ガラパゴスな進化を遂げた、ナニワの新ソウルフード「大阪スパイスカレー」が空前のブーム。ホールスパイスを中心に、オリジナルのダシを混ぜるなど、従来のカレーの概念を覆す。そんな“ナニワカレー”の真髄に、ファッション業界随一の食通である梶原さんと共に迫る！
一皿め 創作カレー ツキノワ
話題の“和ダシ”カレーの人気店。カレーは京都の老舗、うね乃の昆布やかつおを使用したダシが縁の下の力持ちに。「和ダシカレーにも二つあって、ダシの味がよくわかる店と、主張しすぎず旨味として使われている店がある。ここは後者でボク好み」。仕上げに加えたクミンやチリ、独特の苦味のあるアジョワンが刺激的なチキンカレー￥800（税込み）。
創作カレー ツキノワ
住所：大阪府大阪市中央区南久宝寺町1の1の3 KT船場ビル2階
TEL：06-6265-8336
営業時間：11時30分～15時30分（L.O.） ※売り切れ次第終了
不定休
二皿め ボタニカリー
毎朝10時から整理券が配布されるほどの人気店。名物のボタニカリーは、鶏ガラスープと数種類の野菜を煮込んだスープをベースに、鶏ひき肉を使ったキーマカレー。この日の野菜の副菜は、ブロッコリーのサブジ（炒め煮）や豆のパテなど10種類以上！「副菜を混ぜて味を変えて楽しみます」。16種類のスパイスが口の中で広がるボタニカリー￥980（税込み）。
ボタニカリー
住所：大阪府大阪市中央区瓦町4の5の3 日宝西本町ビル1階
TEL：非公開
営業時間：11時～15時30分 ※売り切れ次第終了
定休日：日曜、ほか臨時休業あり
（UOMO2017年11月号掲載）
梶原由景 YOSHIKAGE KAJIWARA
クリエイティブディレクター。LOWERCASE代表。
ファッションブランドのディレクションなどを手がける一方で、食に関する知識も幅広い。
Photos：Go Tanabe
Composition&Text：Junko Amano
Movie&Edit：Kosuke Arakawa
Composition&Text：Junko Amano
Movie&Edit：Kosuke Arakawa
