2026.07.11
最終更新日:2026.07.11

1位はヴァンズ「オーセンティック」まさかのハイカット。大人が買うべき新作スニーカーBEST5【2026年7月】

2026年6月に連載「大人がこのスニーカーを買う理由」で紹介した新作を、アクセス数が多かった順にあらためてご紹介。大人が「本当に欲しい」スニーカーがわかる!

BEST5:SANTHA|SANTHA MODEL1

SANTHA|SANTHA MODEL1
スニーカー¥51,700/サンタ(エーアンドエス)
SANTHA|SANTHA MODEL1
SANTHA|SANTHA MODEL1

90年代のスケートカルチャーの空気を纏う注目作

「ソフが運営するスニーカーショップ・エーアンドエス(A+S/Architecture and Sneakers)は、スポーツメーカー以外にも、例えば韓国の新進気鋭のユニークなブランドや、ラグジュアリーブランドの知る人ぞ知るスニーカーをピックアップしていて、チェックしているといろいろな発見があります。そこで出合ったのがこのサンタ(SANTHA)。イタリア発のスニーカーブランドです。

メゾンのシューズのようなルックスが印象的な『サンタ モデル1』は、90年代のスケートシーンにインスパイアされたようなデザイン。当時の名品やトレンドをうまく吸収して今のムードで巧みに表現しています。ホールド感を高めるサイドのスエードパネルには、タオルのように肌ざわりのいい上質な素材を使うなど、つくりのよさも魅力です。

シュータン部分にプリントされた“Not for Skate”というワードが物語るように、あくまでデザインとしてスケートカルチャーを取り入れ、ラグジュアリーな素材やモダンなカラーリングでファッションとして成立させている。イタリアでハンドメイドされているという背景も、アスレチックブランドとは一線を画すポイント。本国ではチェッカー柄のスリッポンなども展開していて、個人的に注目しています」(小澤)

BEST4:THE NORTH FACE|HEDGEHOG RVST

THE NORTH FACE|HEDGEHOG RVST
スニーカー¥27,500/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)
THE NORTH FACE|HEDGEHOG RVST
THE NORTH FACE|HEDGEHOG RVST

懐かしくて新しいリマスターモデル

「ザ・ノース・フェイスの展示会でこのヘッジホッグ RVSTを見たとき、90年代にこの手のトレッキングスニーカーをショーツに合わせて履いていたなと、懐かしい気持ちになりました。そうしたら先日、偶然電車の中でこのシューズを太いチノショーツに合わせている若い男性を見かけて。自分の時代とはボトムスの丈感やシルエットこそ違いましたが、何だかほほえましかったです。

ヘッジホッグ RVSTは2006年に出たヘッジホッグを現代的にリマスターしたモデル。ヴィブラムXS-トレック ラバーアウトソールを搭載していますが、山用ではなく街履き用にアレンジされています。3色展開の中でも、このカーキストーン×TNFブルーが個人的な推しカラー。90年代にはこんな配色のアウトドアシューズがさまざまなブランドから発売され、ヒットしていました。

少しいなたさのあるデザインだから、この年齢で街履きするならアウトドアとかアメカジの文脈にひっぱられないことが大事。もうショーツも避けたほうが無難だし、ドレッシーなスタイリングの外しにするのもコントラストききすぎです。ベージュのチノパンや旬の茶系パンツに合わせて、品よく調和させて履くのが一番だと思います」(小澤)

BEST3:COLE HAAN|BROWER 4-EYE LOAFER JAPAN LUXE EDITION

COLE HAAN|BROWER 4-EYE LOAFER JAPAN LUXE EDITION
シューズ¥37,400/コールハーン(コール ハーン ジャパン)
COLE HAAN|BROWER 4-EYE LOAFER JAPAN LUXE EDITION
COLE HAAN|BROWER 4-EYE LOAFER JAPAN LUXE EDITION

デニムに合わせたくなる“いい”ブラウン

「コールハーンは大人向きのハイブリッドなスニーカーが多いイメージでしたが、クラシックな薄底のデッキシューズがラインナップされていたので気になりました。素材などをアップグレードした日本限定モデルだそうです。見た目、ほぼ革靴なんですが、スニーカーのつくりをベースにしたハイブリッド仕様とのことで、今回ピックアップしました。

モデル名も“デッキシューズ”ではなく“ローファー”と謳っているように、80~90年代にブレイクしたコールハーンのローファーを彷彿とさせる、トラッドな空気感をまとった一足。少し赤みのあるブラウンレザーや革紐も今の気分に合います。

90年代っぽい色落ち感のあるインディゴカラーのジーンズに合わせて、カジュアルに履いてみたいと思いました。革靴というとどうしてもブラックを選びがちなところを、アメリカンクラシックなブラウンで合わせたらいつもと違う雰囲気が出てよさそうです」(小澤)

BEST2:Reebok for BEAUTY&YOUTH|CLUB C 85 VINTAGE

Reebok for BEAUTY&YOUTH|CLUB C 85 VINTAGE
スニーカー¥20,900/リーボック フォー ビューティーアンドユース(ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店)
Reebok for BEAUTY&YOUTH|CLUB C 85 VINTAGE
Reebok for BEAUTY&YOUTH|CLUB C 85 VINTAGE

異素材ミックス&アノニマスなムードが絶妙

「ローテクスニーカーの中でも、ぶっちぎりの履き心地のよさを感じているクラブシー。今シーズンはビューティー&ユースから、すごくミニマルなクラブシー 85 ヴィンテージの別注が出ています。一見シンプルですが、アッパーはサテン、スムースレザー、スエードと3種類の素材を組み合わせていて、それがまた“さりげない”ところがいいなと思いました。

そして何よりウィンドウのロゴとユニオンジャックをリフレクター仕様のシルバーでなじませているのがポイントです。クラブシーはこの色を変えるだけでだいぶ印象が変わるんです。ビューティー&ユースの別注ではアッパーと同化する色を選ぶことで、アノニマスな雰囲気を演出しているところが秀逸。ある意味、ソリッドなコンビネーションで名品ならではの存在感や魅力を高めています。

それからこの別注には2色の替え紐が付いています。アウトドアコード調の丸紐で、水色とオレンジという夏らしいカラーリング。最近、ハイブランドでもこうしたクラシックなモデルに丸紐を合わせて、アウトドアなニュアンスを差す提案が増えています。そんなキャッチーさを取り入れているのも、ビューティー&ユース別注らしいです」(小澤)

BEST1:Vans|Authentic Hi 2.0

Vans|Authentic Hi 2.0
スニーカー¥8,800/ヴァンズ(ヴァンズ・ジャパン カスタマーサポート)
Vans|Authentic Hi 2.0
Vans|Authentic Hi 2.0

60周年の節目にハイカットが登場

「今年はヴァンズのオーセンティックが60周年ということで、いろいろなバリエーションが登場しています。中でもつい先日発売されたハイカットは、なかなかの変わり種です。オーセンティックのよさはあの短靴ならでは丸っこいフォルムだと感じていました。でもこのハイカットを見たとき、素直に『けっこういいじゃん』と思えたんです。

バランスも意外によく、普通に履ける気がしました。スケートやサーフのカルチャーのニュアンスは表現できませんが、ファッションとしてオーセンティックを履いていた層には、スマートな“飛び道具”として受け入れられそうです。見た目があっさりしているから、キャンバスのハイカットスニーカーとしても取り入れやすい。

このハイカットはこの先もいろいろなバリエーションが登場するそうなので楽しみです。これまでのオーセンティックに取って代わることはありませんが、ファッションのナチュラルなスパイスとして取り入れると、“センスのいいスニーカー”に映るんじゃないでしょうか」(小澤)

小澤匡行プロフィール画像
エディター
小澤匡行

「足元ばかり見ていては欲しい靴は見えてこない」が信条。近著に『1995年のエア マックス』(中央公論新書)。スニーカーサイズは28.5㎝。

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