雨でも雪でも安心。大人が買うべき「ゴアテックスダウン」16選【2025-26年冬】

雨や雪を防ぎながら、内側のムレは外へ。相反する機能を成立させるゴアテックスは、冬のアウターにおける信頼の基準だ。アウトドア由来のタフさに、街で着られる洗練を備えた一着なら、天候を理由におしゃれを妥協する必要はない。悪天候も日常の一部として受け止められる、頼れるダウンを厳選した。

Goldwin｜GORE-TEX Snow Range Down M/L Jacket

ゴアテックス2層構造の表地が雨や雪を確実に遮断し、裏地には軽量なパーテックス カンタムを採用。中綿には高い洗浄技術でダウン本来の性能を引き出すCLEANDOWNを使用し、独自の3D BOX BAFFLE構造によって、軽さと安定した保温性を高次元で両立している。悪天候下でも快適性を損なわない設計だ。

ミドル丈はテーラードジャケットの上からも違和感なく羽織れる計算されたバランス。イタリアCOBRAXのZEROボタンや、顔まわりを細かく調整できるコヒーシブストッパー付きフードなど、細部の完成度も高い。内リブ付き袖口や豊富なポケット配置を含め、オンオフ問わずうれしいディテールが満載だ。

ARC'TERYX｜Therme Down Parka

シンプルなデザインと抜群の耐候性が特徴的なダウン。GORE-TEX ePE素材が高い防水透湿性を発揮しつつ、環境負荷を抑えた製法を採用している点も現代的だ。濡れやすい部位には化繊、体幹部には750フィルパワーのヨーロピアン グレイグースダウンを配し、快適性と保温性を合理的に両立している。

膝下まで届くロング丈が体温を逃がさず安定した暖かさをキープ。2ウェイ仕様のサイドジップが歩行時の可動域を確保し、ストレッチカフや調整式フードも冷気対策に有効だ。タフさの中に品のある佇まいで、ビジネススタイルにも自然に馴染み、都市生活の定番として安心して選べる一着。

FREAK'S STORE ✕ ＋Phenix｜EXCLUSIVE GORE-TEX WINDSTOPPER DOWN JACET LEVEL7

日本発のスキーウェアブランドとフリークス ストアが手を組んだ、別注仕様のダウンジャケット。GORE-TEX INFINIUMが冷たい風を遮りながら、衣服内のムレは効率よく放出する。表地にはリサイクルポリエステルを採用し、700フィルパワーのダウンで軽さと暖かさを両立。価格以上に完成度の高さを感じさせる仕上がりだ。

程よくゆとりを持たせたボックスシルエットは、デニムやカーゴパンツと合わせてもバランスが取りやすい。圧着キルティングでダウンの偏りを防ぎ、隠しファスナーのサイドポケットなど細部も実用的。アウトドアの背景を持ちながら、街着としての扱いやすさがきちんと考えられている点が好印象だ。

Snow Peak｜GORE-TEX Weatherproof Down Jacket

極寒地での使用も想定し、スノーピークが本気で作り込んだハイスペックダウン。GORE-TEX2層素材に900フィルパワー超のポーランド産ホワイトグースダウンを組み合わせ、軽量性と保温性を高次元で両立している。縫い目には完全防水処理を施し、撥水ダウンを採用することで、濡れへの強さも確保した。

止水ファスナーや調整式フード、着脱可能な袖口カフスなど、快適性を高めるディテールが随所に配置されている。胸や内側、ウォームポケットなど収納力も十分で、背面メッシュにはカイロを入れられる実用的な工夫も。専用収納袋付きで携行性も高く、冬のフィールドから街まで幅広く対応する。

Tilak｜Down Lite Jacket

チェコの登山救援部隊にも採用されるティラックが手がけた、ハイブリッド仕様のダウンジャケット。GORE-TEX Windstopper素材が高い防風性と撥水性を発揮し、上質なダウンの保温力を引き出している。要所に配置した化繊パネルがムレを抑え、軽やかな着心地と温度調整のしやすさを両立している。

縫い目を極力排したミニマルなデザインは、アウトドア色を感じさせすぎず街にも自然に馴染む佇まい。パッカブル仕様でコンパクトに収納でき、旅や日常での携帯性も高い。過酷な環境で磨かれた機能性を、主張しすぎることなく日常に落とし込んだ一着で、軽快に着られる点も魅力。

C.P. COMPANY｜OW MED JKT IN GORETEX WINDSTOP

都市生活に特化したメトロポリスシリーズから登場する多機能ジャケット。WINDSTOPPER® by GORE-TEX LABSが高い防風性と透湿性を発揮し、小雨程度なら撥水性も備える。最大の特徴は、着脱可能なインナーダウンを組み合わせた2WAY仕様で、気温や行動に応じてシェル単体でも活躍する柔軟性が魅力だ。

レーザー加工のロゴバッジやヒートシールによる縫製が、テクニカルな表情をさりげなく演出。サイドやバックに配した隠しジッパーポケットは収納力も十分で、調整可能なフードとベルクロ袖口が天候変化に対応する。一着で役割を切り替えられる合理性が、都市生活での頼もしさにつながっている。

Marmot｜Parbat Parka

1990年代に人気を博したアーカイブモデルを、現代の技術で蘇らせたパルバットパーカ。環境に配慮した防水透湿フィルムを組み込んだGORE-TEX素材が、高い防風性と優れた透湿性・耐水性を実現。40デニールのリサイクルナイロンは軽量ながら耐摩耗性に優れ、750フィルパワーのダウンが確かな暖かさを提供する。

タウンユースで映えるシルエットに仕上げながら、アクティビティにも対応するオールラウンドな設計。700g台という軽さは、毎日の通勤から週末の外出まで気軽に羽織れる。逆開ファスナーの採用で足元の動きもスムーズになり、座った時の快適性も向上。懐かしさと新しさを同時に感じられる一着だ。

VEILANCE｜Sorin Down Jacket

真冬の厳しい寒さに対応する、本格派ダウンジャケット。80デニールの3層構造GORE-TEX PRO ePE素材が完全防水を実現し、環境に配慮した製法も採用。ヨーロッパ産グレイグースダウンを適材適所に配置し、湿気がこもりやすい部分には化繊素材を組み合わせた合理的な設計だ。中綿入りフードが顔まわりをしっかり守る。

立体的なリラックスフィットは、中に着込んでも動きを妨げない設計。クリーンで洗練されたデザインは、ハイテク素材の存在を主張しすぎない都会的な佇まいにまとめられている。ユーティリティポケットや内側のセキュリティポケット、ダンプポケット収納も充実し、機能と美意識が過不足なく重なり合う完成度の高さが際立つ。

MIZUNO｜WINDSTOPPER Dhaulagiri Light Down Jacket

1997年、登山家・松原尚之氏がヒマラヤのダウラギリ登頂時に着用したモデルを現代的にアップデート。強風を遮りつつ衣服内の蒸れを逃がす高機能素材を採用し、過酷な環境でも安定した着用感を実現する。650フィルパワーのダウンに、ブレスサーモとリフレクションギアを組み合わせ、効率よく保温性を高めている。

ブラック×カメオブラウンの配色は、アウトドア由来ながら落ち着いた印象で街にも馴染む。背負えるショルダーストラップは、暑くなった際の一時的な持ち運びに便利。計5つのファスナーポケットで収納力も十分だ。フードと裾のドローコードによる調整幅も広く、実用性の高さが日常使いで生きてくる。

Salomon｜PATROLLER GTX DOWN

アルプスの厳しい環境で培われた技術を、都市にも落とし込んだサロモンのゴアテックスダウン。700フィルパワーのグースダウンを部位ごとに最適配置し、2レイヤーのGORE-TEX素材で高い防水性を確保している。雨や雪を防ぎつつムレを逃がすという、相反する性能をバランスよく成立させた設計が特徴だ。

人間工学に基づく立体設計により、腕の動きを妨げない快適な着心地を実現。大容量のカーゴポケットに加え、胸ポケットも備え、収納力は申し分ない。3D調整可能なフードはフィット感の微調整がしやすく、風の強い日も安心して着用できる。動きやすさと実用性を両立した設計が、アクティブな日常を支えてくれる。

NORRØNA｜lofoten Gore-Tex down800 Jacket

バックカントリーの極寒を想定した、ノローナ最高峰のダウンジャケット。GORE-TEX素材を用い、体幹部には800フィルパワーのダウンを125g充填。肘から下には耐湿性の高い化繊インサレーションを配し、濡れやすい部位の保温力低下を防ぐ。ダウンと化繊を使い分けた設計が、厳しい寒さでも安定した暖かさを生む。

ヘルメット対応のストームフードやゴーグル拭き、リフト券用ポケットなど、雪山で必要な機能を網羅。脇下のダブルジップベンチレーションで体温調節もしやすい。取り外し可能なパウダースカートはパンツと連結でき、本格的な仕様が光る。1,000g超の重量も、この防寒性能を考えれば納得できるだろう。

nonnative｜EXPLORER DOWN JACKET NYLON MINI RIPSTOP

クラシックなダウンジャケットの佇まいを、現代的な機能素材で再構築したノンネイティブらしい一着。軽量で引き裂きに強いナイロンミニリップストップの表地に対し、ライニングにはGORE-TEX WINDSTOPPERを採用。風を遮断しながら衣服内の蒸れを逃がす構造で、見た目の印象とは裏腹に、シェル並みのプロテクション性能を備えている。ダウン90％、フェザー10％の高品質中綿が、安定した保温力を支える。

フロントはダブルジッパーとスナップボタンの二重構造で、防風性をさらに高めた設計。座った際も裾がもたつきにくく、下から開けて体温調節できる点も実用的だ。フラップ、サイドファスナー、内ポケットを備えた収納力に加え、裾とフード後部のドローコードでフィット感を細かく調整可能。クラシックな顔つきの内側に、ゴアテックスの機能性をしっかり仕込んだ一着といえる。

DESCENTE ALLTERRAIN｜GORE-TEX HYBRID INSULATED COAT

ダウンと化繊中綿を組み合わせたハイブリッド構造で、快適性を追求したコート。光を熱に変える独自技術HEAT NAVIを中綿と裏地に採用し、寒冷環境でも効率よく体を温めてくれる。表地にはゴアテックスラボ開発の防風素材を使用し、冷気や雨を遮断。保温とプロテクションを同時に成立させた設計が、このモデルの核だ。

通気性の高い隔壁構造のダウンパックに加え、背中心や脇に配したベンチレーションが衣服内の空気を循環させ、ムレを抑える。外気を防ぎながら内側は換気する相反する機能を、無理なく両立している点が秀逸。淡いアイスグレーの色調も相まって、都会的な佇まいに仕上がり、日常の装いにも自然に溶け込む。

AIGLE｜Down hood jacket Aigle Experience by Études

ストームブルーの深い青が目を引く、エーグルとエチュードのコラボレーション。パリを拠点とするアートディレクターが手がけ、キルティングパターンとボリューミーなシルエットが個性を主張する。風を遮りつつ透湿性も備えたGORE-TEX LABS素材を採用し、機能面でも妥協がない。再生素材の採用も現代的な選択だ。

コードロック付きフードで顔まわりの調整が自在で、ハンドウォーミングポケットが手元を温める。内ポケットはジップ付きで、貴重品の携帯も安心。スノースカート付きのスナップボタンとインナーカフが雪や冷気の侵入を防ぎ、両開き撥水ジップは座った時も快適。細部まで配慮された設計が、日常使いの信頼性を高めている。

DESCENTE ALLTERRAIN｜MIZUSAWA DOWN JACKET "GORE-TEX ENDEVOR"

水沢ダウンの新作ジャケットは、リサイクルナイロンを使ったコットンライクな風合いが新鮮だ。GORE-TEX素材の防水性はそのままに、ナチュラルな質感が街着としての親しみやすさを高めている。熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工で縫い目から水が染みる心配もなく、雨の日も気兼ねなく着られる。

フードのパラフードシステムは、雨や雪が溜まらないための工夫。フロントのデュアルジップベンチレーションは2列のジッパーとメッシュで熱気を逃がし、蒸れにくさを確保する。袖先のスナップボタンでフィット感を調節でき、温度変化にも対応可能だ。機能美と着心地のよさが、日常のあらゆるシーンを快適にしてくれる。

THE NORTH FACE｜Alteration Baffs Jacket

たっぷりとしたバッフル感がありながら、落ち着いたトーンで大人っぽく着られるダウンジャケット。リサイクルタスランナイロンのマットな質感に、パッカリングのシワ加工を効かせ、スポーティになりすぎないバランスに仕上げている。裏地にはGORE-TEX WINDSTOPPERの2層構造を採用し、風の侵入を防いでくれる。

フロントはダブルフラップ仕様で冷気をシャットアウト。ダウンをたっぷり封入した大きめのフードは、ドローコードで好みのフィット感に調節できる。ボリュームのあるシルエットなのに重たく見えないのは、色味とディテールの工夫あってこそ。幅広い年代が着られる懐の深さも魅力だ。