多くの高級時計ブランドが参加する世界最大の時計の祭典「ウォッチズ アンド ワンダーズ」が今年もジュネーブで開催された。ここで発表された新作時計の中から、注目作を速報リポート。
※文中すべて、SS=ステンレススチール、WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、Pt=プラチナ、Ti=チタンの略です。
表も透けているのには意味がある
自社でムーブメントまで製造する実力派が、自慢の機構を見せたい!と考えるのは当然だ。ケースバック側からムーブメントを見せるだけでなく、ダイヤル側からも見えれば、より強く実力をアピールできる。そのため今年はダイヤルが透けている時計が多かった。
現代のスケルトンウォッチは見せることを前提にムーブメントを設計し、その表現も含めて考え抜かれているのが特徴。ウブロであればクロノグラフ機構の動きが見えるし、A.ランゲ&ゾーネはパーツが明るく光る。エルメスはダイヤルを馬の形にカットアウトしてブランドフィロソフィを表現し、タグ・ホイヤーは新しいクロノグラフ機構の誕生をモダンなスケルトンで祝う。そしてフランク ミュラーの浮遊するトゥールビヨンはなんと3軸で回転するのだ。
どのモデルも、自慢の機械を心ゆくまで楽しんでほしいという気持ちが、ダイヤルから透けて見えている。
01:HUBLOT|ビッグ・バン リローデッド チタニウム セラミック
昨年20周年を迎えた傑作「ビッグ・バン」を新解釈したモデル。クロノグラフ機構を見せるため、ダイヤルをオープンワークに。
02:A. LANGE & SÖHNE|ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー “ルーメン”
ハーフスケルトンのダイヤルの向こうに、夜光塗料を塗ったメカニズムが光って見える。複雑でありながらロマンあふれる時計が生まれた。
03:HERMÈS|アルソー ミニッツリピーター サマルカンド
ダイヤルを馬の形にカット。歯車を目に見立てるなど、細やかな芸をきかせたミニッツリピーターウォッチ。
04:FRANCK MULLER|ヴァンガード エアロ レボリューション3 スケルトン
3軸回転のトゥールビヨンを搭載。ケースは左右にも窓があり、多方向から鑑賞可能だ。
05:TAG HEUER|タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ
クロノグラフの制御を、新しい機構を開発することでシンプル化。高性能と高精度を実現している。