【テント編】現場で試してみた。キャンプギア出張レビューPART.1
購入したはいいものの実際にフィールドで使ってみると、「思っていたのと違う」とイメージとのギャップがあることも。そこでキャンプの達人二人と未経験者が実際にキャンプ場で使用感を徹底的に調査した。
【テント編】現場で試してみた。キャンプギア出張レビューPART.1
購入したはいいものの実際にフィールドで使ってみると、「思っていたのと違う」とイメージとのギャップがあることも。そこでキャンプの達人二人と未経験者が実際にキャンプ場で使用感を徹底的に調査した。
私たちが試しました!

猪野正哉さん/アウトドアプランナー
キャンプ歴5年。アウトドアプランナーであり“焚き火マイスター”としても知られる存在。年間100日は焚き火をしている強者。

近澤一雅さん/スタイリスト
キャンプ歴12年。関連メディアに引っ張りだこの、阪神タイガース大好きスタイリスト。年の半分はキャンプ場に滞在している。

秦拓也さん/BEAMS プレス
キャンプ歴ゼロ。ビームスのプレスとして多忙のなか参戦。初心者目線で、キャンプ場でのワーケーションを想定してレビュー。
TENT

キャンプでは間違いなくテントがメインアイテム。居住性が最も大事だが、見た目も超重要。
ABIG AGNES

Model:Wyoming Trail4
Weight:9.92㎏
Size:W617㎝×H178㎝×D229㎝
名品復活でザワザワしてます(近澤)

2012年に初期型が発売された後、廃番になるも大幅にアップデートされて復刻した元祖大型前室テント。広いリビングは雨を避けるだけでなく、食事をはじめ自由に使用可能。バイクでのキャンプツーリングでは車庫としても役立つ。¥137,500/ビッグアグネス(ケンコー社)

一見、設営が大変そうだけど、ポールを通していくだけで完成形が見えてくるので、初心者でも手を出しやすいと思う。収納袋はバックパック型という珍しいタイプ。持ち運び時に両手が空くので、荷物を余分に持てて便利。(猪野)

中央にリビングがあるスタイル。テーブルとチェアを置けば団欒の場に。わざわざタープを張らずともワーケーションスペースなどとして機能する。
BCrua Outdoors

Model:CULLA
Weight:6.68㎏
Size:W203㎝×H122㎝×D132㎝
これがあれば寝袋はいらない(猪野)

2015年に設立されたアイルランド発のアウトドアブランド。この中綿入りインナーテントは暖かいのはもちろん、従来のテントではなかなか実現できなかった遮音性、遮光性にも優れている。タープとの組み合わせを推奨。¥99,000/Crua Outdoors(オールインオール)

なんだかんだ秋冬のキャンプではテントの防寒を考えなくてはいけないので、こういうものを待ちわびていた。湖畔などでは夏でも肌寒いから年中出番があるはず。空気入れで設営できるので初心者にもおすすめ。(猪野)

遮光性が抜群なので、朝日がまぶしくて目を覚ますことがなく、熟睡できる。ただでさえ慣れないうちはテントでの快眠は難しいため、寝床を充実させたい人にはピッタリ。高価だけど、そのぶんの効果は確実にあるはずです。(近澤)

組み立てはポールではなく、専用ポンプで2カ所から空気を入れるだけで完成する簡単設計。自立タイプかつ小型なので移動しやすくテント内で用いることもできる。
CZANE ARTS

Model:LOLO
Weight:17㎏
Size:W530㎝×H285㎝×D435㎝
テントの中で背伸びできる!(秦)

2018年に長野県松本市で創業したメーカーの大型テント。このワンポール+フレームワークの組み合わせは、新しいスタイルのテントとして発売前から注目されていた。キャンプ場でも目立つデザインと、大人4人が快適に寝られる広々としたスペースがウリ。¥149,930/ゼインアーツ

まるでアートのような造形美に見惚れて、外からずっと眺めていられる。また、デッドスペースがないようにうまく設計されており、テントの中の広さには驚かされました! ただ組み立ては慣れるまで結構大変かも。(秦)

メッシュパネルが広範囲に完備され、閉鎖感なく景色を眺めながらのんびりできる。初めのうちは組み立てに手こずるかもしれないが、それはどのテントも同じ。何回も立てることで勝手がわかってくるのも楽しみの一つです。(近澤)

リビングスペースはテーブルを囲むように4人座っても狭さを感じさせない。普段、テント+タープを組み合わせている人はこのテントだけで代用できる。
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Photos:Kanta Matsubayashi
Hair&Make-up:KEIKO
Stylist:Kazumasa Chikazawa
Composition&Text:Masaya Ino
二世帯住宅ならぬ、二世帯テント。両サイドが寝室になっていて、プライバシーをしっかり確保できるのがうれしいですね。家族やカップルでも寝相やイビキって気になるもの。これなら別々で寝られるから安心。(近澤)