2020.02.20

【俺たちの自宅LOVE!】好きなものを美しく調和させた、ヴィンテージマンションの1室

大人が求めるべき家づくりのヒントがここにある! 築50年のヴィンテージマンションに好きなものを集めて心地良い空間を作った、クラスカ ギャラリー&ショップ“DO”のディレクター大熊さんのお宅にお邪魔した。

大熊健郎さんTAKEO OKUMA 50歳/CLASKA Gallery & Shop “DO” ディレクター 東京都目黒区 65㎡ 夫婦+子ども1人 1969年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、イデーを経て、2008年よりライフスタイルショップ「CLASKA Gallery & Shop “DO”」の統括責任者兼ディレクターを務める。

好きなものが美しく調和した家

【俺たちの自宅LOVE!】好きなものを美の画像_1
好きなものが美しく調和したリビングの壁。フィリップ・ワイズベッカー、エリック・ホグラン、古賀充、澄敬一などの作家ものもあれば、おそらくオランダの誰かが日曜大工でつくったと思われるハムスターケージなど、アノニマスなものも並ぶ。

「ある程度、雑然としていたほうが落ち着くんですよね」と話す大熊さんが暮らすのは、築50年のヴィンテージマンション。そのリビングの壁には、古今東西さまざまなアートピースや民芸品などが隙間なく並べられている。モノが多く、一見するとにぎやかだが、好きなテイストが共通し、さらに色や素材のバランスなど、全体の調和を意識してディスプレイしているため、不思議と窮屈な感じはしない。

「モノ好きではあるんですけれども、ただ集めてしまっておく感覚はなくて。自分が好きなものは身近に置いておきたいから、異なるものをどういうふうに組み合わせて、全体の雰囲気を自分好みにしていくかを考えるのが好きなんです。小さい子どもがいるので、今後は子ども関連のものも増えていくと思いますが、僕自身はあまり気にしていなくて、それも含めてどういう空間にしようか考えるのが楽しみです」


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ガラス窓の向こうは、入居時にリノベーションした際、リビングの一角につくった趣味部屋。現在は、奥様の作業部屋となっている。
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幼い頃に習っていたが、途中で挫折したピアノを数年前から無性に弾きたくなり、古いYAMAHAのアップライトピアノを購入した。

Photos:Shota Matsumoto
Composition&Text:Masayuki Sawada

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