岩佐貴之さん

本業 大手IT・人材企業

大学院在籍時から個人で事業を開始。卒業後は大手IT企業でメディアや投資を担当。副業だけでなく、朝活運営やタウン運営なども行っている。

副業

シェアハウス運営、進学コンサルタント


岩佐さん、副業ってぶっちゃけ稼げますか?

「けっこう大変なので、もう少し増えたらうれしいです(笑)」



普段は大手IT企業で働く岩佐貴之さん。副業は6年ほど前から始め、現在はシェアハウスの運営とオンラインでのコンサルタント業を行っている。

「シェアハウスは今、部屋を二つ借りて運営しています。一つは友人とやっているのですが、部屋の所有者から賃料を上げたいと言われ、そうなると利益が見込めなくなるので、撤退しようか悩んでいるところです。もう一つは親とやっていて、親が建てたマンションの1室を借り上げてシェアハウスにしています。これまでに40人ほどの方たちに入居していただいたのですが、シェアハウスをやっていてよかったなと思うのは、入居者の方たちと交流が生まれ、コミュニティが広がっていくことですね。ただ、運営はけっこう大変で、苦労のわりに収入は少ない気がするので、もう少し利益が出るといいなと思っています(笑)」

そして、オンラインでのコンサルタント業は、主にスポーツ推薦に関する進学相談だという。

「僕自身、サッカーをやっていて、高校・大学でコーチや監督をやっている知り合いも多く、スポーツ推薦等に詳しいんです。その件でたまたま友人から相談を受けて、われながら的確なアドバイスができたので(笑)、SNSとかでちょっとずつ宣伝していたらフォロワーがついて。昨年から基本的にずっと在宅勤務なので、本業の合間にオンラインで相談に乗っています。料金は1回数千円で、今後は成功報酬みたいなプランも考えていくつもりです。もちろん副業で利益が出たらいいんですけど、それ以上に自分のスキルを生かしてコミュニティが広がっていくことにやりがいを感じています」


1 副業を始めるときに大変だったことは?

シェアハウスは隣人からの理解を得るのが難しく、物件探しに難航しました…。



2 就業形態は?

本業のスキマ時間を副業に充てています。



3 副業で得ているものは?

毎月ちょっとした贅沢ができる収入。さまざまな人間関係の構築は人生の宝です。



4 副業を始める人にひと言

自分の趣味や好きなことを副業にするといいと思います。好きだからこそ、追求意欲が高まって、楽しく副業できます。


現在、シェアハウスを2軒運営している。そのうちの1軒は、両親が建てたマンション(写真)の1室を借りてシェアハウスに。



植田拓也さん

本業 JT インターナショナル

大学院卒業後、日本マクドナルドに入社。ヘイコンサルティンググループ、BATJ、JTを経て、現在はJTの子会社であるJT インターナショナルに出向。

副業

ベンチャー企業の人事企画


植田さん、副業とはずばり何ですか?

「副業≠仕事。副業=勉強の時間です」



スイスのジュネーブにあるJT インターナショナルで人事の仕事をしながら、副業で日本のベンチャー企業の人事企画の仕事を請け負っている植田拓也さん。始めたきっかけは、会社の看板ではなく、自分の名前でどれだけ仕事がもらえ、どれだけ結果が出せるのかを知りたいと思ったから。いざやってみると、副業での経験が本業に還元されることも多く、予想以上の成果を実感しているという。

「スピード感や仕事の緻密さが異なるので、より多角的な観点で取り組むことができるようになりました。また、本業と副業で成果の出やすさやそのタイミングが異なるので、まいた種がどんどん芽生えていくように次々と成果が表れる感じがあって、常にモチベーション高く仕事に向かうことができる点もよかったです」

大変なのは、時間の管理だ。

「海外赴任している関係上、時差がありますし、副業の仕事はフルリモートとなります。本業もけっしてラクなわけではなく、むしろかなりハイプレッシャーな中で働いているので時間の管理は大変です。だから、これは私の場合ですが、副業を仕事ととらえるのではなく、自らの勉強の時間だと考えることにしています。そうすることで、本業と気分を切り替えて取り組むことができ、結果的にあまり疲れを感じずにすんでいます」


1 副業を始めるときに大変だったことは?

本業の同僚や上司からの理解。まずはそれが大事です。



2 就業形態は?

副業は週8時間程度。小分けにして実施。



3 副業で得ているものは?

いちばん大きいのは、自社とは異なるフィールドで働く経験だと思っています。



4 副業を始める人にひと言

最初は収入を目的とせず、自分の経験の足しにすることを目的に始めてみると、結果的に収入もついてくると思います。


平日は本業が終わった後、20時以降の数時間が副業タイム。難しい場合は土日に。クライアントとの打ち合わせは週に1時間程度リモートで行っている。


Illustration:Yuta Morizaki
Composition&Text:Masayuki Sawada