2024.05.30

【京都なのに出歩かない】話題の「シックスセンシズ 京都」に2泊3日、こもってみた【自分勝手な週末旅】

自然派ラグジュアリーホテルの最高峰、シックスセンシズが4月23日に満を持して日本初上陸。その理念を象徴する独創的なウェルネスとサステナビリティを早速体験した。

京都・東山|SIX SENSES KYOTO(シックスセンシズ 京都)

デラックスガーデンキングルーム

デラックスガーデンキングルーム

こもるのにちょうどいい42㎡の部屋はテレビが絵画で隠されており、デジタルデトックスにもいい。宿泊した「23号室」のテラス前には大きな桜の木が。新緑も気持ちいいが、来春にはきっと同館随一の特等部屋になるはずだ。

シックスセンシズ スパ 京都

シックスセンシズ スパ 京都

ウェルネス プログラム「スリープ」に組み込んだ「サウンドジャーニー」。心地よい音の振動で気づけば深い眠りに落ちていた。

アルケミーバー

アルケミーバー

天然由来の材料を用いた手作り体験ワークショップでは知識豊富なアルケミストと一緒に必要なスキン&ボディケアアイテムを作れる。

「ワッツ/水中ボディワーク」専用プール

スパにはドライサウナとミストサウナが併設された広い浴場のほか、「ワッツ/水中ボディワーク」専用プールやジムも完備している。

バイオハック リカバリー ラウンジ

スパ内にある最先端機器を活用して疲労回復を図る専用エリア「バイオハック リカバリー ラウンジ」にてテックのチカラにも頼る。

オールデイダイニング「節気」

オールデイダイニング「節気」

シェフお任せの5品のディナーコース(¥15,800)より、鰆とキャベツのジョスパーグリル。
TEL:075-531-0732(レストラン直通)

カクテルバー「ナインテイルズ」

カクテルバー「ナインテイルズ」

アメリカで考案されたカクテル、ジャパニーズスリッパーに柚子ジンで深みを加えたシグネチャー・柚子デイジー(¥2,300)。

ハーブガーデン

客室から見えるハーブガーデンには、瞑想のための散策路が用意されている。今後、ここで採れたハーブがホテル内で供される予定。

ロビー

街の中心部であるにもかかわらず自然とのつながりを感じられるロビーでは、特別に製作した風情のあるアロマの香りでお出迎え。

最新の最高級ホテルで
1カ月分くらい寝た

 相変わらず観光客でごった返す京都駅で優越感に浸っていた。だってこの旅は人混みとは無縁なのだから。最高級リゾートホテルブランドとして名高いシックスセンシズが、ローマに次いで世界2番目のシティタイプホテルを京都につくったと聞きつけ、早速開業2日目からこもってみることにした。

 平安時代から着想された優雅で洗練された客室に圧倒されるが、ここの売りはなんと言ってもほかにはない伝統と科学を融合したユニークなスパ。「シックスセンシズ・インテグレーテッド・ウェルネス」という包括的な理念のもと、心身が自然と調和したいい状態へ導くシックスセンシズ スパ 京都。血圧や心拍数など細部にわたりコンサルティングを行うウェルネス スクリーニング(15分無料)で、ゲスト一人一人に必要な滞在期間中のプログラムを提案してくれる。担当編集は概ね健康な状態ながら、睡眠不足による心身の疲労を指摘され、良質な睡眠をとるためのプログラム「スリープ」(2日間¥78,200〜)を受けることに。

 案内されてトリートメントルームに入ると大きな銅鑼にビビる。まずはマッサージかと思っていたら、床にあお向けになって「サウンドジャーニー」が始まった。静寂の中、独特の音振動だけが文字どおり体内全体に響き渡り、深層から浄化されている感覚に。気づけば驚くほど深い眠りに落ちていた。こんな無の境地は初めてだ。スパ内のアルケミーバーでは快眠へと誘うバスソルトを自分で作る。滞在中はラベンダーやフランキンセンスの香りでリラックス。さらにこういった感覚的なメニューだけでなく、最先端技術もしっかり取り入れているのがスゴイところ。「バイオハッキング」では見たことのないブーツに足を通し、空気圧で血行が促進され、赤色LEDマスクで顔の血色もアップ。軽すぎる足取りでサウナ付きの浴場で汗を流した。

 オールデイダイニングは持続可能な方法で栽培された地産の野菜が主役。食材を根から茎まで無駄なく使い、調理方法でもサステナビリティを実践している。どれだけ食べても罪悪感を感じないおいしさ。食後は昔の薬局をイメージした内装のカクテルバーで一杯。

 部屋に戻り「スリープ」の続き。リング型睡眠計測デバイスとアプリの連携で寝ている間に「睡眠トラッキング」を実行。呼吸数から寝返りの数までデータを記録して、翌日にフィードバックを行うという流れ。ちなみに客室のベッドも普通じゃない。ハンドメイドによる特注オーガニックマットレス、温度調整枕でこのうえない安眠環境が整っている。テレビも絵画で隠されており、快適な眠りを邪魔するものはもはや何もなかった。

 翌日。こんなに目覚めのいい朝はいつぶりだろうか。それでも僕は出かけない。ただ食べて寝るだけの京都旅、それ自体が夢のようだった。

シックスセンシズ 京都

期間限定のオープニングキャンペーンを実施中。詳しくはwww.sixsenses.com/kyotoにて。
*日本語のウェブサイトは5月下旬公開予定。
京都府京都市東山区妙法院前側町431
TEL:075-531-0700(代表)
チェックイン15時、チェックアウト12時
1泊1室¥150,000~
インスタグラム:@sixsenseskyoto

※掲載情報は2024年4月時点のもので、予告なく変更される場合があります。

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