2026.08.30
最終更新日:2026.08.30

藤ヶ谷太輔のハイエース カスタム録|Episode:06 切って、削って、整える。天井板は地道な工程の連続だった

内装の下地材づくりを終え、作業は天井板の加工に進む。カットや切り口の均し、研磨など、藤ヶ谷さん自ら、黙々と手を動かします。

カットするだけで終わらない天井づくりの手の込んだ工程

藤ヶ谷大輔

内装の下地を整え、今回取りかかるのは天井に取りつける木材のカット。工場から届いた板材の長さや幅の調整、塗装に向けた表面の研磨までを目標に、藤ヶ谷さんは作業場に立った。

「いよいよ内装の部材を扱う工程です。前回教わったことを思い出しながら、どこまでやれるか…頑張ります!」

工場で切り出された20枚の板材を、ハイエースの天井に合わせて加工していく。スライド丸ノコや昇降盤など、作業台に固定された工作機械を使った直線のカットはお手のものだ。

「機械の性能もあって、木をまっすぐ切るのは慣れてきました。でもフリーハンドで曲線にカットするとなると、一気に難しくなる。力の伝え方を間違えるとすぐにラインが変わってしまう。何回も手を止めながら進めていました」

その後は、切り口にやすりがけしてカットラインを滑らかにする。サンダーを使って全体を研磨し、塗装の際に色がよくのるように仕上げていく。

「最初は木をカットすれば終わりだと思っていたけど、切り口の角を落とし、表面を均して塗装をする。なんとなく眺めていた天井も、こんなにも手間がかかっていたんですね。そりゃあ値段も張るよなって納得しました」

さらにこの日は、仕上げた天井板を何色に塗装するかも相談をした。内装全体のムードを決める重要な選択だ。

「天井の色、実はまだ迷っていて(笑)。明るめのブラウンで木の質感を生かすのもいいし、無機質なグレーでシックに見せるのもアリに思えてきた。床や家具との組み合わせ次第で空間の印象も変わってしまう…。こういう悩んでいる時間がいちばん楽しいんです!」

天井の完成イメージ

細長い板を組み合わせた天井
板

細長い板を組み合わせた天井。板の接合部にわずかな遊びを設けることで、木の膨張に強く、また車体に沿って無駄なく敷き詰めることができる。

【1】20枚の天板をサイズカット

藤ヶ谷大輔 2
ハイエースのサイズに合わせて1枚ずつ加工

工場で切り出された20枚の天井板を、ハイエースのサイズに合わせて1枚ずつ加工。スライド丸ノコですべての長さを揃え、縁にあたる2枚は昇降盤を使って幅の調整を行う。

「安全装置がついているとはいえ、細長い板を縦に割くのは緊張しました!」。

【2】縁部分のカーブを形成

5枚の板をパラレルクランプで固定しながら加工

車両後方にあたる左右の縁部分は、5枚の板をパラレルクランプで固定しながら加工する。治具(カットラインのガイド)を当て、ジグソーを使って粗く切断。その後トリマーで、カーブを整える。抵抗を減らすため、厚みに対して3段階に分け、少しずつ削った。

【3】切断面を手でやすりがけ

紙やすり
切断面を手でやすりがけ

カットした切断面は、紙やすりを使って手作業で研磨する。縁部分には45度の角度をつけながら、引っかかりのない滑らかさを目指す。

「切るだけで終わりだと思っていました。触ったときの印象もやわらかくなるし、こうした作業を経験すると細部にも愛情が宿ります」。

【4】塗装が馴染むよう全体を研磨

藤ヶ谷大輔 3
サンダーを使って塗装前に研磨
天井板

天井板全体は、サンダーを使って塗装前に研磨。表面を均しながら細かな傷をつけることで、塗料が馴染みやすい状態へ整えていく。

「削り出された松ヤニが、紙やすりに付着するので、1枚仕上げるだけでも交換が必要になる。これがいちばん大変な作業!」。

藤ヶ谷太輔

1987年6月25日神奈川県生まれ。Kis-My-Ft2として、デビュー15周年の全国アリーナツアー「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2026 fan IS・・・・・・」を開催中。グループの結成日である7月26日にはデジタルシングル「HB2U」をリリースする。

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