時機到来、「ビッグフライ」解禁
このシャツの存在を知ったのは、1年半前。ある取材でストラスブルゴのプレスルームを訪れた際に、「もうすぐ、こんなにゆったりしたシルエットのフライを出すんですよ」とサンプルを見せてもらった。仕立てはドレスシャツだけど、シルエットは想像以上にビッグ。フライのイメージをいい意味で裏切る一枚。「発売するタイミングになったら、ぜひ教えてくださいね!」と言って別れた。シャツの企画やこの「エディター推し」など、事あるごとに「もうすぐ発売ですかね?」と連絡してみるものの、「イタリア人、なかなかマイペースでして…」と、サンプルを作ったはいいものの商品化には至っていないという返答。そうしたやり取りを何度か繰り返し、ついにこの春「発売します!」という連絡をもらった。
フライも今までこんなに大きなシルエットを作ったことはなかったらしい。ストラスブルゴの完全別注で、フライの現社長が「コモ湖(イタリア北部のリゾート地)のように美しく大きなシルエットだ」と言ったそうで、「COMO」と名付けたとのこと。着丈は長めなので、タックインするのがちょうどいいのか。このシャンブレーシャツも最高なのだが、ガルダ湖(イタリア最大の湖)にちなんだ「GARDA」とかいう名前で、さらに身幅がゆったりしたモデルを見てみたいなと思ったり…。ただ、ファーストサンプルがあがってから1年半以上を経て商品化に至るとは、イタリアの老舗メーカーと新しいシャツを作るのはなかなか苦労が多そうだ。
ストラスブルゴ カスタマーセンター TEL: 0120-383-563
カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
Photo: Yoshio Kato
Stylist: Takeshi Toyoshima
Composition: Ai Hogami