嗅覚に喜びをもたらすパーソナルフレグランス
力強さを象徴するウッディなノートも、知性を感じさせるスパイシーなアクセントも、すべては「個」を表現するためのエッセンス。既成概念に囚われることなく、性別という枠組みを脱ぎ捨て、嗅覚に喜びをもたらし、自身の内面と響き合う香りを。
イソップのフレグランスは、あえて定義されないことを選ぶ、現代の探求者のためのコレクション。伝統的な香水のルールに縛られることなく、植物由来の成分とサイエンスが融合した香りは、まとう人の肌の上で、その人だけの物語を紡ぎ始める。
定番|タシット
「タシット(Tacit)」とは、言葉にせずとも伝わる“暗黙の”という意味。その名の通り、このフレグランスはまとう人のパーソナリティを静かに、しかし確信を持って引き立てる。
親しみやすいユズのシトラスノートから始まる香りは、バジルの清々しいグリーンへと移ろい、都会的で凛とした知性を演出。肌をなでる風に溶け込むような爽快感、過度な装飾を排したそのクリーンな佇まいは、ビジネスシーンにおいても相手に心地よい信頼感と、洗練を印象づけてくれるに違いない。
新作|アバヴ アス、ステオーラ
ステオーラとは、古英語で“星”を意味する言葉。頭上に広がる無限の夜空と、その圧倒的な静寂からインスピレーションを得た香りは、スパイシーなバルサミックノートが効いたモダンなアンバーフレグランス。
フランキンセンス・ラブダナム・バニラビーンといった緻密な香料の組み合わせが、まるで星座のようにアンバーの香気を浮かび上がらせ、その星間を流れ星のようにカルダモンが鮮烈に駆け抜けていく。他者に惑わされず自分の道を歩む人を新しい場所へと誘う、極めて知的でエネルギーを感じられる香り。夏は、眠る前にルームフレグランスとして使うのもおすすめだ。
プレスおすすめ|オルナー
古代スカンジナビア語で“装飾される・花々で飾られる”といった意味の動詞に由来する「オルナー」。その名に反したかのような、優美さに強靭さが交差する凛々しいフローラルノートが斬新な1本。
みずみずしいシトラス×グリーンスパイスで幕を開け、香りのメインに据えたのはマグノリアリーフ。花ではなく葉を使い、青く爽やかな芳香をのぞかせることで、従来的な花の香りに異論を唱える点が実にイソップらしい。甘さに寄りすぎないその移ろいは、大人にふさわしい洗練された印象。静かな個性と自信をさりげなく引き立てる香りは、オフィスにはもちろん、気持ちを整えたい朝にもぴったりだ。
Photos: Naoki Seo
Composition & Text: Chihiro Harada