大人の万年筆は“ベビー”で決まり
四十も過ぎてくると、筆記具もあまり恥ずかしいものを使っていられない。仕事場で立場的に、直筆で一筆添えて…みたいなシチュエーションも増えてきてしまったし。そう考えるとLINEでの業務連絡がデフォルトになってしまった世の中でも、手書きがもつ“威厳”みたいなものは、まだ少し残っているのかもしれないですね。筆記具ブランドの老舗といえば、1906年創業のモンブランですが、ここの万年筆やボールペンを使っているUOMO読者もけっこう多いのでは。アイコンロゴである六芒星の「モンブラン エンブレム」は、アルプスの最高峰・モンブランの雪どけをイメージしたもの。まさに、筆記具の最高峰と言えるブランドです。
その中で、大人におすすめしたい万年筆が、このヘリテイジ ルージュ&ノワール "ベビー"。モンブランの万年筆と言えば、マイスターシュテュックのシリーズが有名ですが、この一本は“ベビー”と名がつくだけあって、コンパクトなサイズ感がとってもイイ。コロンとした見た目が愛嬌たっぷりで、指先にスッと収まるグリップ感も絶妙。店頭のスタッフさんによると「ペン先が少し“しなるつくり“になっていて、書き心地も定評があります」とのことで、確かに先端が紙にやや沈み込むような感触があり、これは万年筆に慣れていない初心者にも非常に書きやすい。インクはカートリッジ式で、使い勝手も抜群。オーセンティックな黒もラインナップがありますが、ちょっとしたアクセサリー感覚で、思い切ってコーラルカラーというチョイスもアリかなと思います。
そして、なんと別売りのレザーのペンループネックレスに装着できるので、本当のアクセサリーっぽく首から下げて持ち歩くこともできる! 装いがどんどん軽くなる夏場には、スタイリングのアクセントに”万年筆“というのもユニークなアイディアかもしれません。
2025年よりUOMOプリント版編集長。実は以前にも8年間UOMOに在籍していた。好きなモノは古いカメラとサウナ。昔はまわりに「面白い趣味ですね!」と言われ盛り上がることもあったが、最近は世間にこすられ過ぎて「あ~みんな好きっすよね」で話が終わってしまいがち…。
Movie&Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:RUI