大橋秀平さん

本業 神戸市 PRプランナー

大学卒業後、ラルフ ローレンに入社し、メディアPRを担当。その後、PR代理店、外資系スタートアップ企業の広報を経て、2019年より現職。

副業

企業の広報・PR


大橋さん、公務員なのに副業してるんですか?

「週3で公務員をしながらフリーの広報PRをしています」



神戸市役所のPRプランナーとして週3日働き、それ以外は副業として個人で契約した企業のPR業務を手がけている大橋秀平さん。

「新卒で入社したラルフ ローレンでメディアPRの仕事を担当して以来、ずっと広報業務を専門にやってきました。今の職場はスキルアップを考えて転職先を探していたときに求人サイトで見つけて、縁もゆかりもない土地でしたけど、公務員になるのも面白いかなと思って応募しました。ただ、週3日の勤務と決まっていたので、収入面を考えると副業はしないといけない。前職の会社では副業が認められていたのですが、そのときに個人で始めたPRの仕事を今も副業として続けている状況です」

副業を始めたきっかけはちょっとした腕試しだったという。確定申告などの事務手続きは最初苦労したが、ひととおり経験して個人でも仕事を回していく自信はついた。現在は3社と契約。市役所での仕事がきっかけで、兵庫県内の企業とのつながりもできるなど、着実にステップアップしている。

「最初は自分のスキルを生かして何ができるんだろうという単純な興味でしたが、やりたいことをやるためにはいろいろな手段をとっていったほうがいいので、その点でも副業は間違いなくプラスです。いずれは自分で会社を立ち上げられたらいいなと思っています」


1 副業を始めるときに大変だったことは?

タイムマネジメント。本業をおろそかにできないのでプレッシャーに感じました。



2 就業形態は?

本業は週3日。それ以外が副業です。



3 副業で得ているものは?

スキル、経験値、人脈に関しては、間違いなくアップしたと思います。



4 副業を始める人にひと言

まったくの異業種ではなく、今までのキャリアを生かせる仕事に就いたほうが無理がなくていいと思います。


副業として現在3社の広報業務を受託。そのうちの一社、株式会社くさかんむり(神戸市)では、伝統的な建築技法である茅葺きのプロモーションを手がけている。



幸田 彗さん

本業 人材コンサルタント企業

大学3年時に鍼灸の専門学校とダブルスクールを開始。卒業後は開業し、治療をする傍ら鍼灸専門学校の教員も務める。その後、2020年より現職。

副業

鍼灸師


幸田さん、副業の目的は何ですか?

「鍼灸の技術を錆びつかせないために」



現在、人材コンサルタント会社に勤務する幸田彗さん。もともとの本業は鍼灸師だったが、昨年4月に今の会社に転職し、鍼灸師が副業となった。

「昨年度までは鍼灸師としての仕事がメインで、自宅で開業して治療したり、鍼灸の専門学校で教員をやっていました。ただ、その中で僕も人事面にかかわっていたこともあって、一度人材ビジネスを勉強してみたいなと思うようになったんです。そんなときにたまたま今の会社からお話をいただいて、それで本業を切り替えることにしました」

とはいえ、せっかく身につけた技術である。錆びつかせるのはもったいない。

「これまで培ってきた鍼灸の技術は伸ばしていきたかったので、副業として続けることにしました。幸い本業のほうが時間の融通がきくため、スケジュールを調整してあいた時間に入れる感じです。今はあまりできていませんが、理想は週3日くらいやれたらいいなと」

人材コンサルタントの仕事も、鍼灸師の仕事も、一見すると関係ないように見えるが、人とコミュニケーションをとるという点では共通点が多いと幸田さん。

「どちらの仕事も楽しいですし、副業があることで気分転換にもなっています。すごくいいバランスでできているなと思います」


1 副業を始めるときに大変だったことは?

ちょうどコロナ禍で始めたので、円滑にはいかなかったです。



2 就業形態は?

本業があいた時間に入れています。



3 副業で得ているものは?

鍼灸の技術向上もそうですけど、本業の気分転換にもなっています。



4 副業を始める人にひと言

お金目当てで始めるとあまりうまくいかない気がします。何を目的に行うのかというマインドセットが大事なのかなと。


鍼灸の仕事で使う鍼とお灸。訪問治療のときはこれを持っていく。鍼灸師といえば白衣のイメージがあるが、幸田さんは動きやすいジャージを着るという。


Illustration:Yuta Morizaki
Composition&Text:Masayuki Sawada