わせ先:
Hondaお客様相談センター TEL:0120-086-819
ゴールドウイン モーターグループ info@ridecake.jp

Photos:Kosuke Tamura
Hair&Make-up:Yuki Kato
Stylist:So Matsukawa
Text:Takeshi Sato

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